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公開番号2025170079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2025149966,2021539309
出願日2025-09-10,2020-08-12
発明の名称外用組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/73 20060101AFI20251107BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】不快臭が改善された、天然由来ナノファイバーを含有する新規な外用組成物を提供すること。
【解決手段】(A)天然由来ナノファイバー、(B)油性成分、及び(C)グリコサミノグリカン類、グリコシド類及びアクリル酸系高分子化合物からなる群より選択される1種以上、を含有する、外用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）セルロースナノファイバー、
（Ｂ）油性成分、及び
（Ｃ）ヒアルロン酸塩、分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、及びカルボキシビニルポリマーからなる群より選択される１種以上、
を含有し、（Ａ）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～５．０質量％であり、（Ｂ）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として５～２０質量％であり、（Ｃ）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～５質量％であり、
前記セルロースナノファイバーは、天然物に対して、カルボキシル基、スルホン酸基又はカルボキシメチル基の導入；加水分解；酵素分解、及び／若しくは機械的な処理によって解繊することにより得られたもの、又は天然物を微生物発酵させることにより得られたものである、外用組成物。
続きを表示（約 870 文字）【請求項２】
（Ｂ）成分がエステル油、植物油、シリコーン油、炭化水素油及び脂溶性ビタミンからなる群より選択される１種以上である、請求項１に記載の外用組成物。
【請求項３】
（Ｃ）成分がヒアルロン酸塩、分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、アルブチン及びカルボキシビニルポリマーからなる群より選択される３種以上である、請求項１又は２に記載の外用組成物。
【請求項４】
前記３種以上の（Ｃ）成分が、ヒアルロン酸ナトリウム、分解ヒアルロン酸及びアセチル化ヒアルロン酸ナトリウムからなる群より選択される２種以上を含有する、請求項３に記載の外用組成物。
【請求項５】
（Ａ）成分の総含有量１質量部に対して、（Ｂ）成分の総含有量が、０．０１～４００質量部である、請求項１～４のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項６】
（Ａ）成分の総含有量１質量部に対して、（Ｃ）成分の総含有量が、０．００１～１００質量部である、請求項１～５のいずれか一項に記載の外用組成物。
【請求項７】
（Ａ’）セルロースナノファイバー、及び
（Ｄ）トラネキサム酸及びアスコルビン酸誘導体からなる群より選択される１種以上、
を含有し、（Ａ’）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～７．０質量％であり、（Ｄ）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～１０質量％であり、
前記セルロースナノファイバーは、天然物に対して、カルボキシル基、スルホン酸基又はカルボキシメチル基の導入；加水分解；酵素分解、及び／若しくは機械的な処理によって解繊することにより得られたもの、又は天然物を微生物発酵させることにより得られたものである、外用組成物。
【請求項８】
（Ａ’）成分の総含有量１質量部に対して、（Ｄ）成分の総含有量が、０．００１～１００質量部である、請求項７に記載の外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は外用組成物に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
天然由来ナノファイバーに関する技術として、例えば以下に記載のものが知られている。
【０００３】
特許文献１には、天然セルロースを２，２，６，６－テトラメチルピペリジノオキシル（ＴＥＭＰＯ）及び次亜塩素酸ナトリウムを用いて酸化することにより得られる、アルデヒド基及びカルボキシル基を有するセルロース繊維に関する技術が記載されている。また、特許文献２には、リン酸基を有する微細セルロース繊維に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１０－３７３４８号公報
国際公開第２０１６／００２６８９号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明者は、天然由来ナノファイバーを含有する組成物に特定の化合物を配合すると、不快な臭いが発生するという新たな課題を見出した。本発明は、不快臭が改善された、天然由来ナノファイバーを含有する新規な外用組成物を提供することを目的とする。
【０００６】
また、天然由来ナノファイバーを含有する組成物において、発生した泡の上昇する速度が遅く、その結果として泡が消失しづらいという問題点があった。本発明は、泡の上昇する速度が向上した、天然由来ナノファイバーを含有する新規な外用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明者は、天然由来ナノファイバーと特定の化合物を含有する外用組成物に油性成分を配合することで、不快な臭いが抑えられることを見出した。また、本発明者は天然由来ナノファイバーを含有する外用組成物に特定の成分を配合することで、外用組成物において発生した泡が速やかに消失することを見出した。本発明はこれらの知見に基づくものであり、以下の各発明を提供するものである。
【０００８】
［１］
（Ａ）天然由来ナノファイバー、
（Ｂ）油性成分、及び
（Ｃ）グリコサミノグリカン類、グリコシド類及びアクリル酸系高分子化合物からなる群より選択される１種以上、
を含有する、外用組成物。
［２］
（Ｂ）成分がエステル油、植物油、シリコーン油、炭化水素油及び脂溶性ビタミンからなる群より選択される１種以上である、［１］に記載の外用組成物。
［３］
（Ｂ）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～４０質量％である、［１］又は［２］に記載の外用組成物。
［４］
（Ｃ）成分がヒアルロン酸塩、分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、アルブチン及びカルボキシビニルポリマーからなる群より選択される１種以上である、［１］～［３］のいずれかに記載の外用組成物。
［５］
（Ｃ）成分がヒアルロン酸塩、分解ヒアルロン酸、アセチル化ヒアルロン酸塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、アルブチン及びカルボキシビニルポリマーからなる群より選択される３種以上である、［４］に記載の外用組成物。
［６］
前記３種以上の（Ｃ）成分が、ヒアルロン酸ナトリウム、分解ヒアルロン酸及びアセチル化ヒアルロン酸ナトリウムからなる群より選択される２種以上を含有する、［５］に記載の外用組成物。
［７］
（Ａ’）セルロースナノファイバー、及び
（Ｄ）トラネキサム酸類、アスコルビン酸類、グリコサミノグリカン類、グリコシド類、ニコチン酸類、シクロへキサン－１，４－ジカルボン酸誘導体、ケイ皮酸誘導体及び金属酸化物からなる群より選択される１種以上、
を含有し、（Ａ’）成分の含有量が、外用組成物の総量を基準として０．０１～７．０質量％である、外用組成物。
［８］
（Ｄ）成分がトラネキサム酸、アスコルビン酸誘導体、ヒアルロン酸塩、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、ニコチン酸アミド、シクロへキサン－１，４－ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、メトキシケイ皮酸エチルヘキシル及び酸化チタンからなる群より選択される１種以上である、［７］に記載の外用組成物。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、不快臭が改善された、天然由来ナノファイバーを含有する新規な外用組成物を提供することができる。また、本発明によれば、泡の上昇する速度が向上した、天然由来ナノファイバーを含有する新規な外用組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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