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公開番号2023078928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192266
出願日2021-11-26
発明の名称ワイヤハーネス
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20230531BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】経路規制部材と他の部材との接続信頼性を向上できるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材20及び外装部材30を有するワイヤハーネス本体11と、外装部材30の外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体11の経路を規制する第1経路規制部材40と、第1経路規制部材40の長さ方向の一部の外周に取り付けられる第2経路規制部材50とを有する。第1経路規制部材40は、外装部材30の外周の一部を覆う第1本体部41と、第1本体部41の長さ方向と直交する方向に開口するとともに第1本体部41の長さ方向の全長にわたって延びる挿入口42とを有する。第2経路規制部材50は、第1経路規制部材40の接続部47の外周を覆う被覆部51を有する。被覆部51は、ワイヤハーネス本体11の長さ方向において、被覆部51に対して必要な第1経路規制部材40の最小挿入量を示す目印67を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、
前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、
前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、
前記経路規制部材は、前記外装部材の外周の一部を覆う第1本体部と、前記第1本体部の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1本体部の長さ方向の全長にわたって延びる挿入口とを有し、
前記経路規制部材は、前記取付部材に接続される接続部を有し、
前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、
前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記被覆部に対して必要な前記経路規制部材の最小挿入量を示す目印を有するワイヤハーネス。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記経路規制部材の長さ方向の第1端面と係合可能な規制壁を有する請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記規制壁は、前記被覆部の長さ方向の一端部に設けられており、
前記被覆部は、前記被覆部の長さ方向の両端部のうち前記規制壁とは反対側の端部が有する第2端面を有し、
前記目印は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記第2端面から第1距離だけ離れて設けられており、
前記第1距離は、前記最小挿入量に応じた距離である請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記被覆部は、前記接続部の外周及び前記接続部が取り付けられている部分の前記外装部材の外周を周方向全周にわたって包囲する環状に形成されており、
前記被覆部は、前記第1本体部の外周の一部を覆う第2本体部と、前記第2本体部に連結される蓋部と、を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記目印は、前記第2本体部の内面に設けられている請求項4に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記目印は、前記被覆部の周方向において、前記第2本体部の全周にわたって延びている請求項5に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記目印は、前記第2本体部の内面から凹む凹部を有し、
前記凹部は、前記被覆部の径方向において前記第2本体部を貫通しない凹部である請求項5又は請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記第2本体部は、前記第2本体部の周方向の両端面である第3端面及び第4端面を有し、
前記目印は、前記第3端面及び前記第4端面の少なくとも一方に設けられている請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記経路規制部材を第1経路規制部材としたときに、
前記取付部材は、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する第2経路規制部材であり、
前記接続部は、前記第1経路規制部材の長さ方向の端部に設けられており、
前記被覆部は、前記第2経路規制部材の長さ方向の端部に設けられており、
前記第1経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において直線状をなす部分である直線部の経路を規制しており、
前記第2経路規制部材は、前記ワイヤハーネス本体の経路において屈曲する部分である屈曲部の経路を規制している請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネスに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用のワイヤハーネスとして、電線部材及び電線部材を覆う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、外装部材の外周に取り付けられ、ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-55760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記ワイヤハーネスにおいて、外装部材等の他の部材に対する経路規制部材の接続信頼性の向上が望まれている。
本開示の目的は、経路規制部材と他の部材との接続信頼性を向上できるワイヤハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、前記経路規制部材は、前記外装部材の外周の一部を覆う第1本体部と、前記第1本体部の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1本体部の長さ方向の全長にわたって延びる挿入口とを有し、前記経路規制部材は、前記取付部材に接続される接続部を有し、前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記被覆部に対して必要な前記経路規制部材の最小挿入量を示す目印を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示のワイヤハーネスによれば、経路規制部材と他の部材との接続信頼性を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略横断面図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略正面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略断面図である。
図7は、変更例のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。
図8は、変更例のワイヤハーネスを示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のワイヤハーネスは、電線部材及び前記電線部材の外周を囲う外装部材を有するワイヤハーネス本体と、前記外装部材の外周に取り付けられ、前記ワイヤハーネス本体の経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材の長さ方向の一部の外周に取り付けられる取付部材と、を有し、前記経路規制部材は、前記外装部材の外周の一部を覆う第1本体部と、前記第1本体部の長さ方向と直交する方向に開口するとともに前記第1本体部の長さ方向の全長にわたって延びる挿入口とを有し、前記経路規制部材は、前記取付部材に接続される接続部を有し、前記取付部材は、前記接続部の外周を覆う被覆部を有し、前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記被覆部に対して必要な前記経路規制部材の最小挿入量を示す目印を有する。
【0009】
この構成によれば、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、経路規制部材の接続部と取付部材の被覆部とが重なって設けられる。このとき、接続部の外周を覆う被覆部に、その被覆部に対して必要な経路規制部材の最小挿入量を示す目印が設けられる。このため、被覆部に対して経路規制部材を挿入する作業の際に、目印に基づいて、被覆部に対する経路規制部材の最小挿入量の位置を容易に確認することができる。したがって、目印を確認しながら被覆部に対して経路規制部材を挿入することにより、被覆部に対して必要な最小挿入量以上に経路規制部材を好適に挿入することができる。これにより、被覆部から経路規制部材が脱離することを好適に抑制できる。この結果、経路規制部材と取付部材との接続信頼性を向上できる。なお、目印としては、例えば、凹凸構造、刻印や印字等任意のものを採用することができる。
【0010】
[2]前記被覆部は、前記ワイヤハーネス本体の長さ方向において、前記経路規制部材の長さ方向の第1端面と係合可能な規制壁を有することが好ましい。この構成によれば、規制壁に経路規制部材の第1端面が係合されると、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、取付部材に対する経路規制部材の相対移動が抑制される。このため、規制壁に第1端面が係合されると、経路規制部材が取付部材の規制壁よりも奥側まで挿入されることを抑制できる。換言すると、規制壁を、ワイヤハーネス本体の長さ方向において、被覆部に対する経路規制部材の最大挿入量を示す目印として機能させることができる。これにより、目印及び規制壁を目安にして、被覆部に対して経路規制部材を挿入することができる。これによれば、第1端面が目印と規制壁との間に位置するように、経路規制部材を被覆部に挿入することにより、被覆部に対して経路規制部材を所望の位置まで好適に挿入することができる。この結果、被覆部に経路規制部材を挿入する作業の効率を向上できるため、ワイヤハーネスの組立作業性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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