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公開番号2024035100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023125127
出願日2023-07-31
発明の名称積層体、積層体の製造方法、光学部材、及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B32B 27/34 20060101AFI20240306BHJP(積層体)
要約【課題】 本発明は、耐候性試験後においても樹脂基材と樹脂層の間の密着性に優れる、積層体の製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の積層体は、樹脂基材の少なくとも一方の面上に樹脂層を積層した積層体であって、前記樹脂層が、無溶媒型硬化性樹脂組成物の硬化物で形成され、前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含むことを特徴とする。また、本発明の積層体の製造方法は、樹脂基材と樹脂層とを含む積層体の製造方法であって、前記樹脂基材の少なくとも一方の面上に前記樹脂層を形成する、樹脂層形成工程を含み、前記樹脂層形成工程が、前記樹脂基材上に無溶媒型硬化性樹脂組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程と、前記塗工層を硬化させる硬化工程とを含み、前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂基材の少なくとも一方の面上に樹脂層を積層した積層体であって、
前記樹脂層が、無溶媒型硬化性樹脂組成物の硬化物で形成され、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含み、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、実質的に溶媒を含まないことを特徴とする積層体。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記樹脂基材と前記樹脂層との間の碁盤目密着性試験の密着率が、紫外線域の耐候性試験(ピーク波長380nm、照射強度500W/m

、照射時間240時間、温度63℃)において、70%以上である請求項1記載の積層体。
【請求項3】
前記樹脂基材が、トリアセチルセロース基材である請求項1または2記載の積層体。
【請求項4】
前記樹脂層が、ひっかき硬度(鉛筆法)が500g荷重で2H以上であり、かつ、スチールウール摩耗試験において400g荷重で傷が4本以下である請求項1または2記載の積層体。
【請求項5】
前記樹脂基材と前記樹脂層との間に、前記樹脂基材が溶解した成分と前記樹脂層の硬化前の組成物が混ざり合うことで形成される相溶層を含まない請求項1または2記載の積層体。
【請求項6】
前記樹脂基材の一方の面上に前記樹脂層が形成され、他方の面上に粘接着層が形成されている請求項1または2記載の積層体。
【請求項7】
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物に含まれる溶媒の含有量が、前記無溶媒型硬化性樹脂組成物全体の重量に対して、0重量%以上0.10重量%未満である、請求項1または2記載の積層体。
【請求項8】
樹脂基材と樹脂層とを含む積層体の製造方法であって、
前記樹脂基材の少なくとも一方の面上に前記樹脂層を形成する、樹脂層形成工程を含み、
前記樹脂層形成工程が、前記樹脂基材上に無溶媒型硬化性樹脂組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程と、前記塗工層を硬化させる硬化工程とを含み、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含むことを特徴とする、
積層体の製造方法。
【請求項9】
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、分子量60~800g/molのモノマーを含む請求項8記載の積層体の製造方法。
【請求項10】
前記樹脂基材が、トリアセチルセルロース基材である請求項8または9記載の積層体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体、積層体の製造方法、光学部材、及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像表示装置等に用いる積層体には、画面の傷付き等を防止するために、樹脂基材表面に樹脂層が形成されたものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-221746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のような樹脂層を形成するためには、通常、樹脂層を形成するための塗工液に希釈溶媒を混合して、適度な流動性を有するよう粘度が調整される。
【0005】
一方で上記の希釈溶媒が、例えば有機溶媒である場合に、希釈溶媒が樹脂基材表面を侵すため、樹脂層を形成した際、樹脂基材と樹脂層との間が脆弱になる。このように形成された脆弱な部分(以下、単に「脆弱層」という場合もある。)は耐候性に乏しいため、樹脂基材と樹脂層との間の密着性を低下させる原因となる。
【0006】
そこで、本発明は、樹脂基材と樹脂層の間の密着性に優れる、積層体、積層体の製造方法、光学部材、及び画像表示装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の積層体は、
樹脂基材の少なくとも一方の面上に樹脂層を積層した積層体であって、
前記樹脂層が、無溶媒型硬化性樹脂組成物の硬化物で形成され、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含み、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、実質的に溶媒を含まないことを特徴とする。
【0008】
本発明の積層体の製造方法は、
樹脂基材と樹脂層とを含む積層体の製造方法であって、
前記樹脂基材の少なくとも一方の面上に前記樹脂層を形成する、樹脂層形成工程を含み、
前記樹脂層形成工程が、前記樹脂基材上に無溶媒型硬化性樹脂組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程と、前記塗工層を硬化させる硬化工程とを含み、
前記無溶媒型硬化性樹脂組成物が、(メタ)アクリルアミド及びその誘導体の少なくとも一方を含むことを特徴とする。
【0009】
本発明の光学部材は、本発明の積層体を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の画像表示装置は、本発明の積層体、または本発明の光学部材を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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