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公開番号2025173589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079185
出願日2024-05-15
発明の名称樹脂床材
出願人東リ株式会社
代理人弁理士法人まこと国際特許事務所
主分類E04F 15/10 20060101AFI20251120BHJP(建築物)
要約【課題】 防滑性に優れた樹脂床材を提供する。
【解決手段】 凹凸が形成された凹凸領域を有する表層を有し、前記凹凸領域が、平面視で直線状の複数の長状凸部SPと隣合う前記長状凸部の間に形成され且つ平面視で直線状の長状凹部SQとが形成された縞模様凹凸領域Sを含み、前記長状凸部SPの表面粗さRaが前記長状凹部SQの表面粗さRaよりも小さく構成されている。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
凹凸が形成された凹凸領域を有する表層を有し、
前記凹凸領域が、平面視で直線状の複数の長状凸部と隣合う前記長状凸部の間に形成され且つ平面視で直線状の長状凹部とが形成された縞模様凹凸領域を含み、
前記長状凸部の表面粗さRaが前記長状凹部の表面粗さRaよりも小さく構成されている、樹脂床材。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記縞模様凹凸領域の平面視形状が、第1方向を短軸とし且つ第1方向と直交する方向である第2方向を長軸とする細長四角形状であり、
前記縞模様凹凸領域が、前記第1方向に対して±30度の範囲内で延在された長状凸部を有する縞模様凹凸領域を含み、
前記第1方向に対して±30度の範囲内で延在された長状凸部を有する縞模様凹凸領域の面積の割合が、前記縞模様凹凸領域の全体の面積を100%とした場合、40%~80%とされている、請求項1に記載の樹脂床材。
【請求項3】
前記凹凸領域が、梨地凹凸領域をさらに含み、
前記縞模様凹凸領域の平面視形状及び前記梨地凹凸領域の平面視形状が、それぞれ、第1方向を短軸とし且つ第1方向と直交する方向である第2方向を長軸とする細長四角形状であり、
前記細長四角形状の縞模様凹凸領域と前記細長四角形状の梨地凹凸領域とが、第1方向において隣り合って配置されている部分を有する、請求項1に記載の樹脂床材。
【請求項4】
前記縞模様凹凸領域の面積の割合が、前記表層の表面積を100%とした場合、40%~80%とされ、
前記梨地凹凸領域の面積の割合が、前記表層の表面積を100%とした場合、15%~50%とされている、請求項3に記載の樹脂床材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表面に凹凸が形成された樹脂床材に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂床材は、塩化ビニル系樹脂などの樹脂層を主たる構成要素として含む床材である。
例えば、特許文献1には、塩化ビニル樹脂、着色剤及び充填剤を含むシート体を有し、 前記シート体の表面には、複数の塩化ビニル樹脂粒子が凝集して表出され且つ所定の色彩を呈する第1凝集部分と、複数の塩化ビニル樹脂粒子が凝集して表出され且つ前記第1凝集部分とは異なる色彩を呈する第2凝集部分と、前記第1凝集部分及び第2凝集部分のそれぞれに形成された凹部と、を有し、前記凹部の表面に、塩化ビニル樹脂粒子よりも小さい充填剤微粒子が集まって付着されている床材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-46777号公報
【発明の概要】
【0004】
上記特許文献1の床材は、微細な砂を撒いたような外観を有する。
ところで、樹脂床材には、様々な機能が求められるが、滑り難い性質である防滑性が特に重要である。
例えば、樹脂床材の表面に水が付着していると、その樹脂床材上を歩行した際に滑り易くなる。このため、表面の水を早期に面方向に拡散できる床材は、防滑性に優れており、さらに、乾燥性に優れる床材は、より防滑性に優れている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、防滑性に優れた樹脂床材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の形態の樹脂床材は、凹凸が形成された凹凸領域を有する表層を有し、前記凹凸領域が、平面視で直線状の複数の長状凸部と隣合う前記長状凸部の間に形成され且つ平面視で直線状の長状凹部とが形成された縞模様凹凸領域を含み、前記長状凸部の表面粗さRaが前記長状凹部の表面粗さRaよりも小さく構成されている。
【0007】
第2の形態の樹脂床材は、前記第1の形態の樹脂床材において、前記縞模様凹凸領域の平面視形状が、第1方向を短軸とし且つ第1方向と直交する方向である第2方向を長軸とする細長四角形状であり、前記縞模様凹凸領域が、前記第1方向に対して±30度の範囲内で延在された長状凸部を有する縞模様凹凸領域を含み、前記第1方向に対して±30度の範囲内で延在された長状凸部を有する縞模様凹凸領域の面積の割合が、前記縞模様凹凸領域の全体の面積を100%とした場合、40%~80%とされている。
第3の形態の樹脂床材は、第1又は第2の形態の樹脂床材において、前記凹凸領域が、梨地凹凸領域をさらに含み、前記縞模様凹凸領域の平面視形状及び前記梨地凹凸領域の平面視形状が、それぞれ、第1方向を短軸とし且つ第1方向と直交する方向である第2方向を長軸とする細長四角形状であり、前記細長四角形状の縞模様凹凸領域と前記細長四角形状の梨地凹凸領域とが、第1方向において隣り合って配置されている部分を有する。
第4の形態の樹脂床材は、第3の形態の樹脂床材において、前記縞模様凹凸領域の面積の割合が、前記表層の表面積を100%とした場合、40%~80%とされ、前記梨地凹凸領域の面積の割合が、前記表層の表面積を100%とした場合、15%~50%とされている。
【発明の効果】
【0008】
樹脂床材は、水の拡散性に優れている。かかる樹脂床材を床面に敷設することにより、滑り難い床面構造を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の樹脂床材の一部省略概略平面図。
図1のII-II線で切断した概略断面図。
第2実施形態の樹脂床材の概略断面図。
第3実施形態の樹脂床材の概略断面図。
第4実施形態の樹脂床材の概略断面図。
樹脂床材の表面を撮像した写真図。
図6のVII部の拡大平面図。
図7のVIII-VIII線で切断した端面図。
図7のIX-IX線で切断した端面図。
図7のX-X線で切断した端面図。
図7のXI-XI線で切断した端面図。
図7のXII-XII線で切断した端面図。
第1方向に対して傾斜した長状凸部の延在方向を説明するための参考図。
図8の丸囲いXIV部の拡大端面図。
塩化ビニル系樹脂粒子の正面図。
樹脂床材の製造装置の概略図。
樹脂床材を床面に施工した床構造の斜視図。
実施例1で作製した樹脂床材の表面を撮像した写真図。
同樹脂床材の表面の一部分を拡大した写真図。
実施例1の縞模様凹凸領域の長状凸部の第1方向に対する角度及び各角度での縞模様凹凸領域の面積の割合を示すグラフ図。
表面粗さRaの測定時に使用した画像の写真図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について、適宜図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、平面視は、樹脂床材の表面に対して直交する方向(法線方向)から見ることをいい、平面視形状は、その方向から見たときの形状をいう。また、本明細書において、第1方向と第2方向は、樹脂床材の表面内で互いに直交する方向をいう。
本明細書において、「下限値X~上限値Y」で表される数値範囲は、下限値X以上上限値Y以下を意味する。前記数値範囲が別個に複数記載されている場合、任意の下限値と任意の上限値を選択し、「任意の下限値~任意の上限値」を設定できるものとする。
各図に表された層などの厚み、粒子の大きさなどの寸法並びに各種の形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
(【0011】以降は省略されています)

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