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公開番号2025176867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083234
出願日2024-05-22
発明の名称紫外線防御化粧料
出願人岩瀬コスファ株式会社
代理人
主分類A61K 8/29 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高い紫外線防御効果と透明性を有する紫外線防御効果化粧料を提供する。
【解決手段】紫外線散乱剤含む紫外線防御化粧料であって、(A)平均粒子径が0.2μm以上2.0μm以下の酸化チタンを含む、化粧料を提供する。酸化チタン(A)と紫外線散乱剤を組み合わせることにより、優れた紫外線防御効果と透明性を得られる。
【選択図】
なし
特許請求の範囲【請求項１】
紫外線散乱剤を含む紫外線防御化粧料であって、
（Ａ）平均粒子径が０．２μｍ以上２．０μｍ以下の酸化チタン
を含む化粧料。
続きを表示（約 75 文字）【請求項２】
前記紫外線散乱剤が、前記（Ａ）以外の酸化チタンおよび酸化亜鉛から選ばれる少なくとも１種である、請求項１に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は紫外線防御化粧料に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
一般的に紫外線は、オゾン層に吸収される２００～２８０ｎｍのＵＶ－Ｃ領域、暴露により皮膚が赤くなるいわゆるサンバーンを引き起こす２８０～３２０ｎｍのＵＶ－Ｂ領域、赤みが引いた後の黒化現象、いわゆるサンタンを引き起こす３２０～４００ｎｍのＵＶ－Ａ領域に大きく分類される。ＵＶ－ＡおよびＢの上述した肌への有害性から、紫外線防御化粧料への需要が高い。
【０００３】
紫外線防御化粧料に配合される紫外線防御剤は、有機系化合物である紫外線吸収剤と、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛および微粒子酸化セリウムなどに代表される無機系の金属酸化物である紫外線散乱剤に大別される。紫外線散乱剤は、塗布後の透明性と紫外線防御効果の観点から、可視領域では散乱効果が小さく、紫外線領域での散乱効果が大きいものが好ましく、一般的には１次粒子径が１００ｎｍ以下に設計される。
【０００４】
紫外線防御剤は高い紫外線防御効果を有することが求められるが、一方で、紫外線防御剤を高配合することによる感触の悪化や、塗布後の白浮きが課題である。
【０００５】
そのため、紫外線防御効果の向上効果を有する成分を配合することで、紫外線防御剤の量を減らしても、高い紫外線防御効果を有する紫外線防御化粧料が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２０１４－２０５６４４号公報
特開２０２１－１０２５５７号公報
特開２０２４－０３７６１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
特許文献１および２では、球状酸化チタンや中空シリカ球粒子をＳＰＦブースター剤として用いて、紫外線吸収剤に対するＳＰＦブースト効果の確認がされているものの、紫外線散乱剤に対する効果までは確認されていなかった。
【０００８】
特許文献３では、ブドウ種子エキス由来粉末をＳＰＦブースター剤として用いて、紫外線吸収剤および紫外線散乱剤に対するＳＰＦブースト効果が確認されているものの、５０以上のＳＰＦ値を出すためには紫外線吸収剤および紫外線散乱剤の併用が必要であった。
【０００９】
また、上記のいずれの特許文献においても、紫外線のうちＵＶ－Ｂの防御指標であるＳＰＦに対する効果は確認されているものの、ＵＶ－Ａの防御指標であるＵＶＡＰＦに対する効果については確認されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本開示の一例は次のとおりである：
［項１］
紫外線散乱剤を含む紫外線防御化粧料であって、
（Ａ）平均粒子径が０．２μｍ以上２．０μｍ以下の酸化チタン
を含む化粧料。
［項２］
前記紫外線散乱剤が、前記（Ａ）以外の酸化チタンおよび酸化亜鉛から選ばれる少なくとも１種である、項１に記載の紫外線防御化粧料。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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