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公開番号
2025174184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080308
出願日
2024-05-16
発明の名称
パーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物及びそれを用いた品質管理方法
出願人
内山工業株式会社
,
国立大学法人 岡山大学
代理人
弁理士法人せとうち国際特許事務所
主分類
G01N
1/28 20060101AFI20251120BHJP(測定;試験)
要約
【課題】ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察することのできる導電性ゴム組成物を提供する。
【解決手段】導電フィラーのパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物であって、ゴム(A)100質量部に対して、カーボンナノチューブ及びDBP吸油量が150mL/100g以上1000mL/100g以下のカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種の導電フィラー(B)を1~20質量部含み、DBP吸油量が20mL/100g以上150mL/100g未満のカーボンブラック(C)の含有量が90質量部以下であり、白色系充填剤(D)の含有量が30質量部以下であり、かつ、加工助剤(E)の含有量が3質量部以下であることを特徴とするパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電フィラーのパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物であって、
ゴム(A)100質量部に対して、カーボンナノチューブ及びDBP吸油量が150mL/100g以上1000mL/100g以下のカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種の導電フィラー(B)を1~20質量部含み、DBP吸油量が20mL/100g以上150mL/100g未満のカーボンブラック(C)の含有量が90質量部以下であり、白色系充填剤(D)の含有量が30質量部以下であり、かつ、加工助剤(E)の含有量が3質量部以下であることを特徴とするパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
ゴム(A)、導電フィラー(B)、カーボンブラック(C)、白色系充填剤(D)及び加工助剤(E)以外の他の成分の含有量が20質量部以下である請求項1に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
【請求項3】
白色系充填剤(D)が、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、珪藻土、ウォラストナイト、硫酸バリウム及び酸化チタンからなる群から選択される少なくとも1種の無機充填剤又はセルロース粉、再生ゴム及び粉末ゴムからなる群から選択される少なくとも1種の有機充填剤である請求項1又は2に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
【請求項4】
加工助剤(E)が、エステルワックス、脂肪酸類、炭化水素類からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
【請求項5】
ゴム成形品の体積抵抗率が、1×10
6
Ω・cm以下である請求項1又は2に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物を用いて導電フィラー(B)のパーコレーション形成状態を可視化して観察することにより、ゴム成形品に配合する導電フィラー(B)の配合量を決定するゴム成形品の品質管理方法。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物を用いて導電フィラー(B)のパーコレーション形成状態を可視化して観察することにより、導電性能を有するゴム成形品の選別を行うゴム成形品の品質管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物及びそれを用いた品質管理方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
導電フィラーを含有するゴム組成物が知られている。特許文献1には、ゴムと、カーボンナノチューブと、着色剤とを含み、前記ゴム100重量部に対して、前記カーボンナノチューブの含有量が0.45~4.5重量部である、導電性ゴム組成物が記載されている。これによれば、導電性および着色性を両立させた導電性ゴム組成物、前記組成物からなるゴム成形品を提供できるとされている。また、特許文献2には、ゴム成形品と芯金とを備える軸受用シール部材であって;前記ゴム成形品が、アクリル酸エステルを主成分とするゴム(A)100質量部、炭素材料(B)1~30質量部、及びDBP吸油量が20ml/100g以上150ml/100g未満のカーボンブラック(C)10~100質量部を含有するゴム組成物を加硫成形してなり、炭素材料(B)が、カーボンナノチューブ(B1)、又はDBP吸油量が150ml/100g以上1000ml/100g以下のカーボンブラック(B2)、かつ前記ゴム成形品の体積抵抗値が1×10
6
Ω・cm以下であることを特徴とするシール部材が記載されている。得られるシール部材が優れた導電性を有しているので、このシール部材を用いた軸受は電磁ノイズを効果的に抑制することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-34650号公報
特開2020-152796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び2のような導電性を有するゴム成形品において、ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察しようとしても、可視化が困難であるというのが当業者の技術常識であり、観察に適した画像を得る手段が求められていた。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察することのできる導電性ゴム組成物を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、以下の[1]~[7]のいずれかを提供することによって解決される。
