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公開番号
2025167571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024072332
出願日
2024-04-26
発明の名称
バンド、時計、およびバンド長さ調整機構
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A44C
5/22 20060101AFI20251030BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】長さ調整の摺動耐久性が高く、外観審美性に優れたバンドを提供すること。
【解決手段】バンドは、第1バンドと、前記第1バンドと対となる第2バンドと、前記第1バンドと前記第2バンドとを接続する中留部と、を備え、前記中留部は、カバー部材と、調整部と、を含み、前記調整部は、前記カバー部材の長手方向において、前記カバー部材の2つの側壁の内側に沿って配置され、長さを調整するための複数の溝を有する一対のレール部と、弾性部材を含む押圧部と、前記第1バンドの端部に一端が連結される連結部と、前記押圧部に設けられ、前記レール部の前記溝に係合可能な係合部と、を備え、前記押圧部を前記カバー部材側に押付けることにより、前記係合部が前記レール部の前記溝を選択可能に設けられており、前記カバー部材の内面に面する前記押圧部または前記連結部における、前記カバー部材の前記内面と摺動する部分は、樹脂から構成される。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
時計本体の一端側に取り付けられる第1バンドと、
前記時計本体の他端側に取り付けられる第2バンドと、
前記第1バンドと前記第2バンドとを接続する中留部と、を備え、
前記中留部は、カバー部材と、調整部と、を含み、
前記調整部は、
前記カバー部材の長手方向において、前記カバー部材の2つの側壁の内側に沿って配置され、長さを調整するための複数の溝を有する一対のレール部と、
弾性部材を含む押圧部と、
前記第1バンドの端部に一端が連結される連結部と、
前記押圧部に設けられ、前記レール部の前記溝に係合可能な係合部と、を備え、
前記押圧部を前記カバー部材側に押付けることにより、前記係合部が前記レール部の前記溝を選択可能に設けられており、
前記カバー部材の内面に面する前記押圧部または前記連結部における、前記カバー部材の前記内面と摺動する部分は、樹脂から構成される、
バンド。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記カバー部材の前記内面には、前記押圧部が面しており、
前記押圧部は、
前記カバー部材の前記内面に当接する蓋体と、
前記蓋体と対となる押圧ケースと、
前記蓋体と、前記押圧ケースとの間に配置される前記弾性部材と、を備え、
前記係合部は係合ピンであり、
前記連結部は、前記係合ピンにより前記押圧部と連結される調整駒であり、
前記摺動の際には、前記調整駒が前記係合ピンを回転軸として前記カバー部材に対して起立した状態で、前記調整駒により前記押圧部を前記カバー部材側に押付ける、
請求項1に記載のバンド。
【請求項3】
前記蓋体は、樹脂から構成される、
請求項2に記載のバンド。
【請求項4】
前記蓋体は、2体構造であり、
金属製の本体部と、
前記本体部に取付けられ、前記カバー部材の前記内面に当接する当接部とから構成されており、
前記当接部は、樹脂から構成される、
請求項2に記載のバンド。
【請求項5】
前記カバー部材の前記内面における前記蓋体と当接する部分には、前記摺動の方向に沿って凹凸部が設けられている、
請求項2に記載のバンド。
【請求項6】
前記カバー部材の前記内面には、前記連結部が面しており、
前記連結部は、前記一対のレール部間に収まる摺動体であり、
前記押圧部は、前記カバー部材の短手方向に長辺を有する長方形状の押ボタンであり、
前記係合部は、前記押ボタンの短辺に設けられた一対の突起部であり、
前記押ボタンは、前記弾性部材を介して前記摺動体に組み込まれており、
前記摺動の際には、前記押ボタンを前記カバー部材側に押し下げることにより、前記摺動体を前記カバー部材の前記内面に押付ける、
請求項1に記載のバンド。
【請求項7】
前記カバー部材の前記内面における前記摺動体と当接する部分には、前記摺動の方向に沿って凹凸部が設けられている、
請求項6に記載のバンド。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のバンドを備えた、
時計。
【請求項9】
時計本体の一端側に取り付けられる第1バンドと、
前記時計本体の他端側に取り付けられる第2バンドと、
前記第1バンドと前記第2バンドとを接続する中留部と、を備え、
前記中留部は、カバー部材と、調整部と、を含み、
前記調整部は、
前記カバー部材の長手方向において、前記カバー部材の2つの側壁の内側に沿って配置され、長さを調整するための複数の溝を有する一対のレール部と、
弾性部材を含む押圧部と、
前記第1バンドの端部に一端が連結される連結部と、
前記押圧部に設けられ、前記レール部の前記溝に係合可能な係合部と、を備え、
前記押圧部を前記カバー部材の内面側に押付けることにより、前記係合部が前記レール部の前記溝を選択可能に設けられており、
