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公開番号2025175142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025157918,2023558866
出願日2025-09-24,2022-03-16
発明の名称媒体の流体流を制御するためのカテーテルバルブ
出願人ウロメド クルト ドレーヴス カーゲー
代理人個人
主分類A61M 39/26 20060101AFI20251120BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】以下のカテーテルバルブを開発する。1.人間工学的に良好に形成され、2.極めて安価であり、3.極めて簡単に且つ片手で操作され、4.バルブ全体が困難な分解を伴わずに洗浄可能で且つ殺菌され得、5.カテーテルバルブからカテーテルの意図しない外れが防止される。
【解決手段】カテーテルバルブは、側方で互いに反対側にある垂直方向の2つの室12b;13bを有する基体1の内部で、垂直方向に可動の1つの磁石10の操作及び案内のために、長手方向に可動のスライダ7に1つの走行傾斜部8と、1つの斜めの室12aとを有し、磁石10は、バルブホース6の一方の側面部に配設されており、バルブホース6の通流を選択的に閉鎖又は開放し、この際、カテーテルバルブの出口部には、アダプタ17が挿入可能且つ固定可能であり、アダプタ17は、長手方向に可動のスライダ7と並んで、カテーテルバルブの開いた継続位置をもたらす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
媒体の流体流を制御するためのカテーテルバルブ、特に自閉式のカテーテルバルブであって、
基体(1)が、入口部(2)と、出口部(3)と、可撓性のバルブホース(6)と、蓋部材として長手方向に可動のスライダ(7)とを有し、前記カテーテルバルブの前記入口部(2)には、カテーテル(5)を取り付けるための段形状の外れ止め部(4)を有し、
前記カテーテルバルブは、側方で互いに反対側にある垂直方向の2つの室(12b;13b)を有する前記基体(1)の内部で、長手方向に可動の前記スライダ(7)に互いに逆方向の2つの走行傾斜部(8;9)を有する、前記カテーテルバルブにおいて、
互いに逆方向の2つの走行傾斜部を有する前記基体(1)は、垂直方向に可動の2つの磁石(10;11)の操作及び案内のために、互いに逆方向の2つの斜めの室(12a;13a)を有し、前記磁石(10;11)は、前記バルブホース(6)の互いに反対側の2つの側面部に配設されており、前記バルブホース(6)の通流を選択的に閉鎖又は開放し、前記カテーテルバルブの前記出口部には、アダプタ(17)が挿入可能且つ固定可能であり、前記アダプタ(17)は、長手方向に可動の前記スライダ(7)と並んで、前記カテーテルバルブの開いた継続位置をもたらすこと、
を特徴とするカテーテルバルブ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
媒体の流体流を制御するためのカテーテルバルブ、特に自閉式のカテーテルバルブであって、
基体(1)が、入口部(2)と、出口部(3)と、可撓性のバルブホース(6)と、蓋部材として長手方向に可動のスライダ(7)とを有し、前記カテーテルバルブの前記入口部(2)には、カテーテル(5)を取り付けるための段形状の外れ止め部(4)を有し、前記基体(1)は、側方で互いに反対側にある垂直方向の2つの室(12b;13b)を有する、前記カテーテルバルブにおいて、
前記基体(1)は、垂直方向に可動の1つの磁石(10)の操作及び案内のために、長手方向に可動のスライダ(7)に1つの走行傾斜部(8)と、1つの斜めの室(12a)とを有し、前記磁石(10)は、前記バルブホース(6)の一方の側面部に配設されており、前記バルブホース(6)の通流を選択的に閉鎖又は開放し、前記カテーテルバルブの前記出口部には、アダプタ(17)が挿入可能且つ固定可能であり、前記アダプタ(17)は、長手方向に可動の前記スライダ(7)と並んで、前記カテーテルバルブの開いた継続位置をもたらすこと、
を特徴とするカテーテルバルブ。
【請求項3】
前記基体は、その底部において、磁気的な特性を有する金属性のプレートを有し、前記プレートに対し、前記磁石が当たること、
を特徴とする、請求項2に記載のカテーテルバルブ。
【請求項4】
前記カテーテルバルブの前記入口部(2)の段形状の前記外れ止め部(4)には、並びに前記カテーテル(5)には、組み込み式の又は両側で差し込み可能な固定器が配設されていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載のカテーテルバルブ。
【請求項5】
前記固定器は、U字形状に形成された両側クランプ(15)として構成されていること、
を特徴とする、請求項4に記載のカテーテルバルブ。
【請求項6】
前記アダプタ(17)は、リテーナリングを介し、前記カテーテルバルブの前記出口部の外れ止め部に対し、覆うように係合するか又はフレキシブルに被せられていること、
