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公開番号2024029878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132318
出願日2022-08-23
発明の名称ポンプ制御装置
出願人コベルコ建機株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類F15B 11/00 20060101AFI20240229BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】ポンプからアクチュエータに供給される油の流量を、ポンプの回転数に応じた適切な量に設定する。
【解決手段】ポンプ制御装置1は、ポンプ21と、アクチュエータ25と、コントローラ40と、を備える。ポンプ21は、動力源17に回転駆動されることで油を吐出する。ポンプ21は、容量を変更可能である。アクチュエータ25は、ポンプ21が吐出した油が供給されることで作動する。コントローラ40は、アクチュエータ25の操作内容に応じてポンプ21の容量を制御する。コントローラ40は、ポンプ21の容量の単位時間当たりの変化量であるポンプ容量変化量Δqの大きさの上限値Rを、ポンプ21の回転数(N)に応じて変える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
動力源に回転駆動されることで油を吐出し、容量を変更可能であるポンプと、
前記ポンプが吐出した油が供給されることで作動するアクチュエータと、
前記アクチュエータの操作内容に応じて前記ポンプの容量を制御するコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、前記ポンプの容量の単位時間当たりの変化量であるポンプ容量変化量の大きさの上限値を、前記ポンプの回転数に応じて変える、
ポンプ制御装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載のポンプ制御装置であって、
前記コントローラは、
前記ポンプの回転数が第1回転数のときの前記上限値を、第1上限値に設定し、
前記ポンプの回転数が前記第1回転数よりも大きい第2回転数のときの前記上限値を、前記第1上限値よりも小さい第2上限値に設定する、
ポンプ制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載のポンプ制御装置であって、
前記コントローラは、前記ポンプの回転数が大きくなるにしたがって、前記上限値が小さくなくように、前記上限値を設定する、
ポンプ制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載のポンプ制御装置であって、
前記コントローラは、前記ポンプの回転数が所定範囲内の任意の回転数のときに、前記ポンプの吐出流量の単位時間当たりの変化量が一定になるように、前記上限値を設定する、
ポンプ制御装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のポンプ制御装置であって、
前記動力源および前記ポンプは、作業機械に搭載され、
前記アクチュエータは、前記作業機械を作動させる、
ポンプ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータに油を供給するポンプを制御するポンプ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、従来のポンプに関する技術が記載されている。同文献に記載の技術では、アクチュエータ(同文献では油圧シリンダ)の起動時に、ポンプからアクチュエータに供給される油の流量の増加の割合が徐々に大きくされる。これにより、アクチュエータの起動時のショックを低減しつつ良好な加速性を得ることが図られる(同文献の要約を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-139658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポンプからアクチュエータに供給される油の流量は、ポンプの回転数によって変わる。しかし、同文献に記載の発明では、ポンプの回転数は考慮されていない。そのため、ポンプの回転数によっては、アクチュエータの起動時のショック低減効果、およびアクチュエータの加速性を得る効果が適切に得られないおそれがある。また、アクチュエータの起動時のショック以外にも、ポンプからアクチュエータに供給される油の流量が急変することによる問題が生じる場合がある(詳細は後述)。
【0005】
そこで、本発明は、ポンプからアクチュエータに供給される油の流量を、ポンプの回転数に応じた適切な量に設定することができる、ポンプ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ポンプ制御装置は、ポンプと、アクチュエータと、コントローラと、を備える。前記ポンプは、動力源に回転駆動されることで油を吐出し、容量を変更可能である。前記アクチュエータは、前記ポンプが吐出した油が供給されることで作動する。前記コントローラは、前記アクチュエータの操作内容に応じて前記ポンプの容量を制御する。前記コントローラは、前記ポンプの容量の単位時間当たりの変化量であるポンプ容量変化量の大きさの上限値を、前記ポンプの回転数に応じて変える。
【発明の効果】
【0007】
上記構成により、ポンプからアクチュエータに供給される油の流量を、ポンプの回転数に応じた適切な量に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ポンプ制御装置1の作業機械10を横から見た図である。
図1に示すポンプ制御装置1の回路図である。
図2に示す操作部31の操作量と、ポンプ21の目標ポンプ容量qrとの関係を示すグラフである。
図2に示す操作部31の操作量、およびポンプ21のポンプ容量qの、時間変化を示すグラフである。
図2に示す操作部31の操作量、およびポンプ21のポンプ吐出流量Qの、時間変化を示すグラフであって、上限値Rが一定の場合のグラフである。
図2に示すポンプ21のポンプ回転数Nに対する、上限値Rおよびポンプ吐出流量変化量ΔQの関係を示すグラフである。
図5相当図であり、図2に示すポンプ21のポンプ回転数Nに応じて上限値Rが変わる場合のグラフである。
図2に示すコントローラ40の処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図8を参照して、ポンプ制御装置1について説明する。
【0010】
ポンプ制御装置1は、図2に示すポンプ21を制御する装置である。ポンプ制御装置1は、作業機械10(図1参照)と、操作部31と、操作量検出部33と、コントローラ40と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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