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公開番号
2025177307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083995
出願日
2024-05-23
発明の名称
天井搬送車
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20251128BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】通信の不具合を起因とする作業者の作業が発生することを低減できる、天井搬送車を提供する。
【解決手段】天井搬送車1は、軌道4に沿って走行可能な本体部20と、吊持部材28Aの巻き取り及び繰り出しを行うことにより本体部20に対して昇降可能に設けられる昇降部30と、本体部20に設けられる本体部側コントローラ50と、昇降部30に設けられ、昇降部側コントローラ36との間で通信をするための、複数の通信装置51,53と、複数の通信装置51,53の少なくとも一つを通常時の通信に使用する第一通信装置として設定し、第一通信装置とは別の少なくとも一つを第一通信装置による使用が不能となった非通常時の通信に使用する第二通信装置として設定すると共に、第一通信装置による通信が不能となった場合に第二通信装置による通信に切り替える本体部側コントローラ50と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軌道に沿って走行可能な本体部と、
吊持部材の巻き取り及び繰り出しを行うことにより前記本体部に対して昇降可能に設けられる昇降部と、
前記昇降部に設けられており、物品を吊り下げ保持する保持部と、
前記本体部に設けられる本体部側コントローラと、前記昇降部に設けられ、前記保持部の駆動を制御する昇降部側コントローラとの間で通信をするための、複数の通信装置と、
複数の前記通信装置の少なくとも一つを通常時の前記通信に使用する第一通信装置として設定し、前記第一通信装置とは別の少なくとも一つを前記第一通信装置による使用が不能となった非通常時の前記通信に使用する第二通信装置として設定すると共に、前記第一通信装置による前記通信が不能となった場合に前記第二通信装置による前記通信に切り替えるコントローラと、を備える、天井搬送車。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記複数の通信装置には、少なくとも、前記吊持部材に設けられる通信線を介して通信する有線通信装置と、前記本体部と前記昇降部とに配置された端末を介して無線通信する無線通信装置と、が含まれる、請求項1記載の天井搬送車。
【請求項3】
前記無線通信装置は、前記本体部と前記昇降部とにおいて対向するように配置された前記端末を介して光通信する光通信装置である、請求項2記載の天井搬送車。
【請求項4】
前記コントローラは、前記光通信装置を前記第二通信装置として設定すると共に、前記通常時においては、前記光通信装置による通信状況に基づいて、前記昇降部の傾きに関する情報を取得する、請求項3記載の天井搬送車。
【請求項5】
前記コントローラは、前記有線通信装置を前記第二通信装置として設定すると共に、前記通常時においては、前記有線通信装置による通信状況に基づいて、前記吊持部材の破損の有無を検出する、請求項3記載の天井搬送車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、天井搬送車に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
軌道を走行して物品を搬送する天井搬送車が知られている。特許文献1には、天井に設けられたレールに沿って走行する走行車本体と、この走行車本体に対して昇降可能に設けられた昇降台と、昇降台に設けられ、物品を把持するグリッパと、を備えた天井搬送車が記載されている。このようなグリッパは、昇降台に設けられたモータの駆動により開閉可能に構成されている。走行車本体に設けられる制御装置は、無線(例えば特許文献1参照)又は有線によってグリッパ用のモータ等を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-105391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の天井搬送車では、走行車本体に設けられる制御部及び昇降台に設けられる制御対象部の一方と、制御部及び制御対象部の他方との間で、通信の不具合が発生した場合には、人手により回復作業を実施する必要が生じ、作業員に負担が生じる場合があった。
【0005】
そこで、本発明の一側面の目的は、通信の不具合を起因とする作業者の作業が発生することを低減できる、天井搬送車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係る天井搬送車は、軌道に沿って走行可能な本体部と、吊持部材の巻き取り及び繰り出しを行うことにより本体部に対して昇降可能に設けられる昇降部と、昇降部に設けられており、物品を吊り下げ保持する保持部と、本体部に設けられる本体部側コントローラと、昇降部に設けられ、保持部の駆動を制御する昇降部側コントローラとの間で通信をするための、複数の通信装置と、複数の通信装置の少なくとも一つを通常時の通信に使用する第一通信装置として設定し、第一通信装置とは別の少なくとも一つを第一通信装置による使用が不能となった非通常時の通信に使用する第二通信装置として設定すると共に、第一通信装置による通信が不能となった場合に第二通信装置による通信に切り替えるコントローラと、を備える。
【0007】
この構成の天井搬送車は、第一通信装置による通信が不能となった場合には、第二通信装置による通信に自動的に切り替えられるので、通信の不具合を起因とする作業者の作業が発生することを低減できる。
【0008】
(2)上記(1)に記載の天井搬送車では、複数の通信装置には、少なくとも、吊持部材に設けられる通信線を介して通信する有線通信装置と、本体部と昇降部とに配置された端末を介して無線通信する無線通信装置と、が含まれてもよい。この構成では、互いに方式のことなる通信装置を備えるので、一方の通信装置が不能になった場合であっても、同じ理由によって他方の通信装置が不能になる可能性を低減できる。この結果、第二通信装置に切り替えられたときに通信が不能となることを低減できる。
【0009】
(3)上記(2)に記載の天井搬送車では、無線通信装置は、本体部と昇降部とにおいて対向するように配置された端末を介して光通信する光通信装置であってもよい。この構成では、無線通信装置として光通信装置を用いることができる。
【0010】
(4)上記(3)に記載の天井搬送車では、コントローラは、光通信装置を第二通信装置として設定すると共に、通常時においては、光通信装置による通信状況に基づいて、昇降部の傾きに関する情報を取得してもよい。この構成では、通常時には光通信装置を通信のために使用されるのではなく、昇降部の傾きに関する情報を取得する装置として使用される。これにより、通常時において昇降部の傾き異常が物品を移載する際に検出されるようになり、移載時における物品の破損を未然に防止できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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