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公開番号2024031322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134812
出願日2022-08-26
発明の名称モータ
出願人マブチモーター株式会社
代理人個人
主分類H02K 9/06 20060101AFI20240229BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】エンドベルに電気素子が取り付けられていてもモータ内部に空気を取り入れやすくする。
【解決手段】モータは、シャフトと一体回転するロータ及びステータを内蔵した有底筒状のハウジングと、ハウジングの開口を塞ぐエンドプレート7及び軸方向でロータとエンドプレート7との間に設けられて電気素子15が取り付けられるホルダ8を有するエンドベル3と、を備える。エンドプレート7は、軸方向にエンドプレート7を貫通する風穴7hを有する。ホルダ8は、電気素子15が取り付けられる取付部24を有するとともに、シャフトが挿通される挿通穴8haが形成されている。取付部24における、軸方向視で風穴7hと重なる少なくとも一部には、切欠部25が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトと一体回転するロータ、及び、前記シャフトの径方向で前記ロータに対向して配置されたステータを内蔵した有底筒状のハウジングと、
前記ハウジングの開口を塞ぐエンドプレート、及び、前記シャフトの軸方向で前記ロータと前記エンドプレートとの間に設けられて電気素子が取り付けられるホルダを有するエンドベルと、を備え、
前記エンドプレートは、前記軸方向に前記エンドプレートを貫通する風穴を有し、
前記ホルダは、前記電気素子が取り付けられる取付部を有するとともに、前記シャフトが挿通される挿通穴が形成され、
前記取付部における、前記軸方向から視た軸方向視で前記風穴と重なる少なくとも一部には、切欠部が形成されている
ことを特徴とするモータ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記電気素子は、前記取付部の載置面に載置された状態で接着固定されるものであり、
前記取付部は、前記切欠部を形成する端縁から離隔した位置において、前記載置面から凹設された窪みを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記電気素子は、中心側にフェライトコアが収容された円筒状のチョークコイルであり、
前記取付部は、前記チョークコイルの中心線方向における前記チョークコイルの両端部のそれぞれが載置される端載置部を持ち、前記端載置部を除く前記一部が切欠部である
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記電気素子は、中心側にフェライトコアが収容された円筒状のチョークコイルであり、
前記取付部は、前記チョークコイルの中心線方向における前記チョークコイルの両端部のそれぞれが載置される端載置部を持ち、前記端載置部を除く前記一部が切欠部である
ことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
【請求項5】
前記窪みの容量は、前記両端部のそれぞれに塗布される前記接着剤の量と略同等が確保されており、
前記端載置部のそれぞれには前記窪みが形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記エンドプレートは、前記風穴から離隔した位置であって前記軸方向視で前記取付部とは重ならない位置において、前記軸方向に前記エンドプレートを貫通する他の風穴を有し、
前記ホルダは、前記軸方向視で少なくとも一部が前記他の風穴と重なる貫通穴を有するとともに、前記貫通穴と前記挿通穴と前記切欠部とが繋がって一つの穴が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記ホルダは、前記ハウジングに内嵌される筒状の周壁部と、ブラシを支持する支持部とを有し、
前記切欠部は、前記シャフトの回転中心側から切り欠かれて前記挿通穴と繋がる
ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
前記軸方向において、前記ロータと前記ホルダとの間に配置されたファンを備え、
前記ハウジングには、前記軸方向で前記ファンと同位置において、径方向に貫設された横穴が形成されている
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハウジングの開口を閉塞するエンドベルに電気素子が取り付けられたモータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハウジングの開口を閉塞するエンドベルになんらかの電気素子が取り付けられたモータが知られている。例えば、特許文献1には、モータケース(ハウジング)を閉塞するエンドキャップ構造体(エンドベル)に、チョークコイル,コンデンサ及び抵抗などの複数の電気素子が取り付けられたモータが開示されている。特許文献1において、各電気素子は、エンドキャップ構造体の表面に設けられた保持部に取り付けられている。
また、モータには、その内部を冷却するための空気をモータ外部から取り入れるための通気口が、エンドベルに貫設されたものが知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6813886号公報
特許第3345365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のように、電気素子が取り付けられるエンドベルに対し、冷却用の空気を取り入れるための通気口を形成することは容易ではない。例えば、特許文献1のエンドベルに、特許文献2に開示されているような通気口を設ける場合、電気素子を保持するための保持部が通気口と重なってしまい、通気口からの空気の取り入れが阻害されたり、空気の流れが悪くなったりして、十分な冷却効果が得られないおそれがある。
【0005】
本件は、このような課題に鑑み案出されたもので、エンドベルに電気素子が取り付けられていてもモータ内部に空気を取り入れやすくし、冷却効果を高めたモータを提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示のモータは、以下に開示する態様または適用例として実現でき、上記の課題の少なくとも一部を解決する。
(1)ここで開示するモータは、シャフトと一体回転するロータ、及び、前記シャフトの径方向で前記ロータに対向して配置されたステータを内蔵した有底筒状のハウジングと、前記ハウジングの開口を塞ぐエンドプレート、及び、前記シャフトの軸方向で前記ロータと前記エンドプレートとの間に設けられて電気素子が取り付けられるホルダを有するエンドベルと、を備える。前記エンドプレートは、前記軸方向に前記エンドプレートを貫通する風穴を有し、前記ホルダは、前記電気素子が取り付けられる取付部を有するとともに、前記シャフトが挿通される挿通穴が形成され、前記取付部における、前記軸方向から視た軸方向視で前記風穴と重なる少なくとも一部には、切欠部が形成されている。
【0007】
(2)上記(1)の場合において、前記電気素子は、前記取付部の載置面に載置された状態で接着固定されるものであることが好ましい。この場合、前記取付部は、前記切欠部を形成する端縁から離隔した位置において、前記載置面から凹設された窪みを有することが好ましい。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)の場合において、前記電気素子は、中心側にフェライトコアが収容された円筒状のチョークコイルであることが好ましい。この場合、前記取付部は、前記チョークコイルの中心線方向における前記チョークコイルの両端部のそれぞれが載置される端載置部を持ち、前記端載置部を除く前記一部が切欠部であることが好ましい。
【0009】
(4)上記(2)の場合における(3)の場合において、前記窪みの容量は、前記両端部のそれぞれに塗布される前記接着剤の量と略同等が確保されていることが好ましい。この場合、前記端載置部のそれぞれには前記窪みが形成されていることが好ましい。
【0010】
(5)上記(1)~(4)のいずれか一つの場合において、前記エンドプレートは、前記風穴から離隔した位置であって前記軸方向視で前記取付部とは重ならない位置において、前記軸方向に前記エンドプレートを貫通する他の風穴を有することが好ましい。この場合、前記ホルダは、前記軸方向視で少なくとも一部が前記他の風穴と重なる貫通穴を有するとともに、前記貫通穴と前記挿通穴と前記切欠部とが繋がって一つの穴が形成されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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