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公開番号2024048143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154027
出願日2022-09-27
発明の名称照明装置
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F21S 2/00 20160101AFI20240401BHJP(照明)
要約【課題】互いに異なる配光分布を有する2以上の光を出射できるように構成された照明装置を提供する。
【解決手段】
照明装置100Aは、第1の光源LS1と、第1の導光部材10A1とを有し、第1の導光部材10A1は、第1導光層10A1と、第1導光層内を伝搬する第1の光の一部を少なくとも前面側に向けることができる第1配光制御構造とを有する、第1の照明部材110A1と、第2の光源LS2と、第1の導光部材の前面側に配置された第2の導光部材10A2とを有し、第2の導光部材は、第2導光層10A2と、第2導光層内を伝搬する第2の光の一部を少なくとも前面側に向けることができる第2配光制御構造とを有する、第2の照明部材110A2と、第1の導光部材と第2の導光部材との間に配置され、第1導光層および第2導光層のいずれよりも低い屈折率を有する低屈折率層20とを有する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
前面側に第1の配光分布を有する光および前記第1の配光分布と異なる第2の配光分布を有する光を出射できるように構成された照明装置であって、
第1の光源と、第1の導光部材とを有し、前記第1の導光部材は、前記第1の光源から出射された第1の光を受ける第1受光側面を有する第1導光層と、前記第1導光層内を伝搬する前記第1の光の一部を少なくとも前記前面側に向けることができる第1配光制御構造とを有する、第1の照明部材と、
第2の光源と、前記第1の導光部材の前記前面側に配置された第2の導光部材とを有し、前記第2の導光部材は、前記第2の光源から出射された第2の光を受ける第2受光側面を有する第2導光層と、前記第2導光層内を伝搬する前記第2の光の一部を少なくとも前記前面側に向けることができる第2配光制御構造とを有する、第2の照明部材と、
前記第1の導光部材と前記第2の導光部材との間に配置され、前記第1導光層および前記第2導光層のいずれよりも低い屈折率を有する低屈折率層と
を有し、
前記第1の光源がオンされているとき、前記第1の配光分布を有する光を前記前面側に出射し、前記第2の光源がオンされているとき、前記第2の配光分布を有する光を前記前面側に出射するように構成されている、照明装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1の導光部材と、前記低屈折率層と、前記第2の導光部材とは、接着剤を用いて積層されている、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1配光制御構造は、内部全反射によって光を前記前面側に向ける第1前方傾斜面を有する複数の第1内部空間を有し、
前記第2配光制御構造は、内部全反射によって光を前記前面側に向ける第2前方傾斜面を有する複数の第2内部空間を有し、
前記第1前方傾斜面の傾斜角θa1は、前記第2前方傾斜面の傾斜角θa2と異なっている、請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1前方傾斜面の傾斜角θa1は、前記第2前方傾斜面の傾斜角θa2よりも大きい、請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記第1配光制御構造は、前記第1導光層の前記前面側または背面側に配置された第1方向変換層に形成されており、
前記第2配光制御構造は、前記第2導光層の前記前面側または背面側に配置された第2方向変換層に形成されている、請求項3に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1の導光部材および前記第2の導光部材の可視光透過率は60%以上であり、かつ、ヘイズ値が10%未満である、請求項1から5のいずれかに記載の照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は照明装置に関し、特に、光源と導光層とを備えるシート状の照明装置に関する。ここで、「シート状」は、板状またはフィルム状を含む意味に用い、シートの剛性(柔軟性)および厚さを問わない。なお、シート状の照明装置は、ロール状など種々の形態で使用され得る。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
光源と導光層とを備えるシート状の照明装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトまたはフロントライトに用いられている。また、近年、LED照明に代表される次世代半導体照明(Solid State Lighting:SSL)の利用が進んでいる。例えば、アーキテイメント照明(Architainment Lighting)と呼ばれる、例えば建築部材と照明装置とを組み合わせることによって、意匠性または娯楽性に富む照明が提案されつつある。
【0003】
例えば、特許文献1には、板状の透明基材の端部に光源を有し、夜間等の照明時には光源から出射され透明基材内を導光した光を透明基材の片面から出射する照明装置として機能し、昼間等の非照明時には透明窓として機能する、片面照明兼用窓が開示されている。また、特許文献2から5には、エアキャビティ(内部空間)の界面による全反射を利用する配光構造を有するシート状の照明装置が開示されている。特許文献2から5の開示内容のすべてを参照により本明細書に援用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/102959号
国際公開第2019/182091号
国際公開第2019/146628号
