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公開番号2025170489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075093
出願日2024-05-07
発明の名称構造材及び構造材の製造方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04F 13/08 20060101AFI20251112BHJP(建築物)
要約【課題】意匠性に優れるだけでなく、消費者が容易に意匠が変更でき、自由に壁面を楽しむことができる構造材を提供する。
【解決手段】 支持部材と、シート磁石と、樹脂被覆鋼板と、を有し、シート磁石は前記支持部材に貼り合わされる構造材であって、樹脂被覆鋼板は、厚さ0.15mm以上0.40mm以下の磁性鋼板と、磁性鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方の面に設けられる樹脂被覆層と、を有し、前記樹脂被覆層は、ポリエステル樹脂を主成分とし、白色顔料を含んで構成されるとともに表層に意匠印刷層が形成され、樹脂被覆層の厚さ及び前記白色顔料の含有量は下記(1)を満足し、樹脂被覆鋼板は、前記意匠印刷層が表面になるようにシート磁石によって支持部材に保持される。
200≦t×C≦525・・・(1)
上記(1)式において、tは樹脂被覆層の厚さ(μm)であり、Cはポリエステル樹脂を含む樹脂を基準とした白色顔料の含有量(PHR)である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持部材と、
シート磁石と、
樹脂被覆鋼板と、
を有し、
前記シート磁石は前記支持部材に貼り合わされ、
前記樹脂被覆鋼板は、厚さ0.15mm以上0.40mm以下の磁性鋼板と、前記磁性鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方の面に設けられる樹脂被覆層と、を有し、
前記樹脂被覆層は、ポリエステル樹脂を主成分とし、白色顔料を含んで構成されるとともに表層に意匠印刷層が形成され、
前記樹脂被覆層の厚さ及び前記白色顔料の含有量は下記(1)を満足し、
前記樹脂被覆鋼板は、前記意匠印刷層が表面になるように前記シート磁石によって前記支持部材に保持される、構造材。
200≦t×C≦525・・・(1)
上記(1)式において、tは前記樹脂被覆層の厚さ(μm)であり、Cは前記ポリエステル樹脂を含む樹脂100gを基準とした前記白色顔料の含有量(PHR)である。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記磁性鋼板と前記樹脂被覆層とは直接貼り合わされる、請求項1に記載の構造材。
【請求項3】
前記白色顔料は二酸化チタン又は硫酸バリウムである、請求項1に記載の構造材。
【請求項4】
前記白色顔料は二酸化チタン又は硫酸バリウムである、請求項2に記載の構造材。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の構造材の製造方法であって、
前記意匠印刷層は、画像データを読み込ませた印刷装置を用いて前記樹脂被覆層の表層に前記画像データに対応したインキを付着させる工程と、前記インキを乾燥又は硬化させる工程とを実行することで形成される、構造材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア、壁、間仕切り、天井、床、家具、自動車等に用いられる構造材及び構造材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、壁材、特に内装では非磁性体である木製ボードや、石膏ボードなどの指示部材の上に直接壁紙を貼り付けることによって形成されてきた。このため、壁にラックを取り付けたり、書類を掲示する時には、壁紙の上から粘着テープや画鋲を用いたり、ボルトや釘を用いて対象物を固定していた。
【0003】
しかしながら、粘着テープや画びょうを用いたり、ボルトや釘を用いたりすると、木製ボードや石膏ボードに穴が開いたり、壁紙に粘着テープ跡がつくなどして美観が損なわれることが問題となる。この問題を解決する技術として、特許文献1には、支持部材と壁紙との間に磁性板を挿入し、当該磁石を用いて壁を傷つけることなく対象物を係止、取り外しする技術が開示されている。
【0004】
特許文献2、3には、スチール箔と化粧シートとを接着剤により積層させた素材が開示されている。特許文献2、3によれば、当該素材を壁材に使用することで、意匠性が高いだけでなく磁性を兼ね備えるので、磁力によって壁を傷つけることなく対象物を係止、取り外しできるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-36650号公報
特開2017-71103号公報
特開2016-132982号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これら従来技術においても課題が多く存在する。特許文献1に開示された技術は、磁石による対象物の保持性には優れているが、意匠を変更する時には従来の壁紙と同等の貼り替えの工数が発生する。
【0007】
特許文献2、3に開示された素材は、磁石による対象物の係止、取り外し性には優れる。しかしながら、意匠性に関しては、消費者が、建材メーカーが予め表面に化粧などの柄を付与した素材の製品ラインナップから選ぶ必要があり、意匠の選択自由度が低い。さらに、一度施工してしまうと、意匠を変更する時に、従来の壁紙と同等な貼り替えの工数が発生するだけでなく、接着剤などで固定されたスチール箔をはがす際に、過度に力が入り壁を破損させるリスクもある。
【0008】
本発明はこのような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、意匠性に優れるだけでなく、消費者が容易に意匠が変更でき、自由に壁面を楽しむことができる構造材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]支持部材と、シート磁石と、樹脂被覆鋼板と、を有し、前記シート磁石は前記支持部材に貼り合わされ、前記樹脂被覆鋼板は、厚さ0.15mm以上0.40mm以下の磁性鋼板と、前記磁性鋼板の表面又は裏面の少なくとも一方の面に設けられる樹脂被覆層と、を有し、前記樹脂被覆層は、ポリエステル樹脂を主成分とし、白色顔料を含んで構成されるとともに表層に意匠印刷層が形成され、前記樹脂被覆層の厚さ及び前記白色顔料の含有量は下記(1)を満足し、前記樹脂被覆鋼板は、前記意匠印刷層が表面になるように前記シート磁石によって前記支持部材に保持される、構造材。
200≦t×C≦525・・・(1)
上記(1)式において、tは前記樹脂被覆層の厚さ(μm)であり、Cは前記ポリエステル樹脂を含む樹脂100gを基準とした前記白色顔料の含有量(PHR)である。
[2]前記磁性鋼板と前記樹脂被覆層とは直接貼り合わされる、[1]に記載の構造材。
[3]前記白色顔料は二酸化チタン又は硫酸バリウムである、[1]又は[2]に記載の構造材。
[4][1]から[3]のいずれかに記載の構造材の製造方法であって、前記意匠印刷層は、画像データを読み込ませた印刷装置を用いて前記樹脂被覆層の表層に前記画像データに対応したインキを付着させる工程と、前記インキを乾燥又は硬化させる工程とを実行することで形成される、構造材の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る構造材は、支持部材と意匠印刷層を有する樹脂被覆鋼板とが磁力で保持されている。このため、消費者は、樹脂被覆鋼板を交換することで容易に意匠が変更でき、自由に壁面を楽しむことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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