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公開番号2025168730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2024073435
出願日2024-04-30
発明の名称油中水型乳化化粧料組成物
出願人株式会社マンダム
代理人弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類A61K 8/97 20170101AFI20251105BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布対象物にマットな質感及びドライな質感を付与することができ、かつ、同じ性状を有する油性化粧料組成物と比べて、のびを良好にすることができる油中水型乳化化粧料組成物を提供する。
【解決手段】本発明の油中水型乳化化粧料組成物は、動植物油及び炭化水素油からなる群より選ばれる融点が65℃以上、100℃以下である25℃で固形の油性成分(成分A)と、粉体(成分B)と、炭素数13以上の直鎖飽和アルキル鎖を有しかつHLB値が2.8以上、8.0以下であるノニオン界面活性剤(成分C)と、水(成分D)と、植物油、エステル油、炭化水素油及びシリコーン油からなる群より選ばれる25℃で液状の油性成分(成分E)とを含み、成分Bの含有量が5.0～50.0質量%、成分Dの含有量が15.0～50.0質量%、成分Eの含有量が5.0～50.0質量%である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記成分Ａと、下記成分Ｂと、下記成分Ｃと、下記成分Ｄと、下記成分Ｅとを含み、
前記成分Ｂの含有量が、５．０質量％以上、５０．０質量％以下であり、
前記成分Ｄの含有量が、１５．０質量％以上、５０．０質量％以下であり、
前記成分Ｅの含有量が、５．０質量％以上、５０．０質量％以下である、油中水型乳化化粧料組成物。
成分Ａ：動植物油及び炭化水素油からなる群より選ばれる融点が６５℃以上、１００℃以下である２５℃で固形の油性成分
成分Ｂ：粉体
成分Ｃ：炭素数１３以上の直鎖飽和アルキル鎖を有しかつＨＬＢ値が２．８以上、８．０以下であるノニオン界面活性剤
成分Ｄ：水
成分Ｅ：植物油、エステル油、炭化水素油及びシリコーン油からなる群より選ばれる２５℃で液状の油性成分
続きを表示（約 390 文字）【請求項２】
下記成分Ｆを含む、請求項１に記載の油中水型乳化化粧料組成物。
成分Ｆ：ポリリシノレイン酸ポリグリセリル
【請求項３】
下記成分Ｇを含む、請求項１又は２に記載の油中水型乳化化粧料組成物。
成分Ｇ：ＨＬＢ値が８．０を超え、１２．０以下であるリン酸系界面活性剤
【請求項４】
前記成分Ｅが、下記成分ＥＸを含む、請求項１又は２に記載の油中水型乳化化粧料組成物。
成分ＥＸ：植物油及び脂肪酸トリグリセリドからなる群より選ばれる２５℃で液状の油性成分
【請求項５】
２５℃で液状の不揮発性シリコーン油を含まないか又は５．０質量％以下で含む、請求項１又は２に記載の油中水型乳化化粧料組成物。
【請求項６】
毛髪化粧料組成物である、請求項１又は２に記載の油中水型乳化化粧料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、油中水型乳化化粧料組成物に関する。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
油性化粧料組成物として、ヘアオイル、ヘアスティック、ヘアクレイ及びヘアバーム等が知られている。
【０００３】
例えば、下記の特許文献１には、（Ａ）１２－ヒドロキシステアリン酸と、（Ｂ）炭化水素油の１種又は２種以上と、（Ｃ）シリコーン誘導体の１種又は２種以上とを含む油性毛髪化粧料が開示されている。
【０００４】
また、下記の特許文献２には、液状油（Ａ）と、液状油（Ａ）を固化する固化剤（Ｂ）とを含み、液状油（Ａ）の含有量が７０質量％～９９質量％であり、固化剤（Ｂ）の含有量が１質量％～３０質量％である毛髪用バームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０００－１４３４５４号公報
特開２０２０－０５０６１３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ヘアバームのような適度に硬い性状を有する油性化粧料組成物や、ヘアクレイのような硬い性状を有する油性化粧料組成物が知られている。これらの油性化粧料組成物には、油性化粧料組成物に硬さを付与するために、２５℃で固形の油性成分が配合されている。
【０００７】
しかしながら、２５℃で固形の油性成分を含む従来の油性化粧料組成物では、のび特性を十分に高めることが困難である。
【０００８】
また、２５℃で固形の油性成分に加えて、粉体を含む油性化粧料組成物も知られている。この油性化粧料組成物では、粉体に由来して、皮膚及び毛髪等の塗布対象物に、マットな質感（艶が抑えられた質感）及びドライな質感（べたつきが抑えられた質感）を付与することができる。
【０００９】
しかしながら、２５℃で固形の油性成分と粉体とを含む従来の油性化粧料組成物では、のび特性を十分に高めることが特に困難である。
【００１０】
本発明の目的は、塗布対象物にマットな質感及びドライな質感を付与することができ、かつ、同じ性状を有する油性化粧料組成物と比べて、のびを良好にすることができる油中水型乳化化粧料組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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