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公開番号2024027805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130929
出願日2022-08-19
発明の名称電動作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240222BHJP(車両一般)
要約【課題】電動モータの始動の適否に関する情報を運転者に報知可能な電動作業車を提供する。
【解決手段】電動作業車は、電動作業車の駆動を制御する駆動制御ユニット6Bと、電動作業車の車両状態情報を表示する表示ユニット70と、表示ユニット70における表示を制御する報知制御ユニット7とを備え、表示ユニット70は、電動モータ1の始動許可を示す始動許可表示体を備え、駆動制御ユニット6Bは、電動モータの始動許可判定を行う始動判定部62を備え、報知制御ユニット7は、始動判定部62の判定結果に基づいて始動許可表示体に対する表示制御信号を生成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
充電可能なバッテリから給電される電動モータの動力によって駆動する電動作業車であって、
前記電動作業車の駆動を制御する駆動制御ユニットと、前記電動作業車の車両状態情報を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットにおける表示を制御する報知制御ユニットとが備えられ、
前記表示ユニットは、前記電動モータの始動許可を示す始動許可表示体を備え、
前記駆動制御ユニットは、前記電動モータの始動許可判定を行う始動判定部を備え、
前記報知制御ユニットは、前記始動判定部の判定結果に基づいて前記始動許可表示体に対する表示制御信号を生成する、電動作業車。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記バッテリの充電時には、前記始動判定部は始動禁止を判定する請求項1に記載の電動作業車。
【請求項3】
前記表示ユニットは、前記バッテリの充電状態を示す充電表示体を備え、前記充電表示体は、正常充電中は正常充電を表示し、異常充電終了時には異常充電終了を表示する請求項1に記載の電動作業車。
【請求項4】
前記表示ユニットは、電動駆動系のエラーを表示する電動駆動警告表示体と、車両状態エラーを表示する車両状態警告表示体とを備えている請求項1に記載の電動作業車。
【請求項5】
前記表示ユニットは、前記バッテリのバッテリ残量を表示するバッテリ残量表示体と、前記バッテリの温度を表示するバッテリ温度表示体とを備えている請求項1に記載の電動作業車。
【請求項6】
前記駆動制御ユニットは、電動駆動系の状態に基づいて、前記電動モータの出力を制限する出力制限部を備え、前記表示ユニットは、前記電動モータの出力制限時に当該出力制限を示す出力制限表示体を備える請求項1に記載の電動作業車。
【請求項7】
前記報知制御ユニットは、音声報知デバイスを介して、運転者に報知すべき情報を音声で報知する請求項1から6のいずれか一項に記載の電動作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電可能なバッテリから給電される電動モータの動力によって駆動する電動作業車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電動作業車は、バッテリ及び電動モータを動力源とする走行車両であるので、バッテリの状態に関するバッテリ情報及び電動モータの状態に関する電動モータ情報は重要である。したがって、このバッテリ情報及び電動モータ情報は、電動作業車の管理者(運転者)に報知する必要がある。特許文献1に記載された電動作業車では、バッテリの残り容量が表示装置に表示される。
【0003】
特許文献2に記載された充電式電動車両では、表示装置の表示部に、稼働情報が表示される。稼働情報には、車両累積稼働時間、及び、駆動用バッテリに関する情報である駆動用バッテリの温度、バッテリ残量、推定稼働可能時間が含まれる。さらに、電動車両が普通充電モード又は急速充電モードである場合、バッテリ残量、充電に関する経過時間や残り時間、普通充電中又は急速充電中であることを示す情報、充電の進捗を示す情報が表示される。また、運転者が表示装置の操作部を操作することで、駆動用バッテリの電圧や温度もしくは電流などの表示も可能である。さらに、この充電式電動車両では、駆動用バッテリの異常や高電圧回路の異常などを起因とする電動モータの動作不能が判定され、その判定結果を表示する表示灯も備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-080703号公報
特開2021-123882号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動作業車においては、電動モータが動作可能であっても、安全等を考慮すれば、電動モータの始動が不適切であり場合がある。このことから、電動モータの単純な動作可否判定だけでなく、現状の電動作業車の状態が電動モータの始動に適しているかどうかが判定されること、つまり、電動モータの始動タイミングの適否判定が行われると、好都合である。しかしながら、特許文献1や特許文献2などの従来の電動作業車では、電動モータ始動タイミングの適否判定の結果を表示するという技術思想は考慮されていない。このため、電動モータを始動させてはいけない状況であるにもかかわらず、電動作業車に不慣れな運転者などは、電動モータを始動しまうという不都合がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による電動作業車は、充電可能なバッテリから給電される電動モータの動力によって駆動するものであって、前記電動作業車の駆動を制御する駆動制御ユニットと、前記電動作業車の車両状態情報を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットにおける表示を制御する報知制御ユニットとが備えられ、
前記表示ユニットは、前記電動モータの始動許可を示す始動許可表示体を備え、前記駆動制御ユニットは、前記電動モータの始動許可判定を行う始動判定部を備え、前記報知制御ユニットは、前記始動判定部の判定結果に基づいて前記始動許可表示体に対する表示制御信号を生成する。
【0007】
この構成によれば、電動作業車の駆動を制御する駆動制御ユニットの始動判定部によって、電動モータの始動許可判定が行われ、この判定結果が始動許可であれば、表示ユニットの始動許可表示体が電動モータの始動許可を表示する。つまり、電動モータの始動の適否に関する情報が、始動許可表示体を通じて運転者に報知される。運転者は、始動許可表示体が電動モータの始動許可を示していれば、電動モータの始動を行い、始動許可表示体が始動許可を示していなければ、電動モータの始動を行わない。これにより、運転者は、適正なタイミングで電動モータを始動することができる。
【0008】
特に不適切な電動モータの始動タイミングは、バッテリの充電時である。このため、本発明では、前記バッテリの充電時には、前記始動判定部は始動禁止を判定する。
【0009】
本発明の実施形態の1つでは、前記表示ユニットは、前記バッテリの充電状態を示す充電表示体を備え、前記充電表示体は、正常充電中は正常充電を表示し、異常充電終了時には異常充電終了を表示する。この構成では、表示ユニットに、始動許可表示体以外に、バッテリの充電状態を示す充電表示体が備えられているので、運転者は、電動モータの始動タイミングだけでなく、電動モータの動作に影響する充電状態も、把握可能である。
【0010】
本発明の実施形態の他の1つでは、前記表示ユニットは、電動駆動系のエラーを表示する電動駆動警告表示体と、車両状態エラーを表示する車両状態警告表示体とを備えている。この構成では、表示ユニットを通じて、運転者は、電動作業車の電動モータを含む電動駆動系に問題が生じていること、及び電動作業車の車両状態に問題が生じていることを、把握できる。
(【0011】以降は省略されています)

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