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公開番号2024040442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2024020450,2020161136
出願日2024-02-14,2020-09-25
発明の名称フェリチン測定試薬
出願人デンカ株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G01N 33/545 20060101AFI20240315BHJP(測定;試験)
要約【課題】高濃度のフェリチンを正確に測定するための測定試薬及び方法の提供。
【解決手段】肝臓由来フェリチンを標準液原料として用いることを特徴とするフェリチン測定試薬及びフェリチン測定方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
肝臓由来フェリチンを標準液原料とする標準液を用いることを特徴とし、該標準液を用いて算出される検量線の範囲がフェリチン濃度1400~2000ng/mLの区間を含む、1400~2000ng/mLの高濃度領域において検体中のフェリチンを測定するための、前記標準液を含むラテックス免疫凝集法試薬であるフェリチン測定試薬。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
抗フェリチン抗体を感作した不溶性担体粒子及び肝臓由来フェリチンを原料として用いて調製した標準液を含む、請求項1記載のフェリチン測定試薬。
【請求項3】
肝臓由来フェリチンを標準液原料とする標準液を用いることを特徴とし、該標準液を用いて算出される検量線の範囲がフェリチン濃度1400~2000ng/mLの区間を含む、1400~2000ng/mLの高濃度領域において検体中のフェリチンを測定するための、前記標準液を用いるラテックス免疫凝集法であるフェリチン測定方法。
【請求項4】
請求項3に記載のフェリチン測定方法であって、被検試料中のフェリチンと抗フェリチン抗体感作不溶性担体粒子を溶液中で混合し抗原抗体反応による凝集反応に基づく吸光度を測定し、該吸光度を検量線に当てはめることによりフェリチンを定量し、検量線を肝臓由来フェリチンを原料として用いて調製した標準液を用いて作成するフェリチン測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フェリチン検出用の検査キット及びフェリチンの検出方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
フェリチンは24個のポリペプチドサブユニットを含む約480kDaの細胞内鉄貯蔵複合体タンパク質である。血清中に高濃度で見られるこの鉄貯蔵複合体タンパク質は、水酸化鉄コア内に4,500原子もの多くの鉄イオン(Fe
3+
)を含有することができる。
【0003】
フェリチンは、肝臓、脾臓、胎盤等の多くの臓器に存在することから、このフェリチンを定量することは、鉄欠乏性貧血、鉄過剰症等の診断に有用である。
【0004】
また、白血病や他の固形癌等の悪性腫瘍の際には、体内の貯蔵鉄量とは関係なく、血清フェリチンが増加するので、フェリチンを定量することは、悪性腫瘍の診断や治療のモニターにも有用である。
【0005】
フェリチンの濃度測定には、従来は、ラジオイムノアッセイ(放射性免疫測定法)が主に用いられていた。しかしながら、この方法はラジオアイソトープを使用するものであるため、近年では、エンザイムイムノアッセイ法、ラテックス凝集による免疫測定法(ラテックス比濁法・カウンティングイムノアッセイ法等)が用いられるようになってきている。
【0006】
特に、ラテックス凝集による免疫測定法が、他法に比べて簡便かつ迅速に測定が行える方法となっているため、広く使用されている(特許文献1を参照)。
【0007】
従来は低濃度のフェリチンを測定できることを求められていたが、近年は輸血後鉄過剰症の治療を開始する基準が「血清フェリチン値1,000 ng/mL以上」とされていることから、高濃度のフェリチンを測定することも求められている。
【0008】
臨床検査の現場において血清フェリチン値が1,000 ng/mLを超える検体は5%程度存在しており、従来のラテックス凝集による免疫測定法を用いたフェリチン測定試薬では1,000 ng/mLを超えるような高濃度のフェリチンを測定できなかったので、それらの検体は希釈することで再測定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平10-115615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来のフェリチン測定試薬では高濃度のフェリチンを測定できなかったので、それらの検体は希釈することで再測定されていた。
(【0011】以降は省略されています)

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