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公開番号
2025167575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072336
出願日
2024-04-26
発明の名称
プロジェクター
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03B
21/14 20060101AFI20251030BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】3板式のプロジェクターにおいて、部品数を減らし、大型化を抑え、色光の利用効率を高める。
【解決手段】実施形態のプロジェクターでは、第1光源から射出された第1波長帯の第1光は、第1導光素子、第1平行化素子を順次通り、光合成素子に入射する。第2光源から射出された第2波長帯の第2光は、第2導光素子、第2平行化素子を順次通り、光合成素子に入射する。第3光源から射出された第3波長帯の第3光は、第3導光素子、第3平行化素子を順次通り、光合成素子に入射する。第1光変調素子において第1光が入射する第1面側、且つ、表示領域の開口部以外の領域に反射部が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光を射出する第2光源と、
前記第1波長帯及び前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光を射出する第3光源と、
前記第1光源から射出される前記第1光が入射する第1入射端と前記第1光を射出する第1射出端とを有し、前記第1光の面内照度を均一化する第1導光素子と、
前記第2光源から射出される前記第2光が入射する第2入射端と前記第2光を射出する第2射出端とを有し、前記第2光の面内照度を均一化する第2導光素子と、
前記第3光源から射出される前記第3光が入射する第3入射端と前記第3光を射出する第3射出端とを有し、前記第3光の面内照度を均一化する第3導光素子と、
前記第1導光素子から射出される前記第1光を平行化する第1平行化素子と、
前記第2導光素子から射出される前記第2光を平行化する第2平行化素子と、
前記第3導光素子から射出される前記第3光を平行化する第3平行化素子と、
前記第1平行化素子から射出される前記第1光を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子と、
前記第2平行化素子から射出される前記第2光を画像情報に基づいて変調する第2光変調素子と、
前記第3平行化素子から射出される前記第3光を画像情報に基づいて変調する第3光変調素子と、
前記第1光変調素子から射出される前記第1光と前記第2光変調素子から射出される前記第2光と前記第3光変調素子から射出される前記第3光とを合成して射出する光合成素子と、
前記光合成素子から射出される光を投射する投射光学系と、
を備え、
前記第1光変調素子
において
前記第1光が入射する第1面側、且つ、表示領域の開口部以外の領域に反射部が設けられている、
プロジェクター。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、
前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光を射出する第2光源と、
前記第1波長帯及び前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光を射出する第3光源と、
前記第1光源から射出される前記第1光が入射する第1入射端と前記第1光を射出する第1射出端とを有し、前記第1光の面内照度を均一化する第1導光素子と、
前記第2光源から射出される前記第2光が入射する第2入射端と前記第2光を射出する第2射出端とを有し、前記第2光の面内照度を均一化する第2導光素子と、
前記第3光源から射出される前記第3光が入射する第3入射端と前記第3光を射出する第3射出端とを有し、前記第3光の面内照度を均一化する第3導光素子と、
前記第1導光素子から射出される前記第1光を平行化する第1平行化素子と、
前記第2導光素子から射出される前記第2光を平行化する第2平行化素子と、
前記第3導光素子から射出される前記第3光を平行化する第3平行化素子と、
前記第1平行化素子から射出される前記第1光を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子と、
前記第2平行化素子から射出される前記第2光を画像情報に基づいて変調する第2光変調素子と、
前記第3平行化素子から射出される前記第3光を画像情報に基づいて変調する第3光変調素子と、
前記第1光変調素子から射出される前記第1光と前記第2光変調素子から射出される前記第2光と前記第3光変調素子から射出される前記第3光とを合成して射出する光合成素子と、
前記光合成素子から射出される光を投射する投射光学系と、
を備え、
前記第1光変調素子は、前記第1光が入射する第1面側、且つ、表示領域の外側に反射部を有する、
プロジェクター。
【請求項3】
前記反射部は前記表示領域から前記第1光が入射する光入射領域までの間に設けられ、
前記光入射領域の外側から前記第1光変調素子の端部までの間に遮光部が設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項4】
前記反射部は前記第1光変調素子の前記第1面側の基板の見切り部に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項5】
前記反射部は前記第1光変調素子の固定部材に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項6】
前記反射部は平面視で前記表示領域の開口部の周囲に形成される配線層と重なる基板の金属層上に設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項7】
前記第1平行化素子の焦点距離は前記第1入射端から前記第1射出端までの長さよりも長く、
前記第2平行化素子の焦点距離は前記第2入射端から前記第2射出端までの長さよりも長く、
前記第3平行化素子の焦点距離は前記第3入射端から前記第3射出端までの長さよりも長い、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項8】
前記第1光源は、
発光体と、
前記発光体から射出される励起光によって蛍光として前記第1光を射出する蛍光体と、
を有する、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
【請求項9】
前記第1導光素子の断面形状は矩形状であり、
