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公開番号2025169194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2025071229
出願日2025-04-23
発明の名称画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人ITOH
主分類G06T 5/60 20240101AFI20251105BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像を所定の照明条件の下での色に調整するための画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置100において、第一変換ユニットは、撮影装置により出力される画像を入力画像として受け取り、かつ、入力画像に対して第一組変換を行って中間画像を取得する。中間画像は撮影装置のオリジナル色空間における画像である。第二変換ユニットは、第一組変換における変換の順序とは逆の順序に従って中間画像に対して第二組変換を行って出力画像を取得する。出力画像では、入力画像が所定の照明条件に調整され、第二組変換における変換はそれぞれ、第一組変換における対応変換の逆プロセスである。特徴抽出ユニット130は、第一組変換及び第二組変換に必要なパラメータを計算する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像を処理する装置であって、
撮影装置により出力される画像を入力画像として受け取り、かつ前記入力画像に対して第一組変換を行って中間画像を取得する第一変換ユニットであって、前記中間画像は前記撮影装置のオリジナル色空間における画像である、第一変換ユニット;
前記第一組変換における変換の順序とは逆の順序に従って前記中間画像に対して第二組変換を行って出力画像を取得する第二変換ユニットであって、前記出力画像では前記入力画像が所定の照明条件に調整され、前記第二組変換における変換はそれぞれ、前記第一組変換における対応変換の逆プロセスである、第二変換ユニット;及び
前記第一組変換及び前記第二組変換に必要なパラメータを計算する特徴抽出ユニットを含む、装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記第一組変換及び前記第二組変換は、以下のケースのうちの1つを含み、即ち、
前記第一組変換は順次、第一空間変換、デスタイル変換、第二空間変換及び逆ホワイトバランス変換を含み、かつ前記第二組変換は順次、ホワイトバランス変換、第二逆空間変換、スタイル変換及び第一逆空間変換を含み;
前記第一組変換は順次、第一空間変換、第三空間変換、デスタイル変換、第二空間変換及び逆ホワイトバランス変換を含み、かつ前記第二組変換は順次、ホワイトバランス変換、第二逆空間変換、スタイル変換、第三逆空間変換及び第一逆空間変換を含み;及び
前記第一組変換は順次、第一空間変換、第三空間変換、デスタイル変換、第二空間変換、逆露出補正変換及び逆ホワイトバランス変換を含み、かつ前記第二組変換は順次、ホワイトバランス変換、露出補正変換、第二逆空間変換、スタイル変換、第三逆空間変換及び第一逆空間変換を含む、装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置であって、
前記第一変換ユニットは前記逆ホワイトバランス変換の前の空間変換により、前記入力画像をsRGB色空間から前記撮影装置のオリジナル色空間に変換する、装置。
【請求項4】
請求項2に記載の装置であって、
前記特徴抽出ユニットは直列接続される第一グローバル特徴抽出モジュール、ローカル特徴抽出モジュール及び第二グローバル特徴抽出モジュールを含み、かつ前記特徴抽出ユニット及び前記第一変換ユニットにより前記第一組変換及び前記第二組変換に関するパラメータを提供する、装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置であって、
前記第一グローバル特徴抽出モジュールは、前記入力画像に基づいて前記第一空間変換及び前記第一逆空間変換に関するパラメータを得るように構成される、装置。
【請求項6】
請求項5に記載の装置であって、
前記ローカル特徴抽出モジュールは、前記入力画像、及び前記デスタイル変換の前の変換により得られる第一変換画像に基づいて、前記デスタイル変換及び前記スタイル変換に関するパラメータを得るように構成される、装置。
【請求項7】
請求項6に記載の装置であって、
前記第二グローバル特徴抽出モジュールは、前記入力画像、及び前記デスタイル変換を経た第二変換画像に基づいて、前記第一組変換における、前記デスタイル変換の後の後続変換、及び前記第二組変換における、前記後続変換に対応する変換に関するパラメータを得るように構成される、装置。
【請求項8】
請求項4に記載の装置であって、
前記装置に対する訓練により前記第一グローバル特徴抽出モジュール、前記ローカル特徴抽出モジュール及び前記第二グローバル特徴抽出モジュールの対応パラメータを確定し、かつ前記装置に対する訓練プロセス中に、損失関数には同じ撮影装置が同じシーンの異なる画像から計算する前記中間画像の間の差を表す項が含まれる、装置。
【請求項9】
画像を処理する方法であって、
撮影装置により出力される画像を入力画像として受け取り、かつ前記入力画像に対して第一組変換を行って中間画像を取得し、前記中間画像は前記撮影装置のオリジナル色空間における画像であり;及び
前記第一組変換における変換の順序とは逆の順序に従って前記中間画像に対して第二組変換を行って出力画像を取得し、前記出力画像では前記入力画像が所定の照明条件に調整され、前記第二組変換における変換はそれぞれ、前記第一組変換における対応変換の逆プロセスであることを含み、
