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公開番号2025177905
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085059
出願日2024-05-24
発明の名称内視鏡
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類A61B 1/008 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】超音波振動子アレイの一部を対象部位に適切に接触させる内視鏡を提供する。
【解決手段】超音波振動子アレイを含む先端部と、上記先端部の基端側に設けられた湾曲部と、を含む挿入部と、上記湾曲部の湾曲操作が可能な湾曲操作部と、を備え、上記湾曲部は、第1領域と、上記第1領域と上記先端部の間の第2領域と、を含み、上記第1領域は、上記湾曲操作部が第1範囲で操作されている場合に、上記先端部における上記超音波振動子アレイが設けられた面側に湾曲し、上記第2領域は、上記湾曲操作部が上記第1範囲で操作されている場合に上記先端部の軸線に沿って延びた状態に保持される内視鏡。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
超音波振動子アレイを含む先端部と、前記先端部の基端側に設けられた湾曲部と、を含む挿入部と、
前記湾曲部の湾曲操作が可能な湾曲操作部と、を備え、
前記湾曲部は、第１領域と、前記第１領域と前記先端部の間の第２領域と、を含み、
前記第１領域は、前記湾曲操作部が第１範囲で操作されている場合に、前記先端部における前記超音波振動子アレイが設けられた面側に湾曲し、
前記第２領域は、前記湾曲操作部が前記第１範囲で操作されている場合に前記先端部の軸線に沿って延びた状態に保持される内視鏡。
続きを表示（約 920 文字）【請求項２】
請求項１に記載の内視鏡であって、
前記先端部は、前記超音波振動子アレイよりも前記湾曲部側に、処置具の導出口を有する内視鏡。
【請求項３】
請求項２に記載の内視鏡であって、
前記湾曲操作部が前記第１範囲で操作された場合の前記湾曲部の湾曲角度の第１上限値は、５０°以上１００°以下である内視鏡。
【請求項４】
請求項３に記載の内視鏡であって、
前記第１上限値は、６０°以上９５°以下である内視鏡。
【請求項５】
請求項１から４のいずれか１項に記載の内視鏡であって、
前記第２領域の少なくとも一部は、前記湾曲操作部が前記第１範囲を超えた第２範囲で操作された場合に、前記先端部における前記超音波振動子アレイが設けられた面側に湾曲する内視鏡。
【請求項６】
請求項５に記載の内視鏡であって、
前記第１領域は、前記湾曲操作部が前記第２範囲で操作された場合に、前記湾曲操作部が前記第１範囲の前記第２範囲側の端まで操作された場合の湾曲状態を保持する内視鏡。
【請求項７】
請求項６に記載の内視鏡であって、
前記第２領域における前記先端部側の端部は、前記湾曲操作部による湾曲操作が不能に構成されている内視鏡。
【請求項８】
請求項７に記載の内視鏡であって、
前記第２領域における前記先端部側の前記端部は、外力により湾曲可能に構成されている内視鏡。
【請求項９】
請求項８に記載の内視鏡であって、
前記湾曲操作部が前記第２範囲で操作された場合の前記湾曲部の湾曲角度の第２上限値は、１６５°以上１９５°以下である内視鏡。
【請求項１０】
請求項９に記載の内視鏡であって、
前記湾曲部は、更に、前記先端部における前記超音波振動子アレイが設けられた面側とは反対側に湾曲可能であり、
前記湾曲操作部が操作された場合の前記反対側への湾曲角度の第３上限値は、前記第２上限値よりも小さい内視鏡。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、内視鏡に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１、３、５、６には、先端部分を基端部分よりも大きく湾曲させることのできる湾曲部を有する内視鏡が記載されている。
【０００３】
特許文献２には、複数の曲率半径で湾曲可能な湾曲部を有する内視鏡が記載されている。
【０００４】
特許文献４には、挿入部の軸線方向に沿って複数の節輪が連結されて構成される内視鏡の湾曲部構造において、複数の節輪は、隣接する節輪本体同士の間隔が湾曲部の基端部側よりも湾曲部の先端部側の方が徐々に大きくなるように連結されていることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００５－３３４０５０号公報
特開２００４－１５４５４５号公報
特開平０２－２７１８１７号公報
特開２０００－３４２５１７号公報
実開昭５６－１２４４０１号公報
特開平１１－１５５８０６号公報
国際公開第２０２２／１５３７９８号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本開示の技術では、超音波振動子アレイの一部を対象部位に適切に接触させることのできる内視鏡を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の技術の一態様の内視鏡は、超音波振動子アレイを含む先端部と、上記先端部の基端側に設けられた湾曲部と、を含む挿入部と、上記湾曲部の湾曲操作が可能な湾曲操作部と、を備え、上記湾曲部は、第１領域と、上記第１領域と上記先端部の間の第２領域と、を含み、上記第１領域は、上記湾曲操作部が第１範囲で操作されている場合に、上記先端部における上記超音波振動子アレイが設けられた面側に湾曲し、上記第２領域は、上記湾曲操作部が上記第１範囲で操作されている場合に上記先端部の軸線に沿って延びた状態に保持されるものである。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の技術によれば、超音波振動子アレイの一部を対象部位に適切に接触させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、本開示の技術の一態様の内視鏡としての超音波内視鏡１の全体図である。
図２は、第１実施形態の先端硬性部３４の斜視図である。
図３は、第１実施形態の先端硬性部３４の分解斜視図である。
図４は、第１実施形態の先端硬性部３４の断面図である。
図５は、接線ＬＴを含む先端硬性部３４の斜視図である。
図６は、接線ＬＴを含む先端硬性部３４の側面図である。
図７は、変形例の先端硬性部３４の断面図である。
図８は、図１に示す内視鏡１の湾曲部３２の要部を模式的に示す斜視図である。
図９は、図８に示す第１可動部材３２Ａの拡大斜視図である。
図１０は、図８に示す第２可動部材３２Ｂの拡大斜視図である。
図１１は、図８に示す湾曲部３２を方向Ｘに見た状態を模式的に示す図である。
図１２は、図１１に示す状態からアングルレバー１６をＡ１方向へ回転させた場合の湾曲部３２の湾曲状態を説明するための模式図である。
図１３は、内視鏡１を気管支に挿入して使用する状態を説明するための模式図である。
図１４は、図１２に示す状態からアングルレバー１６の回転角度を大きくした場合の湾曲部３２の湾曲状態を説明するための模式図である。
図１５は、内視鏡１を気管支に挿入して使用する状態を説明するための模式図である。
図１６は、図１１に示す状態からアングルレバー１６を－Ａ１方向へ回転させた場合の湾曲部３２の湾曲状態を説明するための模式図である。
図１７は、内視鏡１を気管支に挿入して使用する別の状態を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
図１は、本開示の技術の一態様の内視鏡としての超音波内視鏡１の全体図である。図１に示すように、超音波内視鏡１（以下、単に「内視鏡１」と略す）は、病変部（観察部位、検査部位、診察部位でも可）の細胞組織の採取などに用いられる。なお、本実施形態では病変部として気管支のリンパ節を例に挙げて説明を行う。
（【００１１】以降は省略されています）

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