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公開番号2024014097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116689
出願日2022-07-21
発明の名称油圧装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F15B 21/14 20060101AFI20240125BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】省エネ性能を向上させることができる油圧装置を提供する
【解決手段】油圧装置は、アクチュエータ(10)から排出された作動油を油タンク(100)へ案内する第1油流路(L1)に設けられ、ベントポート(23)を有するリリーフ弁(20)と、吐出側がベントポート(23)に接続されている油圧ポンプ(31)と、油圧ポンプ(31)を駆動するモータ(41)と、第1油流路(L1)に設けられ、リリーフ弁(20)よりも下流側に位置する油圧モータ(32)と、油圧モータ(32)で駆動される発電機(42)と、リリーフ弁(20)と油圧モータ(32)との間の作動油の圧力を所定圧力以下に制御する圧力制御弁(50)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アクチュエータ(10)から排出された作動油を油タンク(100)へ案内する第1油流路(L1)に設けられ、ベントポート(23)を有するリリーフ弁(20)と、
吐出側が上記ベントポート(23)に接続されている油圧ポンプ(31)と、
上記油圧ポンプ(31)を駆動するモータ(41)と、
上記第1油流路(L1)に設けられ、上記リリーフ弁(20)よりも下流側に位置する油圧モータ(32,232)と、
上記油圧モータ(32,232)で駆動される発電機(42)と、
上記リリーフ弁(20)と上記油圧モータ(32,232)との間の作動油の圧力を所定圧力以下に制御する圧力制御弁(50)と
を備える、油圧装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1に記載の油圧装置において、
上記リリーフ弁(20)と上記油圧モータ(32,232)との間に接続されたアキュムレータ(60)を備える、油圧装置。
【請求項3】
請求項2に記載の油圧装置において、
上記第1油流路(L1)において、上記リリーフ弁(20)よりも下流側、かつ、上記アキュムレータ(60)が接続されている箇所よりも上流側には、上記リリーフ弁(20)から上記油圧モータ(32,232)への作動油の流れを許容する第1チェック弁が設けられている、油圧装置。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか一項に記載の油圧装置において、
上記第1油流路(L1)において上記リリーフ弁(20)よりも上流側には、第2油流路(L2)を介して上記油タンク(100)が接続され、
上記第2油流路(L2)には、上記油タンク(100)から上記アクチュエータ(10)への作動油の流れを許容する第2チェック弁(72)が設けられている、油圧装置。
【請求項5】
請求項1から3までのいずれか一項に記載の油圧装置において、
上記油圧モータ(232)は、第3油流路(L3)を介して上記アクチュエータ(10)に接続され、上記油タンク(100)から上記アクチュエータ(10)へ作動油を供給する油圧ポンプモータ(232)である、油圧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、油圧装置としては、油圧シリンダから排出される作動油を油タンクに戻すリリーフ弁と、吐出側がリリーフ弁のベントポートに接続された油圧ポンプとを備えたものがある(例えば、特開2020-171959号公報(特許文献1)参照)。
【0003】
上記構成の油圧装置では、油圧ポンプから吐出された作動油の圧力でリリーフ弁のベント圧を制御することにより、リリーフ弁の設定圧の制御することが可能であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-171959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の油圧装置では、油圧シリンダから作動油が排出されるとき、その作動油のエネルギは全て熱に変わっているため、省エネ性能に改善の余地があった。
【0006】
本開示の課題は、省エネ性能を向上させることができる油圧装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第1態様に係る油圧装置は、
アクチュエータから排出された作動油を油タンクへ案内する第1油流路に設けられ、ベントポートを有するリリーフ弁と、
吐出側が上記ベントポートに接続されている油圧ポンプと、
上記油圧ポンプを駆動するモータと、
上記第1油流路に設けられ、上記リリーフ弁よりも下流側に位置する油圧モータと、
上記油圧モータで駆動される発電機と、
上記リリーフ弁と上記油圧モータとの間の作動油の圧力を所定圧力以下に制御する圧力制御弁と
を備える。
【0008】
上記構成によれば、第1油流路にはリリーフ弁および油圧モータが設けられている。この油圧モータは、リリーフ弁よりも下流側に位置すると共に、発電機を駆動する。したがって、リリーフ弁が開いたとき、省エネ性能を改善することができる。
【0009】
本開示の第2態様に係る油圧装置は、
上記第1態様に記載の油圧装置において、
上記リリーフ弁と上記油圧モータとの間に接続されたアキュムレータを備える。
【0010】
上記構成によれば、上記リリーフ弁と油圧モータとの間にアキュムレータを接続することにより、リリーフ弁から油圧モータへ作動油が流れるとき、その作動油の圧力が急激に変動するのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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