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公開番号2025168351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025125073,2023204787
出願日2025-07-25,2023-12-04
発明の名称厚さが変化するシール形成構造を備えた患者インターフェース
出願人レスメド・プロプライエタリー・リミテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A61M 16/06 20060101AFI20251030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】新規の患者インターフェースアセンブリを提供する。
【解決手段】患者インターフェースのためのクッションアセンブリは、半球状上領域およびサドル状下領域を含むエラストマーシール形成部分を含む。エラストマー密閉部は、サドル状下領域から半球状上領域へ延びる第1の支持領域をさらに含む。第1の支持領域は、半球状上領域およびサドル状下領域のエラストマー壁厚さを超える一貫したエラストマー壁厚さを有する。加えて、シール形成部分は、サドル状下領域から半球状上領域へ延びる第1の支持領域に隣接する第2の支持領域を含む。第2の支持領域は、近位側の第1の支持領域によって境界付けられ、近位側と反対側の遠位側を有し、第2の支持領域におけるエラストマー壁厚さは、遠位側から近位側へ増加する。
【選択図】図20B
特許請求の範囲【請求項1】
周囲空気圧力に対して連続的に陽圧にて少なくとも患者の鼻腔の入口を含む患者の気道の入口への空気流れの密閉送達のための患者インターフェースのためのクッションアセンブリであって、
前記患者インターフェースは、患者の睡眠時における患者の呼吸サイクルを通じて、使用時において周囲空気圧力を超える約4cmH2O~約30cmH2Oの範囲の治療圧力を維持するように構成され、これにより、睡眠障害呼吸が改善され、
前記クッションアセンブリは、
上側接点および下側接点においてエラストマーシール形成部分に対する接線を含む矢状面によって二等分されるような形状にされたエラストマーシール形成部分を備え、
前記エラストマーシール形成部分は、
前記上側接点近隣において前記矢状面に跨がる半球状の上領域と、
前記矢状面に跨がり、且つ前記下側接点を含むサドル状の下領域と、
前記サドル状の下領域から前記半球状の上領域へ延びる第1の支持領域であって、前記半球状の上領域のエラストマー壁厚さおよび前記サドル状の下領域のエラストマー壁厚さより大きい一貫したエラストマー壁厚さを有する第1の支持領域と、
前記第1の支持領域に隣接する第2の支持領域であって、第2の支持領域が前記サドル状の下領域から前記半球状の上領域へ延びており、近位側の前記第1の支持領域によって境界付けられ、前記近位側と反対側の遠位側を有し、前記第2の支持領域におけるエラストマー壁厚さは、前記遠位側から前記近位側に向かって増加する、第2の支持領域と、
を備える、クッションアセンブリ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記遠位側の前記第2の支持領域の前記エラストマー壁厚さは、前記近位側の前記第2の支持領域の前記エラストマー壁厚さより小さい、請求項1に記載のクッションアセンブリ。
【請求項3】
前記近位側の前記第2の支持領域の前記エラストマー壁厚さは、前記第1の支持領域の前記エラストマー壁厚さと同じである、請求項1に記載のクッションアセンブリ。
【請求項4】
前記エラストマーシール形成部分は、前記第2の支持領域に隣接する第3の支持領域をさらに備え、
前記第2の支持領域は、前記遠位側で前記第3の支持領域によって境界付けられる、請求項4に記載のクッションアセンブリ。
【請求項5】
前記第3の支持領域の前記エラストマー壁厚さは、前記第2の支持領域の前記近位側の前記エラストマー壁厚さと同じである、請求項1に記載のクッションアセンブリ。
【請求項6】
前記エラストマーシール形成部分は、上側接点近隣において前記矢状面に跨がるサドル状の上領域をさらに備える、請求項1に記載のクッションアセンブリ。
【請求項7】
前記サドル状の上領域の前記エラストマー壁厚さは、前記半球状の上領域の前記エラストマー壁厚さよりも小さい、請求項6に記載のクッションアセンブリ。
【請求項8】
前記エラストマーシール形成部分は、前記第2の支持領域と、前記サドル状の上領域と、前記半球状の上領域とによって境界付けられたコンプライアント領域をさらに備える、請求項6に記載のクッションアセンブリ。