前記第2導光素子の断面形状は矩形状であり、
前記第3導光素子の断面形状は矩形状である、
請求項1に記載のプロジェクター。
【請求項10】
前記第1平行化素子と前記第1光変調素子との間に配置され、前記第1光のうちの第1偏光成分を有する一部を透過し、他の一部を反射する第1偏光素子と、
前記第2平行化素子と前記第2光変調素子との間に配置され、前記第2光のうちの第2偏光成分を有する一部を透過し、他の一部を反射する第2偏光素子と、
前記第3平行化素子と前記第3光変調素子との間に配置され、前記第3光のうちの第3偏光成分を有する一部を透過し、他の一部を反射する第3偏光素子と、
を備え、
前記第1光の他の一部は、前記第1導光素子に入射し、
前記第2光の他の一部は、前記第2導光素子に入射し、
前記第3光の他の一部は、前記第3導光素子に入射する、
請求項1又は請求項2に記載のプロジェクター。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクターに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、3原色の各色光の画像光を生成する光変調装置として、3枚の液晶パネルを備えるプロジェクター、すなわち、3板式のプロジェクターが知られている。例えば、特許文献1には、光源部と分離合成素子とを有する光源装置と、照明光学系と、色分離合成光学系と、投射光学系と、を備えるプロジェクターが開示されている。光源部は、蛍光体の励起光を射出する。分離合成素子は、光源部から射出された光の一部を蛍光体に入射させ、光源部から射出された光の他の一部を拡散体に入射させて拡散体で反射させる。照明光学系は、光源装置から射出される光を照明する。色分離合成光学系は、照明光学系から射出される光に対して色分離及び色合成を行う。投射光学系は、色合成された画像光をスクリーン等の画像表示面に拡大投射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-079820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている3板式のプロジェクターでは、光源装置で白色光が生成された後に、光源装置よりも後段に配置されている色分離合成光学系によって白色光が色光毎に分離される。そのため、特許文献1に開示されているプロジェクターは、光源装置に加えて、色分離合成光学系をさらに備える必要がある。その結果、部品数が増え、プロジェクターが大型化する可能性がある。すなわち、3板式のプロジェクターにおいて、部品数を減らし、大型化を抑える対策が望まれている。また、色光の利用効率の向上が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一つの態様のプロジェクターは、第1波長帯の第1光を射出する第1光源と、第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光を射出する第2光源と、第1波長帯及び第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光を射出する第3光源と、第1光源から射出された第1光が入射する第1入射端と第1光を射出する第1射出端とを有し、第1光の面内照度を均一化する第1導光素子と、第2光源から射出された第2光が入射する第2入射端と第2光を射出する第2射出端とを有し、第2光の面内照度を均一化する第2導光素子と、第3光源から射出された第3光が入射する第3入射端と第3光を射出する第3射出端とを有し、第3光の面内照度を均一化する第3導光素子と、第1導光素子から射出される第1光を平行化する第1平行化素子と、第2導光素子から射出される第2光を平行化する第2平行化素子と、第3導光素子から射出される第3光を平行化する第3平行化素子と、第1平行化素子から射出された第1光を画像情報に基づいて変調する第1光変調素子と、第2平行化素子から射出された第2光を画像情報に基づいて変調する第2光変調素子と、第3平行化素子から射出された第3光を画像情報に基づいて変調する第3光変調素子と、第1光変調素子から射出される第1光と第2光変調素子から射出される第2光と第3光変調素子から射出される第3光とを合成して射出する光合成素子と、光合成素子から射出される光を投射する投射光学系と、を備える。第1光変調素子において第1光が入射する第1面側、且つ、表示領域の開口部以外の領域に反射部が設けられている。
【0006】
本発明の一つの態様のプロジェクターでは、第1光変調素子は、第1光が入射する第1面側、且つ、表示領域の外側に反射部を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態のプロジェクターの構成を示す概略図である。
図1のプロジェクターの緑色光射出部の概略図である。
図1のプロジェクターの緑色光射出部及び入射側偏光素子の概略図である。
図1のプロジェクターの緑色光が入射する光変調素子の斜視分解図である。
図1のプロジェクターの緑色光が入射する入射側偏光素子及び光変調素子の断面図である。
図1のプロジェクターの緑色光が入射する光変調素子の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面では、各構成要素を見やすくするために、構成要素によって寸法の縮尺が変更されている場合がある。
【0009】
先ず、本発明の一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態のプロジェクター301の構成を示す概略図である。プロジェクター301は、光変調装置として3枚の液晶パネルを備える画像表示装置であり、所謂、3板式のプロジェクターである。図1に示すように、プロジェクター301は、青色光射出部101と、緑色光射出部102と、赤色光射出部103と、入射側偏光素子171,172,173と、光変調素子181,182,183と、射出側偏光素子175,176,177と、光合成素子200と、投射光学系250と、を備える。
【0010】
青色光射出部101は、青色光LBを射出する。以下の説明では、青色光射出部101から射出される青色光LBの光軸に平行な方向を、D1方向とする。D1方向における一方の側を-D1側とし、D1方向における-D1側とは反対側を+D1側とする。青色光LBの光軸を含む面内でD1方向に直交する方向を、D2方向とする。D2方向における一方の側を-D2側とし、D2方向における-D2側とは反対側を+D2側とする。D1方向及びD2方向に直交する方向をD3方向とする。青色光射出部101から射出される青色光LBは、D1方向に沿って+D1側に進行する。
(【0011】以降は省略されています)
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