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公開番号2025177374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084145
出願日2024-05-23
発明の名称操業支援装置、操業支援方法、及び操業支援プログラム
出願人JFEスチール株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G05B 19/418 20060101AFI20251128BHJP(制御;調整)
要約【課題】多くの労力を要することなく連続鋳造設備の鋳床で使用する資機材を適切に管理、運用可能な操業支援装置、操業支援方法、及び操業支援プログラムを提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態である操業支援装置22は、製品の製造条件と製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで物品の交換を促す情報を報知する演算処理部221を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
製品の製造条件と前記製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って前記製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで当該物品の交換を促す情報を報知する演算処理部を備える、操業支援装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記製品は鉄鋼製品であり、前記物品は連続鋳造設備の鋳床で使用される資機材である、請求項1に記載の操業支援装置。
【請求項3】
前記演算処理部は、前記管理情報を参照して製造する鉄鋼製品の鋼種及び大きさに応じて使用するモールドパウダーの銘柄を決定し、決定したモールドパウダーの銘柄に応じてイマージョンノズルの浸漬深さ及び耐用時間を設定し、設定した情報に従って前記連続鋳造設備の動作を制御する、請求項2に記載の操業支援装置。
【請求項4】
前記演算処理部は、ロングノズルを使用したチャージ数が設定値に到達した場合、当該ロングノズルの交換を促す情報を報知する、請求項2に記載の操業支援装置。
【請求項5】
製品の製造条件と前記製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って前記製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで当該物品の交換を促す情報を報知するステップを含む、操業支援方法。
【請求項6】
製品の製造条件と前記製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って前記製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで当該物品の交換を促す情報を報知する処理をコンピュータに実行させる、操業支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連続鋳造設備の鋳床で使用する資機材の管理作業を支援する操業支援装置、操業支援方法、及び操業支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、連続鋳造設備の鋳床で使用するイマージョンノズル、ロングノズル、モールドパウダー等の資機材の管理作業は人手で行われていた。具体的には、資機材の使用実績はオペレータが紙に手書きで記入することによって管理されてきた。また、生産計画や耐使用回数に応じた資機材の交換タイミングはオペレータの手計算や判断によって決められていた。例えば、鋳造予定に合わせたイマージョンノズルやロングノズルの浸漬深さの変更タイミングや、溶鋼成分等の鋼種に合わせたイマージョンノズルやモールドパウダーの選択は、鋳造開始前にオペレータのスケジュール計算によって決定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-174170号公報
特開2004-202538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
連続鋳造設備の鋳床で使用する資機材の管理作業を人手で行う場合、多くの労力が必要になる上、記入ミスや計算ミス等の人為的ミスによって資機材の適切な管理運用ができず、資機材の使用間違いや耐用時間越えによる破損等の操業トラブルが発生する可能性がある。このため、資機材の管理作業を支援する技術の提供が期待されていた。なお、特許文献1,2には、連続鋳造設備の制御方法に関する技術が開示されているが、オペレータの資機材の管理作業を支援する技術は開示、示唆されていない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的は、多くの労力を要することなく連続鋳造設備の鋳床で使用する資機材を適切に管理、運用可能な操業支援装置、操業支援方法、及び操業支援プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る操業支援装置は、製品の製造条件と前記製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って前記製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで当該物品の交換を促す情報を報知する演算処理部を備える。
【0007】
前記製品は鉄鋼製品であり、前記物品は連続鋳造設備の鋳床で使用される資機材であるとよい。
【0008】
前記演算処理部は、前記管理情報を参照して製造する鉄鋼製品の鋼種及び大きさに応じて使用するモールドパウダーの銘柄を決定し、決定したモールドパウダーの銘柄に応じてイマージョンノズルの浸漬深さ及び耐用時間を設定し、設定した情報に従って前記連続鋳造設備の動作を制御するとよい。
【0009】
前記演算処理部は、ロングノズルを使用したチャージ数が設定値に到達した場合、当該ロングノズルの交換を促す情報を報知するとよい。
【0010】
本発明に係る操業支援方法は、製品の製造条件と前記製品の製造に使用する複数種類の物品の使用条件との関係を示す管理情報から、製造対象の製品の製造条件に対応する物品の使用条件に関する情報を読み出し、読み出された情報に従って前記製品の製造工程を制御すると共に所定のタイミングで当該物品の交換を促す情報を報知するステップを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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