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公開番号2024033689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022137436
出願日2022-08-31
発明の名称保護管
出願人北勢工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 9/02 20060101AFI20240306BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】保護管において、ケーブル等の線状体に容易に取り付けることができて作業性が良いものとする。
【解決手段】保護管1は、一対の半割管体2の凹面側を互いに対向するよう配設させて成る。半割管体2は、半円筒状に形成された直管部3と、直管部3の後端の小径接続部4と、前端の大径接続部5と、一対の半割管体2を互いに係合させる係合部6と、を有し、係合部6は、大径接続部5の一縁部に設けられた突出部7と、大径接続部5の他縁に設けられた突出部7を保持する保持部8と、を有する。保持部8は、対向する半割管体2の突出部7を囲うように保持する鉤状部80を有し、突出部7の前後面を保持することなく開放している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の半割管体の凹面側を互いに対向するよう配設させて成る保護管であって、
前記半割管体は、半円筒状に形成された直管部と、前記直管部の後端に設けられ該直管部よりも拡径した小径接続部と、前記直管部の前端に設けられ他の前記保護管の前記小径接続部と連結する大径接続部と、対向する前記大径接続部との接合面の外縁に設けられて前記一対の半割管体を互いに係合させる係合部と、を有し、
前記係合部は、前記大径接続部の一方の縁部に設けられた突出部と、前記大径接続部の他方の縁部に設けられ前記対向する半割管体の前記突出部を保持する保持部と、を有し、
前記突出部は、前記接合面に対し正方向の高さ差を持った第1面と、前記第1面と平行な第2面と、前記突出部の前面を成す第3面と、前記突出部の後面を成す第4面と、これら第1面~第4面と直交し前記突出部の突出端面を成す第5面と、を有し、
前記保持部は、前記対向する半割管体の前記突出部の前記第1面、前記第2面及び前記第5面を囲うように保持する鉤状部を有し、前記第3面及び前記第4面を保持することなく開放していることを特徴とする保護管。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第1面及び前記第3面は、前方湾曲面により繋がれており、
前記第2面及び前記第4面は、後方湾曲面により繋がれていることを特徴とする請求項1に記載の保護管。
【請求項3】
前記保持部は、前記対向する半割管体の前記突出部を前記鉤状部に導き、前記対向する半割管体の前記後方湾曲面と摺接する傾斜片を有することを特徴とする請求項2に記載の保護管。
【請求項4】
前記半割管体は、対向する前記直管部との接合面の外縁に設けられた複数の係止突起を有し、
前記係止突起は、前記直管部の一方の縁部に該直管部の長手方向に沿って2つ、前記直管部の他方の縁部に1つ設けられ、
前記一対の半割管体が連結されるとき、前記直管部の一方の縁部に設けられた前記2つの係止突起によって、前記直管部の他方の縁部に設けられた前記1つの係止突起の前面及び後面が挟持されることを特徴とする請求項1に記載の保護管。
【請求項5】
前記直管部の一方の縁部に設けられた前記2つの係止突起のうち、前方に設けられた前記係止突起は、後方に設けられた前記係止突起よりも幅長に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の保護管。
【請求項6】
前記一対の半割管体は、互いに同じ形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の保護管。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル等の線状体を覆って保護する保護管に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、島から島への通信用又は電力用の伝送路として、海底に敷設又は埋設されたケーブルが用いられている。このようなケーブルは、一般的に、海流や波に流されることによる岩礁等への接触、或いは、往来する船舶の船底や船舶から下ろされた錨等への接触による損傷を防ぐために、保護管により覆われて保護されている。
【0003】
このような保護管は、例えば、対を成す半割管体を対向配置させて成る円筒状に形成される。保護管をケーブルに取り付けるには、ケーブルの側周を一側及び他側から覆うように一対の半割管体を配置し、これら半割管体同士をボルトにより互いに固定する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-209107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したような保護管では、ボルトにより一対の半割管体同士を固定する作業に大きな手間が掛かり、作業性が良いとは言えない。例えば、泥地やヘドロが多い海底等、海水の透明度が低い環境下では、海中の作業者は殆ど手さぐりでの作業を余儀なくされることもあり、ボルトのねじ込みが困難になることがある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、ケーブル等の線状体に容易に取り付けることができて作業性が良い保護管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は、一対の半割管体の凹面側を互いに対向するよう配設させて成る保護管であって、前記半割管体は、半円筒状に形成された直管部と、前記直管部の後端に設けられ該直管部よりも拡径した小径接続部と、前記直管部の前端に設けられ他の前記保護管の前記小径接続部と連結する大径接続部と、対向する前記大径接続部との接合面の外縁に設けられて前記一対の半割管体を互いに係合させる係合部と、を有し、前記係合部は、前記大径接続部の一方の縁部に設けられた突出部と、前記大径接続部の他方の縁部に設けられ前記対向する半割管体の前記突出部を保持する保持部と、を有し、前記突出部は、前記接合面に対し正方向の高さ差を持った第1面と、前記第1面と平行な第2面と、前記突出部の前面を成す第3面と、前記突出部の後面を成す第4面と、これら第1面~第4面と直交し前記突出部の突出端面を成す第5面と、を有し、前記保持部は、前記対向する半割管体の前記突出部の前記第1面、前記第2面及び前記第5面を囲うように保持する鉤状部を有し、前記第3面及び前記第4面を保持することなく開放していることを特徴とする。
【0008】
上記保護管において、前記第1面及び前記第3面は、前方湾曲面により繋がれており、前記第2面及び前記第4面は、後方湾曲面により繋がれていることが好ましい。
【0009】
上記保護管において、前記保持部は、前記対向する半割管体の前記突出部を前記鉤状部に導き、前記対向する半割管体の前記後方湾曲面と摺接する傾斜片を有することが好ましい。
【0010】
上記保護管において、前記半割管体は、対向する前記直管部との接合面の外縁に設けられた複数の係止突起を有し、前記係止突起は、前記直管部の一方の縁部に該直管部の長手方向に沿って2つ、前記直管部の他方の縁部に1つ設けられ、前記一対の半割管体が連結されるとき、前記直管部の一方の縁部に設けられた前記2つの係止突起によって、前記直管部の他方の縁部に設けられた前記1つの係止突起の前面及び後面が挟持されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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