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公開番号2024018791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022122334
出願日2022-07-29
発明の名称液体充填装置
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B67C 3/26 20060101AFI20240201BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】液体供給路に高温の液体が供給された場合であっても合成樹脂製のシール部材によりシール性を確保することが可能な液体充填装置を提供することである。
【解決手段】被充填体2に液体3を充填する液体充填装置1であって、液体供給部13と、供給口21とシール面22とを備えたノズル20と、液体供給路11の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッド31と、駆動ロッド31に固定されたシール部材32と、を有し、駆動ロッド31の支持面31bとシール部材32の対向面32bとの間に隙間60が設けられていることを特徴とする液体充填装置1。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被充填体に液体を充填する液体充填装置であって、
液体供給路に液体を供給する液体供給部と、
前記液体供給路に連なる供給口と、前記供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、
前記ノズルの側を向く支持面と前記支持面に設けられた被係合部とを備え、前記液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、
前記シール面の側を向く当接面と、前記支持面の側を向く対向面と、前記対向面に設けられた係合部とを備え、前記係合部が前記被係合部に係合して前記駆動ロッドに固定されて、前記当接面が前記シール面に当接して前記供給口を閉塞する閉位置と前記当接面が前記シール面から離れて前記供給口を開く開位置との間で前記駆動ロッドとともに移動する合成樹脂製のシール部材と、を有し、
前記支持面と前記対向面との間に隙間が設けられていることを特徴とする液体充填装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、
前記被係合部がネジ穴であり、
前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法よりも大きく設定されている、請求項1に記載の液体充填装置。
【請求項3】
前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、
前記被係合部がネジ穴であり、
前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法と同一に設定されるとともに前記係合部の先端面と前記被係合部の底面との間にスペーサ部材が配置されている、請求項1に記載の液体充填装置。
【請求項4】
前記供給口が、前記シール面の内周縁から下方に延びる円筒状に構成されている、請求項1~3の何れか1項に記載の液体充填装置。
【請求項5】
前記シール部材の下端に一体に設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記供給口の内側に配置される延長部と、
前記延長部に設けられ、前記延長部の下端に一端が開口するとともに前記延長部の外周面に他端が開口する吸引孔と、
前記ノズルに設けられ、前記シール部材が前記閉位置にあるときに前記吸引孔の前記他端に連通する吸引路と、
前記吸引路に接続された負圧供給源と、をさらに有する、請求項4に記載の液体充填装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被充填体に液体を充填する液体充填装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
液体を加圧媒体としてブロー成形する液体ブロー成形により合成樹脂製の容器を製造する液体ブロー成形装置においては、被充填体であるプリフォームに加圧した液体を充填(供給)する液体充填装置が用いられている。
【0003】
例えば特許文献1には、液体供給路に液体を供給する液体供給部と、液体供給路に連なる供給口と供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、シール面の側を向く当接面を備え、駆動ロッドに固定されたシール部材とを備え、シール部材の当接面がシール面に当接して供給口が閉塞されるとともに、液体ブロー成形を行う際、駆動ロッドが上方に移動してシール部材の当接面がシール面から離れることで、供給口が開かれてプリフォームに加圧した液体が供給されるように構成された液体充填装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-130799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の液体充填装置では、液体を加圧しながら充填を行うために、液体供給路の内部は常に液体で満たされているので、供給路をシール部材で密封する必要がある。そこで、シール部材による供給口のシール性を高めるために、シール部材として合成樹脂製のものを用いることが好ましい。
【0006】
しかし、シール部材として合成樹脂製のものを用いた構成では、洗浄等のために液体供給路に熱湯を供給する場合や高温の液体を被充填体に充填する場合などにおいて、液体供給路に高温の液体が供給されると、シール部材の当接面が熱による影響を受けてシール性が低下し、供給口から液体が漏出する虞がある、という問題があった。供給口から液体が漏出すると、金型や製品である容器が漏出した液体によって汚染されることになる。
【0007】
これに対し、シール部材を合成樹脂製ではなく金属製とすることが考えられえる。しかし、シール部材を金属製とすると、シール性を確保し難くなり、また液体に金属粉が混入する虞がある、という問題が生じることになる。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体供給路に高温の液体が供給された場合であっても合成樹脂製のシール部材によりシール性を確保することが可能な液体充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の液体充填装置は、被充填体に液体を充填する液体充填装置であって、液体供給路に液体を供給する液体供給部と、前記液体供給路に連なる供給口と、前記供給口よりも上流側に設けられたシール面とを備えたノズルと、前記ノズルの側を向く支持面と前記支持面に設けられた被係合部とを備え、前記液体供給路の内部に上下方向に移動自在に配置された駆動ロッドと、前記シール面の側を向く当接面と、前記支持面の側を向く対向面と、前記対向面に設けられた係合部とを備え、前記係合部が前記被係合部に係合して前記駆動ロッドに固定されて、前記当接面が前記シール面に当接して前記供給口を閉塞する閉位置と前記当接面が前記シール面から離れて前記供給口を開く開位置との間で前記駆動ロッドとともに移動する合成樹脂製のシール部材と、を有し、前記支持面と前記対向面との間に隙間が設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明の液体充填装置は、上記構成において、前記係合部が前記対向面から突出する雄ねじ部であり、前記被係合部がネジ穴であり、前記係合部の軸方向寸法が前記被係合部の軸方向寸法よりも大きく設定されているのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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