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公開番号2024037375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142185
出願日2022-09-07
発明の名称電力制御装置および電力制御装置の製造方法
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240312BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リード端子の位置ずれを抑制することができる電力制御装置および電力制御装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電力制御装置1は、電子部品ECと、接続ユニット10とを備えている。電子部品ECおよび接続ユニット10の一方は第1リード端子L1を含んでいる。電子部品ECおよび接続ユニット10の他方は第2リード端子L2を含んでいる。第1リード端子L1および第2リード端子L2の一方は凸部を有している。第1リード端子L1および第2リード端子L2の他方は凹部を有している。凸部は先端に傾斜面を有し、かつ先端から傾斜面に沿って凹部に挿入されるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品と、
接続ユニットとを備え、
前記電子部品および前記接続ユニットの一方は第1リード端子を含み、
前記電子部品および前記接続ユニットの他方は第2リード端子を含み、
前記第1リード端子および前記第2リード端子の一方は凸部を有し、
前記第1リード端子および前記第2リード端子の他方は凹部を有し、
前記凸部は先端に傾斜面を有し、かつ前記先端から前記傾斜面に沿って前記凹部に挿入されるように構成されている、電力制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1リード端子および前記第2リード端子は第1方向に直線状に延びるように構成されており、
前記凸部は、前記第1方向に交差する第2方向に前記凹部に挿入されるように構成されている、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記第1リード端子および前記第2リード端子は第1方向に直線状に延びるように構成されており、
前記凸部は、前記第1方向に前記凹部に挿入されるように構成されている、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項4】
前記第1リード端子および前記第2リード端子の一方は固定ツメを含み、
前記第1リード端子および前記第2リード端子の他方は、前記凸部が前記凹部に挿入された状態で前記固定ツメにより固定されている、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項5】
前記凸部の外面に溝部が設けられており、
前記凹部は内面から突き出した突起部を含み、
前記凸部が前記凹部に挿入された状態で前記突起部は前記溝部に嵌合するように構成されている、請求項1に記載の電力制御装置。
【請求項6】
一方が第1リード端子を含み他方が第2リード端子を含み、前記第1リード端子および前記第2リード端子の一方が凸部を有し前記第1リード端子および前記第2リード端子の他方が凹部を有する、電子部品および接続ユニットを準備する工程と、
前記凸部は先端に傾斜面を有し、かつ前記先端から前記傾斜面に沿って前記凹部に挿入される工程とを備えた、電力制御装置の製造方法。
【請求項7】
前記凸部が前記凹部に挿入された状態で前記第1リード端子および前記第2リード端子にレーザーを照射する工程をさらに備え、
前記第1リード端子および前記第2リード端子は、前記レーザーが照射される方向に沿って配置される、請求項6に記載の電力制御装置の製造方法。
【請求項8】
前記電子部品が円弧状の部材上に配置される工程をさらに備え、
前記電子部品が円弧状の前記部材上に配置されることにより、前記第1リード端子および前記第2リード端子は、前記レーザーが照射される方向に沿って配置される、請求項7に記載の電力制御装置の製造方法。
【請求項9】
前記凸部が前記凹部に挿入された状態で前記第1リード端子および前記第2リード端子にレーザーを照射する工程をさらに備え、
前記レーザーが照射されることにより前記凸部および前記凹部が溶融される、請求項6に記載の電力制御装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力制御装置および電力制御装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
インバーター、モーターなどを駆動するための電力制御装置には大きな電流が流れる。大きな電流が流れる電力制御装置の配線は、低損失で信頼性の高い方法で接続する必要がある。配線の接続方法として、鉄、銅などの金属性のリード端子をネジ止め、溶接などで接続する方法が利用されている。配線の接続方法は、インバーター、モーター以外にも、電池などの充放電装置、給湯設備、冷暖房装置などに利用されている。接続時には対象となる2つ以上のリード端子を接触させて接続が行われる。例えば、特開2021-185742号公報(特許文献1)には、2つのリード端子として正極端子および負極端子を備えた電力変換装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-185742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大電流を通電させる必要のあるパワーモジュール、コンデンサなどの電子部品、それらを接続する接続ユニットなどの配線設備を有する電力制御装置において、リード端子が接続される際にリード端子の位置ずれが存在する。これにより、接続の品質、強度、寿命、信頼性が低下する。
【0005】
上記公報に記載された電力変換装置では、リード端子の寸法ばらつきにより、リード端子同士の縦横高さの位置、リード端子間(接続面)の距離および挿入角度のずれによるリード端子の位置ずれが発生する。
【0006】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リード端子の位置ずれを抑制することができる電力制御装置および電力制御装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の電力制御装置は、電子部品と、接続ユニットとを備えている。電子部品および接続ユニットの一方は第1リード端子を含んでいる。電子部品および接続ユニットの他方は第2リード端子を含んでいる。第1リード端子および第2リード端子の一方は凸部を有している。第1リード端子および第2リード端子の他方は凹部を有している。凸部は先端に傾斜面を有し、かつ先端から傾斜面に沿って凹部に挿入されるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の電力制御装置によれば、凸部は先端に傾斜面を有し、かつ先端から傾斜面に沿って凹部に挿入されるように構成されている。このため、凸部が傾斜面に沿って凹部に挿入される。したがって、リード端子の位置ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る電力制御装置のブロック図である。
実施の形態1に係る電力制御装置の概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のパワーモジュールの概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置の接続ユニットの概略斜視図である。
レーザー溶接時の電力制御装置と周辺機器の構成の外観図である。
リード端子接続時のリード端子チャックジグの動作を示す概略上面図である。
リード端子押さえつけジグの動作を示す概略上面図である。
リード端子溶接時の構成を示す概略拡大斜視図である。
リード端子同士の位置ずれがない場合のリード端子接続を示す概略斜視図である。
リード端子同士の位置ずれがある場合のリード端子接続を示す概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置の位置ずれ抑制構造を3つ備えたリード端子の概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の位置ずれ抑制時にリード歪を抑える構造の概略斜視図である。
従来のリード端子の接続を示す概略図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の接続を示す概略上面図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の接続を示す概略側面図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の変形例を示す概略斜視図である。
実施の形態1に係る電力制御装置のリード端子の別の変形例を示す概略図である。
実施の形態2に係る電力制御装置の接続ユニットのリード端子方向をレーザーの照射方向にあわせた様子を示す概略斜視図である。
実施の形態2に係る電力制御装置の電子部品のリード端子方向をレーザーの照射方向にあわせた様子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の電子部品のリード端子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の接続ユニットのリード端子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置のリード端子が重ね合わせで接続された状態を示す概略拡大斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の重ね合わせで接続されるリード端子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置のリード端子が重ね合わせで接続される様子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置のリード端子が突き合わせで接続された状態を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の突き合わせで接続されるリード端子を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の突き合わせで接続されるリード端子の変形例を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る電力制御装置の突き合わせで接続されるリード端子の別の変形例を示す概略斜視図である。
実施の形態4に係る電力制御装置のリード端子の接続を示す概略側面図である。
実施の形態5に係る電力制御装置のリード端子の接続を示す概略斜視図である。
実施の形態6に係る電力制御装置のリード端子の接続を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図を参照して実施の形態を説明する。なお、以下においては、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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