国際公開第2011/124765号
国際公開第2019/087118号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
多様な照明装置が開発されるにつれ、照明装置が利用されるシーンも多様化している。しかしながら、従来の照明装置は、一般に、予め決められた配光分布を有する光しか出射できない。
【0006】
そこで、本発明は、互いに異なる配光分布を有する2以上の光を出射できるように構成された照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態によると、以下の項目に記載の解決手段が提供される。
[項目1]
前面側に第1の配光分布を有する光および前記第1の配光分布と異なる第2の配光分布を有する光を出射できるように構成された照明装置であって、
第1の光源と、第1の導光部材とを有し、前記第1の導光部材は、前記第1の光源から出射された第1の光を受ける第1受光側面を有する第1導光層と、前記第1導光層内を伝搬する前記第1の光の一部を少なくとも前記前面側に向けることができる第1配光制御構造とを有する、第1の照明部材と、
第2の光源と、前記第1の導光部材の前記前面側に配置された第2の導光部材とを有し、前記第2の導光部材は、前記第2の光源から出射された第2の光を受ける第2受光側面を有する第2導光層と、前記第2導光層内を伝搬する前記第2の光の一部を少なくとも前記前面側に向けることができる第2配光制御構造とを有する、第2の照明部材と、
前記第1の導光部材と前記第2の導光部材との間に配置され、前記第1導光層および前記第2導光層のいずれよりも低い屈折率を有する低屈折率層と
を有し、
前記第1の光源がオンされているとき、前記第1の配光分布を有する光を前記前面側に出射し、前記第2の光源がオンされているとき、前記第2の配光分布を有する光を前記前面側に出射するように構成されている、照明装置。
[項目2]
前記第1の導光部材と、前記低屈折率層と、前記第2の導光部材とは、接着剤を用いて積層されている、項目1に記載の照明装置。
[項目3]
前記第1配光制御構造は、内部全反射によって光を前記前面側に向ける第1前方傾斜面を有する複数の第1内部空間を有し、
前記第2配光制御構造は、内部全反射によって光を前記前面側に向ける第2前方傾斜面を有する複数の第2内部空間を有し、
前記第1前方傾斜面の傾斜角θa1は、前記第2前方傾斜面の傾斜角θa2と異なっている、項目1または2に記載の照明装置。
[項目4]
前記第1前方傾斜面の傾斜角θa1は、前記第2前方傾斜面の傾斜角θa2よりも大きい、項目3に記載の照明装置。
[項目5]
前記第1配光制御構造は、前記第1導光層の前記前面側または背面側に配置された第1方向変換層に形成されており、
前記第2配光制御構造は、前記第2導光層の前記前面側または背面側に配置された第2方向変換層に形成されている、項目3または4に記載の照明装置。
[項目6]
前記第1の導光部材および前記第2の導光部材の可視光透過率は60%以上であり、かつ、ヘイズ値が10%未満である、項目1から5のいずれかに記載の照明装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によると、2以上の異なる配光分布を有する光を出射できるように構成された照明装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態による照明装置100Aの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオン状態かつ第2の光源LS2がオフ状態)。
照明装置100Aの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオフ状態かつ第2の光源LS2がオン状態)。
照明装置100Aが有する第1の照明部材110A1の模式的な平面図である。
第1の導光部材10A1および第2の導光部材10A2が有し得る内部空間14Aの模式的な断面図である。
内部空間14Aの模式的な平面図である。
内部空間14Aのバリエーションを示す模式的な平面図である。
本発明の実施形態による照明装置100Bの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオン状態かつ第2の光源LS2がオフ状態)。
照明装置100Bの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオフ状態かつ第2の光源LS2がオン状態)。
本発明の実施形態による照明装置100Cの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオン状態かつ第2の光源LS2がオフ状態)。
照明装置100Cの模式的な断面図である(第1の光源LS1がオフ状態かつ第2の光源LS2がオン状態)。
本発明の実施形態による照明装置100Dの模式的な断面図である。
本発明の実施形態による照明装置100Eの模式的な断面図である。
本発明の実施形態による照明装置100Fの模式的な断面図である。
本発明の実施形態による照明装置100Gの模式的な断面図である。
試作した照明装置100D_Sの模式的な平面図である。
照明装置100D_Sの配光分布の測定系を示す模式図である。
照明装置100D_Sの前面側における輝度分布を示すグラフである。
照明装置100D_Sの背面側における輝度分布を示すグラフである。
試作した照明装置100F_Sの模式的な平面図である。
照明装置100F_Sの配光分布の測定系を示す模式図である。
照明装置100F_Sの前面側における輝度分布を示すグラフである。
照明装置100F_Sの背面側における輝度分布を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による照明装置を説明する。本発明の実施形態による照明装置は、以下で例示するものに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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