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公開番号2024034016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138001
出願日2022-08-31
発明の名称音声取得装置および音声取得方法
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G10L 17/02 20130101AFI20240306BHJP(楽器;音響)
要約【課題】話者識別により適した音声信号を取得する。
【解決手段】音声取得装置は、話者の第1音声信号を取得する取得部と、第1音声信号に含まれるノイズを除去して第2音声信号を生成するノイズ除去部と、第1音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第1尤度と、第2音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第2尤度とを算出する尤度算出部と、話者の認証に用いられる認証音声信号を決定する音声決定部と、を備え、音声決定部は、第1尤度が第2尤度以上であると判定した場合には、第1音声信号を認証音声信号に決定し、第1尤度が第2尤度以上でないと判定した場合には、第2音声信号を認証音声信号に決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
話者の第1音声信号を取得する取得部と、
前記第1音声信号に含まれるノイズを除去して第2音声信号を生成するノイズ除去部と、
前記第1音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第1尤度と、前記第2音声信号に前記人間の音声が含まれている確からしさを示す第2尤度とを算出する尤度算出部と、
前記話者の認証に用いられる認証音声信号を決定する音声決定部と、を備え、
前記音声決定部は、
前記第1尤度が前記第2尤度以上であると判定した場合には、前記第1音声信号を前記認証音声信号に決定し、
前記第1尤度が前記第2尤度以上でないと判定した場合には、前記第2音声信号を前記認証音声信号に決定する、
音声取得装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記尤度算出部は、
同一の学習モデルを用いて、前記第1尤度と前記第2尤度とを算出する、
請求項1に記載の音声取得装置。
【請求項3】
前記音声決定部は、
前記第1尤度が前記第2尤度以上であると判定した場合、前記第1尤度が規定値以上であるか否かを判定し、
前記第1尤度が前記規定値以上であると判定した場合、前記第1音声信号を前記認証音声信号に決定する、
請求項1に記載の音声取得装置。
【請求項4】
前記音声決定部は、
前記第1尤度が前記規定値以上でないと判定した場合、前記認証音声信号の決定を中止する、
請求項3に記載の音声取得装置。
【請求項5】
前記音声決定部は、
前記第1尤度が前記第2尤度以上でないと判定した場合、前記第2尤度が規定値以上であるか否かを判定し、
前記第2尤度が前記規定値以上であると判定した場合、前記第2音声信号を前記認証音声信号に決定する、
請求項1に記載の音声取得装置。
【請求項6】
前記音声決定部は、
前記第2尤度が前記規定値以上でないと判定した場合、前記認証音声信号の決定を中止する、
請求項5に記載の音声取得装置。
【請求項7】
音声信号に基づく話者認証を実行するコンピュータが実行する音声取得方法であって、
話者の第1音声信号を取得し、
前記第1音声信号に含まれるノイズを除去して第2音声信号を生成し、
前記第1音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第1尤度と、前記第2音声信号に前記人間の音声が含まれている確からしさを示す第2尤度とを算出し、
前記第1尤度が前記第2尤度以上であると判定した場合には、前記第1音声信号を前記話者の認証に用いられる認証音声信号に決定し、
前記第1尤度が前記第2尤度以上でないと判定した場合には、前記第2音声信号を前記認証音声信号に決定する、
音声取得方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、音声取得装置および音声取得方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、騒音がある環境において音声を認識する音声認識装置が開示されている。音声認識装置は、認識の対象となる音声と音声以外の音からなる音声とを含む音声信号から雑音成分を互いに異なる強度で除去して、SN比が良い第1の音声除去信号および音声成分の劣化が少ない第2の雑音除去信号を生成し、第1の雑音除去信号の信号パターンに基づいて、音声信号のうち音声成分が存在する区間を検出し、第2の雑音除去信号から区間に対応する区間の信号を抽出して、周波数変換を行い、周波数変換が行われた第2の雑音除去信号と、予め準備された音声パターン信号との類似度を求める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-330389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、音声認識装置は、音声認識に使用される第2の雑音除去信号に雑音除去を行うため、雑音とともにユーザの音声成分が除去され、音声認識精度が低下する可能性があった。
【0005】
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、話者識別により適した音声信号を取得する音声取得装置および音声取得方法を提供することを目的とする。
【0006】
本開示は、話者の第1音声信号を取得する取得部と、前記第1音声信号に含まれるノイズを除去して第2音声信号を生成するノイズ除去部と、前記第1音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第1尤度と、前記第2音声信号に前記人間の音声が含まれている確からしさを示す第2尤度とを算出する尤度算出部と、前記話者の認証に用いられる認証音声信号を決定する音声決定部と、を備え、前記音声決定部は、前記第1尤度が前記第2尤度以上であると判定した場合には、前記第1音声信号を前記認証音声信号に決定し、前記第1尤度が前記第2尤度以上でないと判定した場合には、前記第2音声信号を前記認証音声信号に決定する、音声取得装置を提供する。
【0007】
また、本開示は、音声信号に基づく話者認証を実行するコンピュータが実行する音声取得方法であって、話者の第1音声信号を取得し、前記第1音声信号に含まれるノイズを除去して第2音声信号を生成し、前記第1音声信号に人間の音声が含まれている確からしさを示す第1尤度と、前記第2音声信号に前記人間の音声が含まれている確からしさを示す第2尤度とを算出し、前記第1尤度が前記第2尤度以上であると判定した場合には、前記第1音声信号を前記話者の認証に用いられる認証音声信号に決定し、前記第1尤度が前記第2尤度以上でないと判定した場合には、前記第2音声信号を前記認証音声信号に決定する、音声取得方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、話者識別により適した音声信号を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る音声識別システムの内部構成例を示すブロック図
実施の形態1における端末装置の動作手順例1を説明するフローチャート
実施の形態1における端末装置の動作手順例2を説明するフローチャート
実施の形態1の変形例に係る音声識別システムの内部構成例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る音声取得装置および音声取得方法を具体的に開示した各実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明および実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(【0011】以降は省略されています)

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