特徴抽出ユニットにより前記第一組変換及び前記第二組変換に必要なパラメータを計算する、方法。
【請求項10】
コンピュータに、請求項9に記載の方法を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理の技術分野に関し、特に、画像色を調整するための画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
コンピュータビジョン及び画像処理の分野では、色の恒常性が重要な課題の1つである。色の恒常性を実現するためには、通常、画像色を調整するアルゴリズムが含まれ、これによって、画像色が所定の照明条件(例えば、標準照明条件)の下で感知し得る色と一致するようにさせる。これは、色の一致性及び比較可能性を必要とするタスク(任務)、例えば、画像つなぎ合わせ、オブジェクト認識(識別)、及びマシンが色に基づいて決定を下す必要のあるあらゆるアプリケーションにとって非常に重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、画像を所定の照明条件の下での色に調整するための画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一側面によれば、画像処理装置が提供され、それは、
撮影装置により出力される画像を入力画像として受け取り、かつ前記入力画像に対して第一組変換を行って中間画像を取得する第一変換ユニットであって、前記中間画像は前記撮影装置のオリジナル色空間における画像である、もの;
前記第一組変換における変換の順序とは逆の順序に従って前記中間画像に対して第二組変換を行って出力画像を取得する第二変換ユニットであって、前記出力画像では前記入力画像が所定の照明条件に調整され、前記第二組変換における変換はそれぞれ、前記第一組変換における対応変換の逆プロセスである、もの;及び
前記第一組変換及び前記第二組変換に必要なパラメータを計算する特徴抽出ユニットを含む。
【0005】
本発明のもう1つの側面によれば、画像処理方法が提供され、それは、
撮影装置により出力される画像を入力画像として受け取り、かつ前記入力画像に対して第一組変換を行って中間画像を取得し、前記中間画像は前記撮影装置のオリジナル色空間における画像であり;及び
前記第一組変換における変換の順序とは逆の順序に従って前記中間画像に対して第二組変換を行って出力画像を取得し、前記出力画像では前記入力画像が所定の照明条件に調整され、前記第二組変換における変換はそれぞれ、前記第一組変換における対応変換の逆プロセスであることを含み、
特徴抽出ユニットにより前記第一組変換及び前記第二組変換に必要なパラメータを計算する。
【0006】
本発明のもう1つの側面によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、その中にはコンピュータ可読命令コードを含むプログラムプロダクトがキャリーされており、前記命令コードはコンピュータにより読み取れ実行されるときに、前記コンピュータに、本発明による画像処理方法を実行させることができる。
【0007】
本発明の他の側面によれば、本発明による画像処理方法を実現するためのコンピュータプログラムド及びコンピュータプログラムプロダクトがさらに提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明における画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラムによれば、画像色の補正(correct)ステップを、入力画像から電子ネガフィルム(中間画像)へ及び電子ネガフィルムから補正画像への2つのステップに分け、かつ電子ネガフィルムから入力画像への計算方法が電子ネガフィルムから補正画像への計算方法と一致するようにさせることで、入力画像を所定の照明条件又は所定の照明条件の下での色に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施例による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施例による画像処理装置の簡素化構成図である。
本発明の第一実施例による画像処理装置の画像補正フローチャートである。
本発明の第一実施例による画像処理装置におけるグローバル特徴抽出ユニットの構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施例による画像処理装置におけるローカル特徴抽出ユニットの構成を示すブロック図である。
本発明の第二実施例による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第二実施例による画像処理装置の簡素化構成図である。
本発明の第二実施例による画像処理装置の画像補正フローチャートである。
本発明の第三実施例による画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第三実施例による画像処理装置の簡素化構成図である。
本発明の第三実施例による画像処理装置の画像補正フローチャートである。
本発明の実施例による画像処理方法のフローチャートである。
本発明の実施例による画像処理装置及び方法を実現し得る汎用パソコンの例示的な構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明を実施するための好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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