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公開番号2025170414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-18
出願番号2025145807,2024011709
出願日2025-09-03,2020-04-06
発明の名称チャイルドシート
出願人ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社
代理人弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類B60N 2/28 20060101AFI20251111BHJP(車両一般)
要約【課題】子供の成長に対応することができ、簡易な構造で衝撃を吸収することができるチャイルドシートおよびクッション構造体を提供すること。
【解決手段】チャイルドシートは、座席本体(3)と、座部と背もたれ部とで形成されるコーナー部に着脱可能に取り付けられるクッション構造体(4)とを備える。クッション構造体(4)は、仰向けに寝かされた子供の背中およびお尻を下方から支える支え面を有する衝撃吸収クッション体(40)と、衝撃吸収クッション体(40)のうち少なくとも支え面以外の側面を取り囲むハウジング(50)とを含む。ハウジング(50)は、衝撃吸収クッション体(40)よりも硬度が高く、その前面において股ベルトを貫通させる股ベルトガイド溝(58)が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
股ベルトが設けられる座部と前記座部の後方に設けられる背もたれ部とを有する座席本体と、
前記座部と前記背もたれ部とで形成されるコーナー部に着脱可能に取り付けられるクッション構造体とを備え、
前記クッション構造体は、仰向けに寝かされた子供の背中およびお尻を下方から支える支え面を有する衝撃吸収クッション体と、前記衝撃吸収クッション体のうち少なくとも前記支え面以外の側面を取り囲むハウジングとを含み、
前記ハウジングは、前記衝撃吸収クッション体よりも硬度が高く、
その前面において前記股ベルトを貫通させる股ベルトガイド溝が形成されている、チャイルドシート。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記衝撃吸収クッション体は、前記ハウジングに対して取り外し可能に設けられている、請求項1に記載のチャイルドシート。
【請求項3】
前記衝撃吸収クッション体は、前後方向断面視において、少なくとも前後方向に延びる長辺と、前記長辺の一方端から連なる第1短辺と、前記長辺の他方端から連なる第2短辺とを有し、
前記長辺は、前記支え面を形成する、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
【請求項4】
前記衝撃吸収クッション体の前記支え面には、前後方向に延びる切り欠きが形成されている、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
【請求項5】
前記クッション構造体は、
通常の使用時には、前記支え面が子供の背中およびお尻を水平に近い角度で保持するベッド状態の第1形態と、
前記背もたれ部に向かって子供を急激に動かす荷重が加わった時には、その荷重を受けて扁平に変形することにより、前記支え面が子供の背中およびお尻が角度を持ったイス状態の第2形態とを取り得る、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
【請求項6】
前記ハウジングは、前記衝撃吸収クッションを収容する収容部を有し、
前記収容部と前記衝撃吸収クッションとは密着している、請求項1または2に記載のチャイルドシート。
【請求項7】
前記股ベルトガイド溝は、前記ハウジングの上面から下面に向かって切り欠かれることで形成されている、請求項1または2に記載のチャイルドシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、チャイルドシートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、たとえば1歳未満の首が座っていない子供をチャイルドシートに乗せる場合には、仰向けに近い状態で寝かせ、車両の進行方向に対して後ろ向きに保持し、ベルトでチャイルドシートに固定するようにしている。このような状態で、事故や急ブレーキなどによる前方からの衝撃を受けると、その反動で子供が前方に移動するため、その移動を抑制しようとして、衝撃が肩ベルトを介して子供の肩部分に集中する。
【0003】
また、前方からの衝撃を緩和することができる構造を備えたチャイルドシートとしては、たとえば、特開2009-161010号公報(特許文献1)、特開2003-63291号公報(特許文献2)、特開2004-217038号公報(特許文献3)および特開2008-184133号公報(特許文献4)がある。
【0004】
特許文献1には、背もたれ角度を小さくする方向に変形する角度変更部で衝撃を吸収することが開示されている。特許文献2,3には、衝撃が加わった場合に背面部が立ち上がる方向に回動し、衝撃吸収部材でその衝撃を吸収することが開示されている。特許文献4には、衝撃が加わると、リンクアームに連結されているロッドがリンクアームの回動に伴って移動することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-161010号公報
特開2003-63291号公報
特開2004-217038号公報
特開2008-184133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の角部変更部は、チャイルドシートに固定されているため、子供の成長に対応したものではない。また、特許文献2~4のチャイルドシートは、衝撃を吸収する構造として複数の部材を用いるため、構造が複雑である。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、子供の成長に対応することができ、簡易な構造で衝撃を吸収することができるチャイルドシートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るチャイルドシートは、座部と背もたれ部とを有する座席本体と、仰向けに寝かされた子供の背中およびお尻を下方から支える支え面を含み、座部と背もたれ部とで形成されるコーナー部に着脱可能に取り付けられるクッション構造体とを備え、クッション構造体は、支え面に対して直行する方向に延びている第1クッション体と、第1クッション体と同一方向に延びており、第1クッション体とは異なるクッション性を有する第2クッション体とを有する衝撃吸収クッション体を含む。
【0009】
好ましくは、第1クッション体と第2クッション体は、前後方向に線状に延びている。
【0010】
好ましくは、第1クッション体と第2クッション体は、硬度および形状の少なくとも一方が異なっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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