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公開番号2023077880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191371
出願日2021-11-25
発明の名称回路基板
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 1/18 20060101AFI20230530BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】歩留まりを向上できる回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板3において、壁9は内側面13に凹凸部30を有する。この場合、壁9の内側面13の表面積が大きくなる。当該構成によれば、壁9内に接着剤などの構成材20を配置すると、当該構成材20が表面積の大きい内側面13に保持され、壁9の内部にとどまり易くなる。そのため、壁9の内部に電子部品2を挿入すると、当該電子部品2は、壁9の内部でとどまり易くなった構成材20によって保持されることで、持ち帰りが抑制される(図12(a)参照)。以上より、実装基板を構築するときの歩留まりを向上することができる。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一対の端子を有する回路基板であって、
金属元素を含む接合材が前記端子の上側に配置され、
一対の前記端子、及び前記接合材は、絶縁体によって形成された壁内に配置され、
前記壁は内側面に凹凸部を有する、回路基板。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記凹凸部は、前記回路基板の厚み方向に延びる、請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
平面視において、内側面が広がる方向に沿って基準線を設定し、前記基準線の長さを長さaとし、前記基準線と対応する壁長さを長さLとした場合、(長さL/長さa)は、1.02以上、1.20以下となる、請求項1又は2に記載の回路基板。
【請求項4】
平面視において、内側面が広がる方向に沿って基準線を設定した場合、前記壁は、前記基準線1mmあたり、40個以上、1200個以下の凹凸部を有する、請求項1~3の何れか一項に記載の回路基板。
【請求項5】
前記壁内には、当該壁が設けられた基材の上面に反射材が形成されている、請求項1~4の何れか一項に記載の回路基板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電子化が進み、それに伴い電子部品を基板に実装する技術の開発が進んでいる。例えば、照明や表示装置等に利用される発光ダイオード(以下、「LED」と呼ぶ。)に代表される半導体発光素子のベアチップを配線基板上に多数実装する技術が開発されている。例えば、特許文献1では、複数の半導体発光素子を容易に位置決めして配列することが出来るキャビティ内に、半導体発光素子を挿入し接合する発明が開示されている。また、特許文献2では、ペースト状の接合材料を使った電子部品実装において、半導体発光素子の持ち帰りやはんだブリッジを抑制する技術も開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-93523号公報
特開2004-47772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1に示すようなキャビティ内に、特許文献2に示すようなペースト状の電子部品の接合材料を用いて電子部品を搭載しようとする場合、保持部材で電子部品を運んで搭載した後に、保持部材で電子部品が持ち帰られてしまうなどの不具合が生じる可能性がある。従って、実装基板を構築する際に持ち帰りによる不具合を抑制し、歩留まりを向上することが出来る回路基板が要求されている。
【0005】
本発明は、歩留まりを向上できる回路基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る回路基板は、少なくとも一対の端子を有する回路基板であって、金属元素を含む接合材が端子の上側に配置され、一対の端子、及び接合材は、絶縁体によって形成された壁内に配置され、壁は内側面に凹凸部を有する。
【0007】
本発明に係る回路基板において、壁は内側面に凹凸部を有する。この場合、壁の内側面の表面積が大きくなる。当該構成によれば、壁内に接着剤などの構成材を配置すると、当該構成材が表面積の大きい内側面に保持され、壁の内部にとどまり易くなる。そのため、壁の内部に電子部品を挿入すると、当該電子部品は、壁の内部でとどまり易くなった構成材によって保持されることで、持ち帰りが抑制される。以上より、実装基板を構築するときの歩留まりを向上することができる。
【0008】
凹凸部は、回路基板の厚み方向に延びてよい。この場合、壁の内部に構成材を配置した際に、壁の内側面と構成材との間で空気の巻き込みを抑制することができる。従って、巻き込まれた空気によって、内側面と構成材との間の接触面積が低下することを抑制できる。これにより、構成材による電子部品の保持力の低下を抑制できる。
【0009】
平面視において、内側面が広がる方向に沿って基準線を設定し、基準線の長さを長さaとし、基準線と対応する壁長さを長さLとした場合、(長さL/長さa)は、1.02以上、1.20以下としてよい。(長さL/長さa)が1.02以上であることで、壁の内側面の表面積を十分に大きくし、構成材が壁の内部にとどまり易くなる。また、(長さL/長さa)が1.20以下であることで、凹凸部の谷部に構成材が入り込みにくくなることを抑制することができる。
【0010】
平面視において、内側面が広がる方向に沿って基準線を設定した場合、壁は、基準線1mmあたり、40個以上、1200個以下の凹凸部を有してよい。この場合、壁が基準線1mmあたり、40個以上の凹凸部を有することで、壁の内側面の表面積を十分に大きくし、構成材が壁の内部にとどまり易くなる。また、壁が基準線1mmあたり、1200個以下の凹凸部を有することで、凹凸部の谷部に構成材が入り込みにくくなることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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