TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023114162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-17
出願番号2022016355
出願日2022-02-04
発明の名称外観検査装置及び納品方法
出願人恒成株式会社
代理人個人
主分類G01N 21/892 20060101AFI20230809BHJP(測定;試験)
要約【課題】帯状体をライン内に入り込むことなく目視確認でき、しかも、撮影した動画像中の帯状体の長手方向位置を示す位置情報も共に保存でき、さらに、納品先に傷等の情報を容易に且つ正確に告知できるなど、これまでにない外観検査装置及び納品方法を提供する。
【解決手段】スリッターラインに設けられる外観検査装置であって、所定幅に切断された帯状体1の表面若しくは裏面の傷、凹み若しくは汚れなどを撮影する撮影手段3と、撮影手段3で撮影された動画像をリアルタイムで表示する表示手段4と、保存開始指示手段5からの指示に応じて撮影手段3で撮影された動画像を指示の前後にわたる所定時間分だけ保存する動画像保存手段とを備え、動画像保存手段は、保存される動画像中の帯状体長手方向位置を示す位置情報も保存するように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送される金属製の帯状体をスリッター部で所定幅に切断して巻き取るスリッターラインに設けられる外観検査装置であって、
前記スリッター部で所定幅に切断された前記帯状体の表面若しくは裏面の傷、凹み若しくは汚れなどを撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影された動画像をリアルタイムで表示する表示手段と、
保存開始指示手段からの指示に応じて前記撮影手段で撮影された動画像を前記指示の前後にわたる所定時間分だけ保存する動画像保存手段とを備え、
前記動画像保存手段は、保存される動画像中の前記帯状体長手方向位置を示す位置情報も保存するように構成されていることを特徴とする外観検査装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
請求項1記載の外観検査装置において、前記表示手段は、前記保存開始指示手段を操作する場所から前記撮影手段で撮影された前記動画像を視認可能な位置に設けられていることを特徴とする外観検査装置。
【請求項3】
請求項1,2いずれか1項に記載の外観検査装置において、前記撮影手段は前記帯状体の下方位置に設けられ該帯状体の裏面を撮影するように構成されていることを特徴とする外観検査装置。
【請求項4】
請求項1~3いずれか1項に記載の外観検査装置において、前記動画像保存手段は、前記位置情報が前記動画像と共に表示されるように保存するものであることを特徴とする外観検査装置。
【請求項5】
請求項1~4いずれか1項に記載の外観検査装置において、前記動画像保存手段は、前記保存開始指示手段による指示の前後40秒~前後80秒間内で前記動画像を保存するように構成されていることを特徴とする外観検査装置。
【請求項6】
搬送される金属製の帯状体をスリッター部で所定幅に切断して巻き取られた巻回製品を、当該巻回製品における細幅帯状体の表面若しくは裏面の傷、凹み若しくは汚れなどを撮影した動画像と共に納品することを特徴とする納品方法。
【請求項7】
請求項6記載の納品方法において、前記撮影された動画像は、適宜な指示に応じて前記指示の前後にわたる所定時間分を保存したものであり、この保存された動画像には該動画像中の前記細幅帯状体長手方向位置を示す位置情報が共に表示されることを特徴とする納品方法。
【請求項8】
請求項7記載の納品方法において、前記巻回製品と共に、前記位置情報を含む前記動画像を提示して、傷、凹み若しくは汚れなどの製品異常情報をクライアントに告知する告知工程を含むことを特徴とする納品方法。
【請求項9】
請求項7,8いずれか1項に記載の納品方法において、前記指示の前後にわたる所定時間分は、指示の前後40秒~前後80秒間分であることを特徴とする納品方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外観検査装置及び納品方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
長尺の金属製の帯状体を長手方向に沿って複数条に連続的に裁断し、同時に細幅となった多条の帯状体を巻き取り加工するスリッターラインが知られており(特許文献1等参照)、このスリッターラインにおいて帯状体の傷、凹み若しくは汚れなどを作業者が目視で確認する場合がある。
【0003】
この際、表面(上面)はライン外から比較的容易に目視確認することができるが、裏面(下面)は作業者が帯状体の下方から覗き込んで目視せざるを得ず、したがって、ライン内に入り込むことになり、極めて危険であり、より安全性が高く効率的な目視確認の手法が要望されている。
【0004】
目視により傷等を発見した場合、例えば品質等に影響が出るような大きい(深い)傷は排除して納品される(傷を含む前後所定長さを切除して納品。)。また、品質等に影響がない小さい(浅い)傷や単なる汚れなどについては、発見時に作業者が帯状体に直接付箋を貼着しておき、傷等の場所が分かるようにして納品されるが(実質的な影響はないが傷があることを納品先に告知するため。)、この付箋貼着時も上記同様に危険であり、また、余分な作業工程となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第2784428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述のような現状に鑑みなされたもので、帯状体をライン内に入り込むことなく目視確認でき、しかも、撮影した動画像中の帯状体長手方向位置を示す位置情報も共に保存でき、さらに、納品先に傷等の情報を容易に且つ正確に告知できるなど、これまでにない外観検査装置及び納品方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
搬送される金属製の帯状体1をスリッター部2で所定幅に切断して巻き取るスリッターラインに設けられる外観検査装置であって、
前記スリッター部2で所定幅に切断された前記帯状体1の表面若しくは裏面の傷、凹み若しくは汚れなどを撮影する撮影手段3と、
前記撮影手段3で撮影された動画像をリアルタイムで表示する表示手段4と、
保存開始指示手段5からの指示に応じて前記撮影手段3で撮影された動画像を前記指示の前後にわたる所定時間分だけ保存する動画像保存手段とを備え、
前記動画像保存手段は、保存される動画像中の前記帯状体長手方向位置を示す位置情報も保存するように構成されていることを特徴とする外観検査装置に係るものである。
【0009】
また、請求項1記載の外観検査装置において、前記表示手段4は、前記保存開始指示手段5を操作する場所から前記撮影手段3で撮影された前記動画像を視認可能な位置に設けられていることを特徴とする外観検査装置に係るものである。
【0010】
また、請求項1,2いずれか1項に記載の外観検査装置において、前記撮影手段3は前記帯状体1の下方位置に設けられ該帯状体1の裏面を撮影するように構成されていることを特徴とする外観検査装置に係るものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

オンキヨー株式会社
システム
15日前
個人
歩行者音声ガイドシステム
26日前
横河電機株式会社
光学プローブ
15日前
個人
回転動作検出システム
1日前
太陽誘電株式会社
検出装置
22日前
大和製衡株式会社
重量選別機
20日前
株式会社東芝
センサ
7日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
23日前
矢崎総業株式会社
センサ
22日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
23日前
大同特殊鋼株式会社
形状検出装置
22日前
個人
氷河融雪水流出量の推定方法
14日前
株式会社テイエルブイ
流量推定システム
1日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
23日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
15日前
トヨタ自動車株式会社
劣化推定装置
23日前
株式会社島津製作所
分析装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
温度計測装置
2日前
三晶エムイーシー株式会社
試料容器
8日前
株式会社ダイヘン
異常検出装置
20日前
マレリ株式会社
推定装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
電気機器
26日前
東海電子株式会社
アルコール測定装置
15日前
ホシデン株式会社
検出装置
7日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社徳屋
丁張用固定具
2日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
ミイシステム株式会社
非接触信号状態判定装置
26日前
株式会社ダイヘン
センサユニット
1日前
マグネデザイン株式会社
GSR素子の製造方法
13日前
続きを見る