【請求項9】
前記コンプライアント領域の前記エラストマー壁厚さは、前記サドル状の上領域の前記エラストマー壁厚さ、及び前記半球状の上領域の前記エラストマー壁厚さよりも大きい、請求項8に記載のクッションアセンブリ。
【請求項10】
前記コンプライアント領域の前記エラストマー壁厚さは、前記第2の支持領域の前記エラストマー壁厚さよりも小さい、請求項8に記載のクッションアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
1 技術の背景
本出願は、米国特許出願第62/377,217号(出願日:2016年8月19日)の優先権を主張する。本明細書中、同文献全体を参考のため援用する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
1.1 技術の分野
本技術は、呼吸関連疾患の検出、診断、治療、予防および改善のうち1つ以上に関する。本技術はまた、医療デバイスまたは装置と、その使用とに関する。
【0003】
1.2 関連技術の説明
1.2.1 ヒトの呼吸器系およびその疾患
身体の呼吸器系は、ガス交換を促進させる。鼻および口腔は、患者の気道への入口を形成する。
【0004】
これらの気道は、一連の分岐する管を含み、これらの管は、肺の奥深くに進むほど狭く、短くかつ多数になる。肺の主要な機能はガス交換であり、空気から酸素を静脈血中へ取り入れさせ、二酸化炭素を退出させる。気管は、右および左の主気管支に分かれ、これらの主気管支はさらに分かれて、最終的に終末細気管支となる。気管支は、伝導のための気道を構成するものであり、ガス交換には関与しない。気道がさらに分割されると呼吸細気管支となり、最終的には肺胞となる。肺の肺胞領域においてガス交換が行われ、この領域を呼吸ゾーンと呼ぶ。以下を参照されたい:「Respiratory Physiology」, by John B. West, Lippincott Williams & Wilkins, 9th edition published 2012。
【0005】
一定範囲の呼吸器疾患が存在している。特定の疾患は、特定の発症(例えば、無呼吸、呼吸低下および過呼吸)によって特徴付けられ得る。
【0006】
呼吸器疾患の例には、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、チェーン・ストークス呼吸(CSR)、呼吸不全、肥満過換気症候群(OHS)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、神経筋疾患(NMD)および胸壁疾患が含まれる。
【0007】
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠呼吸障害(SDB)の1つの形態であり、睡眠時の上通気道の閉鎖または閉塞などの発症によって特徴付けられる。これは睡眠時の異常に小さな上気道および舌領域における筋緊張の正常欠損、軟口蓋および後口咽頭壁の組み合わせに起因する。このような状態に起因して、罹患患者の呼吸停止が典型的には30~120秒にわたり、ときには一晩に200~300回も呼吸が停止する。その結果、日中の眠気が過度になり、心血管疾患および脳損傷の原因になり得る。この症候は一般的な疾患であり、特に中年の過体重の男性に多いが、患者に自覚症状は無い。米国特許第4,944,310号(Sullivan)を参照されたい。
【0008】
チェーン・ストークス呼吸(CSR)は、別の形態の睡眠呼吸障害である。CSRは、患者の呼吸調節器の疾患であり、CSRサイクルとして知られる換気の漸増および漸減が交互に周期的に続く。CSRは、動脈血の脱酸素および再曝気の繰り返しによって特徴付けられる。反復低酸素症のため、CSRは有害であり得る。患者によっては、CCRは、重症不眠、交感神経活動の増加、および後負荷の増加の原因となる、反復性睡眠覚醒を随伴する。米国特許第6,532,959号(Berthon-Jones)を参照されたい。
【0009】
呼吸不全とは、呼吸器障害の総称であり、患者の需要を満たすための充分な酸素吸気または充分なCO2呼気を肺が行うことができていないことを指す。呼吸不全は、以下の疾患のうちいくつかまたは全てを包含し得る。
【0010】
呼吸不全(一種の呼吸不全)の患者は、運動時に異常な息切れを経験することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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