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公開番号2025144418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044177
出願日2024-03-19
発明の名称床材
出願人東リ株式会社
代理人弁理士法人まこと国際特許事務所
主分類E04F 15/18 20060101AFI20250925BHJP(建築物)
要約【課題】 帯電防止性及び防汚性に優れた床材を提供する。
【解決手段】 床材本体2と、前記床材本体2の表面側に設けられた表層3と、を有する床材1であって、前記表層3が、床材の表面を構成する表面保護層4と、前記表面保護層4の裏面側に設けられた樹脂層5と、前記樹脂層5の表面及び裏面の少なくとも一方に設けられた導電性材料を含む導電層6と、を有する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
床材本体と、前記床材本体の表面側に設けられた表層と、を有し、
前記表層が、床材の表面を構成する表面保護層と、前記表面保護層の裏面側に設けられた樹脂層と、前記樹脂層の表面及び裏面の少なくとも一方に設けられた導電性材料を含む導電層と、を有する、床材。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記表層が、前記表面保護層と、前記樹脂層と、前記樹脂層の裏面側に設けられ且つ意匠が表された化粧層と、前記導電層と、を有し、
前記導電層が、前記表面保護層と前記樹脂層との間及び前記樹脂層と前記化粧層との間の少なくとも一方の間に介在されている、請求項1に記載の床材。
【請求項3】
前記導電性材料が、導電性ポリマー及び炭素材料の少なくとも一方を含む、請求項1または2に記載の床材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帯電防止性及び防汚性に優れた床材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
床タイルや床シートなどの床材において、摩擦などによって表面に静電気が生じる帯電現象が問題とされている。特に、樹脂製の床材に多く用いられる塩化ビニル系樹脂は、多量の増量剤又は充填剤を含むため、静電気の発生が発生しやすい。床材に静電気が生じると、測定器、製造装置、医療機器、OA機器などの電子機器の作動に悪影響を与えるおそれがある上、空気中のチリ等を付着させるために汚れの原因ともなる。このため、床材の帯電防止が重要な課題となっている。特に、クリーンルーム、コンピュータールーム、半導体製造工場などで用いられる床材は、帯電防止性に優れていることが強く求められている。
【0003】
特許文献1には、柔軟性を有する床材であって、床材本体と、前記床材本体の上に設けられた表層と、を有し、前記床材本体が、塩化ビニル樹脂を主成分とする樹脂層と、前記樹脂層の表面側に設けられた化粧層と、を有し、前記表層が、電離放射線硬化性樹脂と、イオン性液体を含む帯電防止剤と、を含む透明な層であり、前記化粧層の表面側に設けられており、温度23℃、湿度25%の環境下における体積抵抗値が、2.05×10

Ω以下である床材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6175686号公報
【発明の概要】
【0005】
特許文献1の床材は、帯電防止性及び防汚性に優れているが、製品の多様化の観点から、特許文献1とは異なる手段により、帯電防止性及び防汚性に優れた床材が求められている。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、帯電防止性及び防汚性に優れた床材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1形態に係る床材は、床材本体と、前記床材本体の表面側に設けられた表層と、を有し、前記表層が、床材の表面を構成する表面保護層と、前記表面保護層の裏面側に設けられた樹脂層と、前記樹脂層の表面及び裏面の少なくとも一方に設けられた導電性材料を含む導電層と、を有する。
【0008】
第2形態に係る床材は、上記第1形態の床材において、前記表層が、前記表面保護層と、前記樹脂層と、前記樹脂層の裏面側に設けられ且つ意匠が表された化粧層と、前記導電層と、を有し、前記導電層が、前記表面保護層と前記樹脂層との間及び前記樹脂層と前記化粧層との間の少なくとも一方の間に介在されている。
第3形態に係る床材は、上記第1又は第2形態の床材において、前記導電性材料が、導電性ポリマー及び炭素材料の少なくとも一方を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明の床材は、帯電防止性に優れているので、静電気による様々な悪影響を防止でき、さらに、表面が汚れることを軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の床材の平面図。
第2実施形態の床材の平面図。
床材の層構成の第1例を示す断面図。
同層構成の第2例を示す断面図。
同層構成の第3例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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