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公開番号2024024562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127485
出願日2022-08-09
発明の名称恒温恒湿装置、管理システム及び恒温恒湿装置の制御方法
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類A21C 13/00 20060101AFI20240215BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】湿度センサの劣化を防止する恒温恒湿装置を提供する。
【解決手段】恒温恒湿装置100は、ホイロ運転の停止後、温度センサ121により測定される貯蔵室22内の温度が、ホイロ運転後の貯蔵室22内の温度よりも高い設定温度となるように、循環用ファン25及び加温ヒータ28を駆動させ、湿度センサ123により測定される貯蔵室22内の湿度が、予め設定された第1しきい値未満に低下するまで、循環用ファン25及び加温ヒータ28を駆動させる第1制御部150を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
収容庫内の空気を循環させる循環用ファンと、
前記収容庫内の温度を測定する温度センサと、
前記収容庫内の湿度を測定する湿度センサと、
前記収容庫内を加湿する加湿器と、
前記収容庫内を加温する加温ヒータと、
前記収容庫内の収容物を発酵させるホイロ運転の停止後、前記温度センサにより測定される前記収容庫内の温度が、前記ホイロ運転後の前記収容庫内の温度よりも高い設定温度となるように、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させ、
前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が、予め設定された第1しきい値未満に低下するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる制御部と、
を備える恒温恒湿装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
収容庫内の空気を循環させる循環用ファンと、
前記収容庫内の温度を測定する温度センサと、
前記収容庫内の湿度を測定する湿度センサと、
前記収容庫内を加湿する加湿器と、
前記収容庫内を加温する加温ヒータと、
操作を受け付ける受付部と、
前記受付部により操作を受け付けた場合に、前記温度センサにより測定される前記収容庫内の温度が、前記収容庫内の温度よりも高い設定温度となるように、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させ、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が、予め設定された第2しきい値未満に低下するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる制御部と、
を備える恒温恒湿装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記ホイロ運転の停止後、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させてから、予め設定された第1設定時間を経過すると、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が前記第1しきい値未満に低下したか否かを判定し、前記収容庫内の湿度が前記第1しきい値未満に低下したと判定すると、前記循環用ファン及び前記加温ヒータの駆動を停止させる請求項1記載の恒温恒湿装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記受付部が前記操作を受け付けて、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させてから、予め設定された第2設定時間を経過すると、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が前記第2しきい値未満に低下したか否かを判定し、前記収容庫内の湿度が前記第2しきい値未満に低下したと判定すると、前記循環用ファン及び前記加温ヒータの駆動を停止させる請求項2記載の恒温恒湿装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が前記第1しきい値未満に低下するか、又は、前記第1設定時間の経過後、予め設定された第3設定時間を経過するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる請求項3記載の恒温恒湿装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が前記第2しきい値未満に低下するか、又は、前記第2設定時間の経過後、予め設定された第4設定時間を経過するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる請求項4記載の恒温恒湿装置。
【請求項7】
前記第2しきい値は、前記第1しきい値よりも低い値に設定される請求項2又は4記載の恒温恒湿装置。
【請求項8】
恒温恒湿装置と、前記恒温恒湿装置を管理するサーバ装置と、を備える管理システムであって、
前記恒温恒湿装置は、
収容庫内の空気を循環させる循環用ファンと、
前記収容庫内の温度を測定する温度センサと、
前記収容庫内の湿度を測定する湿度センサと、
前記収容庫内を加湿する加湿器と、
前記収容庫内を加温する加温ヒータと、
前記サーバ装置と通信する通信部と、
前記サーバ装置からの指示を前記通信部により受信した場合、前記温度センサにより測定される前記収容庫内の温度が、前記収容庫内の温度よりも高い設定温度となるように、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させ、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が、予め設定された第2しきい値未満に低下するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる制御部と、
を備える管理システム。
【請求項9】
前記サーバ装置は、
前記恒温恒湿装置の識別情報と、前記恒温恒湿装置との通信に使用する通信情報と、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを動作させる開始時間の設定と、を登録するテーブルを記憶する記憶部を備え、
前記サーバ装置は、前記テーブルに登録された開始時刻になると、前記通信情報を使用して前記恒温恒湿装置と通信し、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを動作させるように指示する、請求項8記載の管理システム。
【請求項10】
前記テーブルには、前記恒温恒湿装置の識別情報と、使用者を認証する認証情報と、が登録され、
前記サーバ装置は、前記認証情報により認証された使用者が操作する携帯装置から受信する指示により、前記テーブルの前記開始時刻の変更を受け付ける、請求項9記載の管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、恒温恒湿装置、管理システム及び恒温恒湿装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、庫内Cの温度を調節する温度調節手段12と、庫内Cの湿度を調節する湿度調節手段16と、庫内Cの空気を循環させる空気循環手段13とを備える製パン用温湿調節庫を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-57840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、湿度センサの劣化を抑制する恒温恒湿装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示における恒温恒湿装置は、収容庫内の空気を循環させる循環用ファンと、前記収容庫内の温度を測定する温度センサと、前記収容庫内の湿度を測定する湿度センサと、前記収容庫内を加湿する加湿器と、前記収容庫内を加温する加温ヒータと、前記収容庫内の収容物を発酵させるホイロ運転の停止後、前記温度センサにより測定される前記収容庫内の温度が、前記ホイロ運転後の前記収容庫内の温度よりも高い設定温度となるように、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させ、前記湿度センサにより測定される前記収容庫内の湿度が、予め設定された第1しきい値未満に低下するまで、前記循環用ファン及び前記加温ヒータを駆動させる制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示における恒温恒湿装置は、湿度センサの劣化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
恒温恒湿装置の斜視図
恒温恒湿装置の正面側からの内部構造を示す図
恒温恒湿装置のA-A断面図
恒温恒湿装置のB-B断面図
恒温恒湿装置の機能的構成を示すブロック図
管理システムのシステム構成図
乾燥時刻管理テーブルの構成の一例を示す図
恒温恒湿装置の第1動作モードでの動作を示すフローチャート
恒温恒湿装置の第2動作モードでの動作を示すフローチャート
登録情報管理テーブルの構成の一例を示す図
入庫確認管理テーブルの構成の一例を示す図
サーバ装置の動作を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
(本開示の基礎となった知見等)
本発明者らは、恒温恒湿装置をホイロ運転させた後、直ちに恒温恒湿装置の運転を停止させた場合、加湿器が備えるタンク内の水温が、恒温恒湿装置の庫内の温度に比較して相当高くなるため、庫内が加湿され、庫内の湿度が高くなり、結果として、湿度センサの感湿材料部分に結露が生じ、湿度センサの特性に劣化が見られるという課題を発見した。
そして、発明者らは、ホイロ運転後の湿度センサの結露を防止するため、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、湿度センサの劣化を抑制する恒温恒湿装置を提供することを目的とする。
【0009】
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
【0010】
(実施の形態1)
図面を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.恒温恒湿装置の構成]
図1は、実施の形態1における恒温恒湿装置100の斜視図であり、図2は、実施の形態1における恒温恒湿装置100の正面側からの内部構造を示す図である。図3は、図2のA-A断面図であり、図4は、図2のB-B断面図である。
本明細書の説明において、恒温恒湿装置100の前後及び左右等の各方向については、図1、図2を基準にして用いる。例えば、図1及び図2の左右は、恒温恒湿装置100の左右に対応する。また、恒温恒湿装置100の前面及び後面を、それぞれ正面及び背面とも称す。
(【0011】以降は省略されています)

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