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公開番号
2025177912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024085070
出願日
2024-05-24
発明の名称
耐力壁
出願人
日本製鉄株式会社
,
NSハイパーツ株式会社
,
株式会社タツミ
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E04B
2/56 20060101AFI20251128BHJP(建築物)
要約
【課題】木造躯体に用いられる耐力壁において、金属製の壁面材の施工性を確保しつつ、水平荷重の伝達によって壁面材が早期にせん断座屈するのを抑制する。
【解決手段】木造躯体に用いられる耐力壁であって、水平方向に間隔をあけて配置され、上下方向に延び、隣り合う前記木造躯体の柱材にそれぞれねじ材によって接合された木製の一対の縦枠材と、平板状に形成され、上下方向に間隔をあけて設けられた開口と、前記開口の縁部に沿って設けられ該縁部から板厚方向に突出する環状のリブとを備え、両側の縦縁部が一対の前記縦枠材にそれぞれ接合具によって接合された金属製の壁面材と、を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
木造躯体に用いられる耐力壁であって、
水平方向に間隔をあけて配置され、上下方向に延び、隣り合う前記木造躯体の柱材にそれぞれねじ材によって接合された木製の一対の縦枠材と、
平板状に形成され、上下方向に間隔をあけて設けられた開口と、前記開口の縁部に沿って設けられ該縁部から板厚方向に突出する環状のリブとを備え、両側の縦縁部が一対の前記縦枠材にそれぞれ接合具によって接合された金属製の壁面材と、
を有する耐力壁。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記柱材と前記縦枠材とを接合するねじ材が前記縦枠材の延在方向に千鳥状に配置されている、請求項1に記載の耐力壁。
【請求項3】
一対の前記縦枠材の上端部同士及び下端部にそれぞれ当接する木製の一対の横枠材を更に有し、
一対の前記横枠材は、前記隣り合う柱材の上端部同士及び下端部にそれぞれ当接する前記木造躯体の一対の横架材にそれぞれねじ材によって接合され、
前記壁面材は、上下の横縁部が一対の前記横枠材にそれぞれ接合具によって接合されている、請求項1に記載の耐力壁。
【請求項4】
前記横架材と前記横枠材とを接合するねじ材が前記横枠材の延在方向に千鳥状に配置されている、請求項3に記載の耐力壁。
【請求項5】
一対の前記縦枠材間に前記開口が一列形成されている、請求項1項に記載の耐力壁。
【請求項6】
一対の前記縦枠材間に配置され、上下方向に延びる木製の補強材を更に有し、
前記補強材には、前記壁面材が接合具によって接合され、
前記壁面材には、一対の前記縦枠材のうち一方の前記縦枠材と前記補強材との間に前記開口が一列形成され、他方の前記縦枠材と前記補強材との間に前記開口が一列形成されている、請求項1に記載の耐力壁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、耐力壁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の孔が分布して設けられた有孔鋼板を、隣り合う木質の柱間に配置してなる耐力壁が開示されている。この耐力壁を構成する有孔鋼板は、両側縁に柱側面に接する2重折り曲げ部を備えており、2重折り曲げ部がドリル付き木工用ビスによって柱に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5921954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の耐力壁では、有孔鋼板の両側縁に2重折り曲げ部を形成するため、有孔鋼板の質量が増加し、施工性が低下する。有孔鋼板の質量増加を抑えるため、有孔鋼板に形成する貫通孔の数や大きさを増すことが考えられるが、貫通孔の数や大きさを増すと、地震等によって水平荷重が伝達された場合に、有孔鋼板が早期にせん断座屈する懸念が生じる。また、前記2重折り曲げ部を、隣り合う木質の柱の側面に当接させた状態で、木工用ビスで固定するため、隣り合う木質の柱間の寸法、および有孔鋼板の壁幅方向の寸法の精度が悪い場合には、施工が困難になる虞がある。
【0005】
本開示は、木造躯体に用いられる耐力壁において、金属製の壁面材の施工性を確保しつつ、地震等による水平荷重の伝達によって壁面材が早期にせん断座屈するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様は、木造躯体に用いられる耐力壁であって、水平方向に間隔をあけて配置され、上下方向に延び、隣り合う前記木造躯体の柱材にそれぞれねじ材によって接合された木製の一対の縦枠材と、平板状に形成され、上下方向に間隔をあけて設けられた開口と、前記開口の縁部に沿って設けられ該縁部から板厚方向に突出する環状のリブとを備え、両側の縦縁部が一対の前記縦枠材にそれぞれ接合具によって接合された金属製の壁面材と、を有する耐力壁である。
【0007】
第1態様の耐力壁では、隣り合う木造躯体の柱材に木製の一対の縦枠材がねじ材によって接合されている。そして、平板状に形成された金属製の壁面材の両側の縦縁部が一対の縦枠材に接合具によって接合されている。このように耐力壁では、壁面材が接合された一対の縦枠材がねじ材によって隣り合う柱材に接合されていることから、例えば、一対の縦枠材が釘によって隣り合う柱材に接合されているものと比べて、地震等による水平荷重が伝達された場合の変形によって柱材から縦枠材が引き離される(引きはがされる)のを抑制することができる。すなわち、柱材と縦枠材との接合部の破損を抑制することができる。
【0008】
また、第1態様の耐力壁では、壁面材が一対の縦枠材を介して隣り合う柱材に接合されるため、例えば、壁面材に折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部を隣り合う柱材に直に接合するものと比べて、壁面材の質量の増加を抑制することができる。さらに、縦枠材と壁面材とを接合する位置を適宜調整することで、隣り合う柱材の間隔や壁面材の壁幅方向寸法の誤差を吸収することができる。
【0009】
また、第1態様の耐力壁では、壁面材の開口の縁部に該縁部に沿って環状のリブを設けていることから、例えば、開口の縁部にリブを設けない構成と比べて、地震等による水平荷重の伝達によって壁面材が早期にせん断座屈するのを抑制することができる。
【0010】
本開示の第2態様は、第1態様の耐力壁において、前記柱材と前記縦枠材とを接合するねじ材が前記縦枠材の延在方向に千鳥状に配置されている、耐力壁である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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