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公開番号2025179528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086348
出願日2024-05-28
発明の名称制御装置、制御方法、プログラム、及び制御システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20251203BHJP(電気通信技術)
要約【課題】意図しない撮影範囲の変更を抑制し、配信する映像の品質の低下を防止する。
【解決手段】制御装置であって、駆動手段を有する第1の撮像装置で撮影された映像配信の状態に関する情報を取得する配信状態取得手段と、第1の撮像装置が撮影する映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第1の撮影範囲と、第2の撮像装置の撮影した映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第2の撮影範囲を取得する撮影範囲取得手段と、駆動手段を制御することで第1の撮影範囲を調整する制御手段と、を有し、制御手段は、第1の撮像装置の撮影した映像が配信映像であった場合、第1の撮像装置が撮影する映像に映る被写体と構図が所定以上変動しないように第1の撮影範囲を調整し、第1の撮像装置の撮影した映像が配信予定映像であった場合、第1の撮像装置が撮影する映像に映る第1の被写体を変更しないように第1の撮影範囲を調整する。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
駆動手段を有する第1の撮像装置で撮影された映像配信の状態に関する情報を取得する配信状態取得手段と、
前記第1の撮像装置が撮影する映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第1の撮影範囲と、前記第1の撮像装置とは異なる撮像装置である第2の撮像装置の撮影した映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第2の撮影範囲を取得する撮影範囲取得手段と、
前記駆動手段を制御することで前記第1の撮影範囲を調整する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が配信映像であることを示す情報であった場合、前記第1の撮像装置が撮影する映像に映る被写体と構図が所定以上変動しないように前記第1の撮影範囲を調整し、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が配信予定映像であることを示す情報であった場合、前記第1の撮像装置が撮影する映像に映る第1の被写体を変更しないように前記第1の撮影範囲を調整する、
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が前記配信予定映像であることを示す情報であった場合、前記駆動手段における単位時間当たりの駆動量を制限することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が前記配信映像または前記配信予定映像のいずれでもないことを示す情報であった場合、前記第2の撮像装置における撮影範囲情報に基づき決定した撮影範囲となるように、前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記配信映像または前記配信予定映像が新たに選択されたことを示す情報を取得するまで、前記第1の撮影範囲を調整するための前記駆動手段の駆動量を保持した状態で待機することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が前記配信映像であることを示す情報であった場合の前記第1の撮影範囲の調整と、前記第1の撮像装置の撮影した映像が前記配信予定映像であることを示す情報であった場合の前記第1の撮影範囲の調整は、前記第2の撮影範囲に関わらず行うことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記構図の中心に近い被写体を前記第1の被写体として決定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記第1の撮像装置は、少なくともパン、チルト、ズーム駆動する駆動手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記第1の撮像装置は、1台以上で構成されることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記第2の撮像装置は、操作者の操作によって対象とする被写体と構図が決定されることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記被写体を映像から検出できない場合、前記駆動手段の制御は行わず、前記第1の撮影範囲の調整を行わないことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置、制御方法、プログラム、及び制御システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、複数の映像を撮影する現場では少数の撮影者と、自動で撮影者と異なる被写体や、その被写体映っている画面内に対する位置や大きさといった構図の映像を撮影し、多様な映像を撮影するシステムが求められている。こうした撮影制御システムでは、被写体や撮像装置の位置関係取得し、パンチルト可能なカメラを用いて、撮影者と異なる被写体、または同一の被写体でも異なる構図を自動で撮影する。
【0003】
特許文献1では、こうしたシステムのユーザが操作する撮像装置に対して、自動で構図を決定する補助撮像装置の撮影位置を最適化するアイディアが示されており、補助撮像装置を自動制御する被写体を効率よく捉える配置を設定できる技術が提案されている。こうした自動制御によって、撮影者が撮影していない被写体や構図を撮影することで多様な映像を撮影し、映像コンテンツの幅を広げることができる。
【0004】
こうして撮影された複数の映像をリアルタイムで配信する手段としては、スイッチャを用いて映像を切り替えながら配信を行うシステムが多い。配信を行う配信装置操作者はスイッチャに配信映像と配信予定の映像の2種を選択し、配信予定の映像にタイミングよく切り替えることでコンテンツのスムーズな切り替え実現する。しかしながら、撮像装置の自動が自動で動作する機能によって、パン、チルト、ズームや、映像モードの切り替わりが発生すると、配信装置操作者の想定していた映像から、被写体や構図が切り替わり、意図しない映像に切り替わってしまうことがある。このため撮像装置の機能について配信映像に影響がでないよう、機能に制限をすることがある。
【0005】
自動制御を制約する技術としては、特許文献2のようにスイッチャで選択されている撮像装置に対して、リモコンの操作による映像停止やパン、チルト、ズームなどを制約するといった技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-189552号公報
特開2020-151169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
撮像装置のパン、チルト、ズームを制御し、被写体や構図を自動で決定する制御装置において、撮像装置で撮影された映像を取得しスイッチャによって選択された映像を配信する場合を想定する。この場合、配信装置操作者の想定しないパン、チルト、ズームといった自動制御によって、配信中の映像の被写体や構図が変更されてしまうと、配信装置操作者の意図しない映像となり、配信映像の品質が低下してしまう可能性がある。配信予定として選択されている映像についても同様に被写体や構図が変更されてしまい、配信装置操作者の意図しない映像となった場合、配信装置操作者に対して配信予定の映像の再度切り替えさせる手間が発生してしまう。しかしながら、配信中の映像と、配信予定の映像に制御制約をかけ、被写体や被写体の構造といった撮影範囲の変化を行わないようにしてしまうと、制御された撮像装置よってもたらされる多様な映像が実現できない。これにより、配信装置操作者の選択肢を狭めてしまい配信の品質低下につながるといった問題がある。
【0008】
そこで本発明の目的は、意図しない撮影範囲の変更を抑制し、配信する映像の品質の低下を防止する制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての制御装置は、駆動手段を有する第1の撮像装置で撮影された映像配信の状態に関する情報を取得する配信状態取得手段と、前記第1の撮像装置が撮影する映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第1の撮影範囲と、前記第1の撮像装置とは異なる撮像装置である第2の撮像装置の撮影した映像中の被写体と該被写体の構図の情報を含む第2の撮影範囲を取得する撮影範囲取得手段と、前記駆動手段を制御することで前記第1の撮影範囲を調整する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が配信映像であることを示す情報であった場合、前記第1の撮像装置が撮影する映像に映る被写体と構図が所定以上変動しないように前記第1の撮影範囲を調整し、前記配信状態取得手段が取得した情報が、前記第1の撮像装置の撮影した映像が配信予定映像であることを示す情報であった場合、前記第1の撮像装置が撮影する映像に映る第1の被写体を変更しないように前記第1の撮影範囲を調整する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、意図しない撮影範囲の変更を抑制し、配信する映像の品質の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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