[1]導電フィラーのパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物であって、
ゴム(A)100質量部に対して、カーボンナノチューブ及びDBP吸油量が150mL/100g以上1000mL/100g以下のカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種の導電フィラー(B)を1~20質量部含み、DBP吸油量が20mL/100g以上150mL/100g未満のカーボンブラック(C)の含有量が90質量部以下であり、白色系充填剤(D)の含有量が30質量部以下であり、かつ、加工助剤(E)の含有量が3質量部以下であることを特徴とするパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物;
[2]ゴム(A)、導電フィラー(B)、カーボンブラック(C)、白色系充填剤(D)及び加工助剤(E)以外の他の成分の含有量が20質量部以下である[1]に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物;
[3]白色系充填剤(D)が、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、珪藻土、ウォラストナイト、硫酸バリウム及び酸化チタンからなる群から選択される少なくとも1種の無機充填剤又はセルロース粉、再生ゴム及び粉末ゴムからなる群から選択される少なくとも1種の有機充填剤である[1]又は[2]に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物;
[4]加工助剤(E)が、エステルワックス、脂肪酸類、炭化水素類からなる群から選択される少なくとも1種である[1]~[3]のいずれか1項に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物;
[5]ゴム成形品の体積抵抗率が、1×10
6
Ω・cm以下である[1]~[4]のいずれか1項に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物;
[6][1]~[5]のいずれか1項に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物を用いて導電フィラー(B)のパーコレーション形成状態を可視化して観察することにより、ゴム成形品に配合する導電フィラー(B)の配合量を決定するゴム成形品の品質管理方法;
[7][1]~[5]のいずれか1項に記載のパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物を用いて導電フィラー(B)のパーコレーション形成状態を可視化して観察することにより、導電性能を有するゴム成形品の選別を行うゴム成形品の品質管理方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察することのできる導電性ゴム組成物を提供することができる。これにより、ゴム成形品に配合する導電フィラーの好適な配合量を決定することができるとともに、導電性能を有するゴム成形品の選別を行う品質管理方法を好適に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
実施例2のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
実施例3のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
実施例6のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
実施例7のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
実施例10のゴムシートを用いて得られたSPM像である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、導電フィラーのパーコレーション形成観察用導電性ゴム組成物であって、ゴム(A)100質量部に対して、カーボンナノチューブ及びDBP吸油量が150mL/100g以上1000mL/100g以下のカーボンブラックからなる群から選択される少なくとも1種の導電フィラー(B)を1~20質量部含み、DBP吸油量が20mL/100g以上150mL/100g未満のカーボンブラック(C)の含有量が90質量部以下であり、白色系充填剤(D)の含有量が30質量部以下であり、かつ、加工助剤(E)の含有量が3質量部以下であることを特徴とするものである。
【0010】
ゴムに導電性が付与されるのは、ゴムに対して導電フィラーが添加されて当該導電フィラーによるパーコレーションが形成されるためであると考えられているが、ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察することは困難な場合があった。後述する実施例から分かるように、ゴム(A)100質量部に対して、それぞれカーボンブラック(C)の含有量が100質量部である比較例1、白色系充填剤(D)の含有量が50質量部である比較例2、加工助剤(E)の含有量が5質量部である比較例3、白色系充填剤(D)の含有量が40質量部である比較例4では、走査型プローブ顕微鏡(SPM)を用いて観察したところ、エラーが生じてSPM像が得られず導電フィラーのパーコレーション形成状態を観察できなかった。これに対し、ゴム中における導電フィラー、DBP吸油量が一定範囲にあるカーボンブラック、白色系充填剤及び加工助剤の含有量を一定範囲にすることで、ゴム中の導電フィラーのパーコレーション形成状態を可視化して観察することが可能となった。これにより、ゴム成形品に配合する導電フィラーの好適な配合量を決定することができるとともに、導電性能を有するゴム成形品の選別を行う品質管理方法を好適に提供することができる。このことは本発明者の検討によって明らかになったことであり、本発明の構成を採用する意義が大きいことが分かる。
(【0011】以降は省略されています)
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