を特徴とする、請求項1又は2に記載のカテーテルバルブ。
【請求項7】
前記カテーテルバルブの受け部からの前記アダプタ(17)の取り外しは、前記磁石(10;11)の自動的な閉鎖、従って前記バルブホース(6)の自動的な閉鎖をもたらすこと、
を特徴とする、請求項1又は2に記載のカテーテルバルブ。
【請求項8】
前記アダプタ(17)を差し込むとき、前記スライダ(7)が長手方向に移動可能であること、
を特徴とする、請求項7に記載のカテーテルバルブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体の流体流を制御するためのカテーテルバルブに関し、特に自閉式のカテーテルバルブに関し、ここでは、基体が、入口部と、出口部と、可撓性のチューブと、蓋部材として長手方向に可動のスライダとを有し、カテーテルバルブの入口部には、供給ラインを取り付けるための段形状の外れ止め部を有する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
尿失禁は、例えば、病気、怪我、又は衰弱などの多数の理由から発生し得るしばしば直面すべき状態である。尿失禁状態は、通常は、尿道括約筋の膨張と収縮を制御する筋肉の機能の衰弱又は完全な欠如により特徴付けられている。今日まで、膀胱制御が実質的に回復されるように失禁状態を満足のいくかたちで修正する手術上の方法は知られていない。
【0003】
失禁状態を改善する試みは、例えば、尿管から排出された尿を回収するために、利用者により持ち運ばれる回収バックのような、受動的な装置の使用を含んでいる。この解決策の欠点は、利用者が尿排出のなんらかの制御可能性を有することなく、バッグ内に連続的に排尿されるということにある。この解決策の他の欠点は、回収バッグが利用者に付随している必要があり、従って利用者の活動を妨げるということにある。
【0004】
泌尿器学で使用されるカテーテルバルブは、慢性的な患者に益々使用される。特に老人医学では、患者は、何年もカテーテルバルブを使用しなくてはならない。この状況は、今日に至るまでまるで考慮されていない。
【0005】
これらの条件を満たすためには、デザイン的な観点も、デザインにより部分的に決定される構造的な観点も、考慮されなくてはならない。
【0006】
例えば、制御可能性の欠如、大容積、不快感、活動性の阻害のような問題を解決するための試みは、バルブを備えた失禁制御装置の開発を導くことになった。そしてこれらの失禁制御装置により、外部の回収システムを無くすことができ、またこれらの失禁制御装置は、利用者が尿道からの排尿を手動で制御できることを可能にしている。この種の装置の例は、下記特許文献1(US-PS 3 503 400)、下記特許文献2(US-PS 3 939 821)、下記特許文献3(US-PS 4 024 855)に記載されている。
【0007】
同様に下記特許文献4(US-PS 3 731 670)も公知であり、ここでは、双安定性の磁気的なバルブ要素が、閉位置から開位置に戻る磁気的な第1の操作を必要とする。
【0008】
この種の装置は、利用者に対してある程度の排泄制御を可能にするが、十分に稼働確実性があるわけではない。例えばバルブが開位置への第1の操作をされ、そして排泄が止まる場合には、利用者が第2の操作を実行することを忘れる可能性があり、つまりバルブがまだ開位置にあるのにバルブを閉位置に戻すことを忘れてしまう可能性がある。もしもバルブが意図せずに開位置に留まり続けた場合には、予期せぬ排泄となることがある。
【0009】
意図しない開放の危険は、下記特許文献5(WO 93/24173 A1)に記載されているようなカテーテルバルブにおいてもある。この際、通常状態では、ばね要素が、可撓性のライン部分を通る通流を閉鎖する。ばね要素の力に反して操作することのできるボタンの形式の操作要素を用いることで、閉鎖状態を解除し、バルブを開放することができる。この装置においても、操作要素は、衝突や偶然の接触により加えられる押圧力に比較的容易にさらされることになり、それによりこのバルブも、望まれない開放を排除することができないという欠点を有する。
【0010】
更に、可撓性のライン部分を閉鎖するために押しつぶすのではなく折り曲げるカテーテルバルブが知られている。下記特許文献6(EP 0 088 871 A1)のものは、この原理で機能する。この際、可撓性のラインの一部分がスリーブに固定されており、それにより可撓性のラインの他の部分が固定されたハウジングに対するスリーブの相対的な摺動が、ラインの一部が側方に逃れることにより、可撓性のラインの短縮と、その結果としてラインの屈曲とをもたらすことになる。スリーブは、ばねにより、ラインが前述したように屈曲されている位置で保持され、それによりラインを通る通流が閉鎖されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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