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公開番号2024039894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144614
出願日2022-09-12
発明の名称鳥害防止器
出願人株式会社愛洋産業
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H02G 7/00 20060101AFI20240315BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】メッセンジャーワイヤへの取り付け時の安定性及び作業効率を向上させた鳥害防止器を提供する。
【解決手段】鳥害防止器は、メッセンジャーワイヤに取り付けられる取付部を備える。取付部は、第1壁部、第2壁部、連結部及び操作部材を有する。第1壁部は、所定の方向に延びる。第2壁部は、所定の方向に延び、第1壁部よりも下方又は上方に位置する。連結部は、第1壁部と第2壁部とを第1端において連結し、第1壁部及び第2壁部と共にメッセンジャーワイヤを内部に挿入可能な挿入部を構成する。操作部材は、挿入部の挿入口を閉じるために設けられ、連結部に近づく第1方向、及び、連結部から離れる第2方向へ第1壁部及び第2壁部上を移動可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電柱間に架設されたメッセンジャーワイヤに取り付けて用いられる鳥害防止器であって、
前記メッセンジャーワイヤに取り付け可能に構成された取付部を備え、
前記取付部は、
所定の方向に延びる第1壁部と、
前記所定の方向に延び、前記第1壁部よりも下方又は上方に位置する第2壁部と、
前記第1壁部と前記第2壁部とを第1端において連結し、前記第1壁部及び前記第2壁部と共に前記メッセンジャーワイヤを内部に挿入可能な挿入部を構成する連結部と、
前記第1壁部及び前記第2壁部の第2端に設けられる前記挿入部の挿入口を閉じるために設けられ、前記連結部に近づく第1方向、及び、前記連結部から離れる第2方向へ前記第1壁部及び前記第2壁部上を移動可能な操作部材と、を有する、鳥害防止器。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鳥害防止器であって、
前記第1壁部は、前記第2壁部よりも前記所定の方向の長さが長く設けられ、
前記操作部材は、前記第1壁部に移動可能に支持されるように、前記第1壁部に一体に取り付けられている、鳥害防止器。
【請求項3】
請求項2に記載の鳥害防止器であって、
前記第2壁部は、当該第2壁部から突出する突出片を有し、
前記操作部材は、前記挿入口を閉じる際に、前記突出片と係合するように構成されている、鳥害防止器。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の鳥害防止器であって、
前記第1壁部は、前記第2壁部よりも前記所定の方向の長さが長く設けられ、前記第2壁部よりも上方に位置する、鳥害防止器。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の鳥害防止器であって、
前記第1壁部及び前記第2壁部は、それぞれねじ溝を有し、
前記操作部材は、前記ねじ溝に螺合可能に構成される、鳥害防止器。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の鳥害防止器であって、
前記連結部は、前記挿入部の内部に挿入された前記メッセンジャーワイヤと当接する当接面に、当該当接面から突出する第1突起を有し、
前記操作部材は、前記当接面と対向する対向面に、当該対向面から突出する第2突起を有する、鳥害防止器。
【請求項7】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の鳥害防止器であって、
当該鳥害防止器は、忌避線を前記メッセンジャーワイヤに沿って架けるように構成され、
前記忌避線を前記メッセンジャーワイヤの上方で支持可能に構成された支持部を更に備える、鳥害防止器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、メッセンジャーワイヤに取り付けて用いられる鳥害防止器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
鳥類の飛来を防止するため、架空線やメッセンジャーワイヤに取り付けて用いられる鳥害防止器が知られている。この種の鳥害防止器は、架空線やメッセンジャーワイヤの長手方向に沿って所定間隔ごとに複数取り付けられる。
【0003】
特許文献1には、メッセンジャーワイヤを把持する把持部と、忌避線をメッセンジャーワイヤの上方に離隔して架設する細線架設部と、把持部を締結する締結部と、を有する鳥害防止器が開示されている。この鳥害防止器では、把持部を構成する板状の一対の把持部材を互いに接近移動させて、メッセンジャーワイヤを上方から一対の把持部材によって前後方向において挟み込む。そして、締結部によって一対の把持部材を締結することで、鳥害防止器がメッセンジャーワイヤに取り付けられる。その後、鳥害防止器の落下防止のため、メッセンジャーワイヤに掛け回されたひも部材を一対の把持部材に設けられた落下防止用孔を通して繋ぐ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3894330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の鳥害防止器では、特にメッセンジャーワイヤの径が大きい場合、把持部によるメッセンジャーワイヤの挟みづらさが増す。このため、メッセンジャーワイヤの把持部による挟み込みが不安定となりやすい。更に、メッセンジャーワイヤの把持部による挟み込み具合に、作業者によるばらつきが出やすい。このため、メッセンジャーワイヤが把持部によって適切に挟まれていないことによる落下抑制のために、メッセンジャーワイヤが把持部によって適切に挟まれているかを横から目視で確認した後に、把持部を締結部によって締結する必要がある。また、その後、落下防止のためにひも部材によって把持部をメッセンジャーワイヤに縛ることも必要であり、鳥害防止器のメッセンジャーワイヤへの取り付け時の作業効率が悪いという問題があった。
【0006】
本開示の一局面は、メッセンジャーワイヤへの取り付け時の安定性及び作業効率を向上させた鳥害防止器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、電柱間に架設されたメッセンジャーワイヤに取り付けて用いられる鳥害防止器であって、取付部を備える。取付部は、メッセンジャーワイヤに取り付け可能に構成される。取付部は、第1壁部と、第2壁部と、連結部と、操作部材と、を有する。第1壁部は、所定の方向に延びる。第2壁部は、所定の方向に延び、第1壁部よりも下方又は上方に位置する。連結部は、第1壁部と第2壁部とを第1端において連結し、第1壁部及び第2壁部と共にメッセンジャーワイヤを内部に挿入可能な挿入部を構成する。操作部材は、第1壁部及び第2壁部の第2端に設けられる挿入部の挿入口を閉じるために設けられ、連結部に近づく第1方向、及び、連結部から離れる第2方向へ第1壁部及び第2壁部上を移動可能である。
【0008】
このような構成では、挿入口から挿入部内にメッセンジャーワイヤが挿入された後に、操作部材によって挿入口が閉じられる。そして、連結部と操作部材とによりメッセンジャーワイヤが挟まれる位置まで操作部材を第1方向に移動させることで、メッセンジャーワイヤに取付部が固定される。このため、簡易な作業によって、安定して鳥害防止器をメッセンジャーワイヤに取り付けることができる。したがって、メッセンジャーワイヤへの取り付け時の安定性及び作業効率を向上させることができる。
【0009】
本開示の一態様では、第1壁部は、第2壁部よりも所定の方向の長さが長く設けられてもよい。操作部材は、第1壁部に移動可能に支持されるように、第1壁部に一体に取り付けられていてもよい。
【0010】
このような構成によれば、操作部材が2つの壁部のうち長さが長い方の第1壁部に一体に取り付けられている。このため、例えば、鳥害防止器のメッセンジャーワイヤに対する着脱時における操作部材の落下を防ぐことができる。また、メッセンジャーワイヤへの取付部の取り付けの際に、操作部材がメッセンジャーワイヤの挿入口からの挿入の妨げとなりにくく、第1壁部と一体になった状態の操作部材を第1方向へ移動させればよいだけであるため、作業者にとっての使い勝手がよい。
(【0011】以降は省略されています)

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