前記カバー部材の前記内面に面する前記押圧部または前記連結部における前記カバー部材の前記内面と摺動する部分は、樹脂から構成される、
バンド長さ調整機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バンド、当該バンドを備えた時計、およびバンド長さ調整機構に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
長さ調節機構を備えたバンドが知られている。例えば、特許文献1には、第1バンドの端部に連結された調整駒と、長さ調整用の係合ピンを有する押圧部とを含む中留を備えたバンドが開示されている。当該文献によれば、調整駒を、長さ調整時に起立させて、係合ピンを有する押圧部をカバー部材の内面に押付けて摺動させることにより、係合ピンが篏合する溝を選択して長さを調整していた。また、各部位は、ステンレスや、チタンなどの硬質金属で構成されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-113263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のバンドには、改良の余地があった。詳しくは、長さ調整の際に、カバー部材の内面に押圧部を押圧しながら摺動させる必要があるが、金属製の部材同士が擦れて摩耗してしまう虞があった。また、摩耗による摺動性の悪化や、外観の棄損が生じ兼ねないという課題があった。
つまり、長さ調整の摺動耐久性が高く、外観審美性に優れたバンド、時計、およびバンド長さ調整機構が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願に係る一態様のバンドは、時計本体の一端側に取り付けられる第1バンドと、前記時計本体の他端側に取り付けられる第2バンドと、前記第1バンドと前記第2バンドとを接続する中留部と、を備え、前記中留部は、カバー部材と、調整部と、を含み、前記調整部は、前記カバー部材の長手方向において、前記カバー部材の2つの側壁の内側に沿って配置され、長さを調整するための複数の溝を有する一対のレール部と、弾性部材を含む押圧部と、前記第1バンドの端部に一端が連結される連結部と、前記押圧部に設けられ、前記レール部の前記溝に係合可能な係合部と、を備え、前記押圧部を前記カバー部材側に押付けることにより、前記係合部が前記レール部の前記溝を選択可能に設けられており、前記カバー部材の内面に面する前記押圧部または前記連結部における、前記カバー部材の前記内面と摺動する部分は、樹脂から構成される。
【0006】
本願に係る一態様の時計は、上記記載のバンドを備える。
【0007】
本願に係る一態様のバンド長さ調整機構は、時計本体の一端側に取り付けられる第1バンドと、前記時計本体の他端側に取り付けられる第2バンドと、前記第1バンドと前記第2バンドとを接続する中留部と、を備え、前記中留部は、カバー部材と、調整部と、を含み、前記調整部は、前記カバー部材の長手方向において、前記カバー部材の2つの側壁の内側に沿って配置され、長さを調整するための複数の溝を有する一対のレール部と、弾性部材を含む押圧部と、前記第1バンドの端部に一端が連結される連結部と、前記押圧部に設けられ、前記レール部の前記溝に係合可能な係合部と、を備え、前記押圧部を前記カバー部材の内面側に押付けることにより、前記係合部が前記レール部の前記溝を選択可能に設けられており、前記カバー部材の前記内面に面する前記押圧部または前記連結部における前記カバー部材の前記内面と摺動する部分は、樹脂から構成される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係るバンドの概要を示す斜視図。
時計の正面図。
中留部を畳んだ状態における調整部の透過斜視図。
調整部の分解斜視図。
押圧ケースと蓋体の分解斜視図。
押圧ケースと蓋体の分解斜視図。
押圧部の透過斜視図。
展開時における押圧部の状態を示す要部の側断面図。
長さ調整時の状態を示す要部の側断面図。
長さ調整時の状態を示す要部の側断面図。
調整部を含むカバー部材の内側の斜視図。
実施形態2に係る蓋体の斜視図。
蓋体の斜視図。
実施形態3に係るカバー部材の平面図。
図14のb-b断面における断面図。
実施形態4に係る調整部の分解斜視図。
中留部を展開した状態の調整部の透過斜視図。
折り畳み時における要部の側断面図。
長さ調整時の状態を示す要部の側断面図。
実施形態5に係る中留部の展開斜視図。
調整部の分解斜視図。
摺動部および押ボタンの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態1
***時計とバンドの概要***
図1は、バンドの概要を示す斜視図である。図2は、時計の正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0010】
図1に示すように、バンド100は、第1バンド10と、第2バンド15と、第1バンド10と第2バンド15とを連結する中留部35などから構成されている。中留部35は、カバー部材30、中板31、下板32などから構成されており、カバー部材30の両側面に設けられたボタン33を押すことにより、ラッチピン41が解除され、図1に示すように展開して伸びる構成となっている。
図2に示すように、第1バンド10の末端は、時計150の12時側のかん5に接続される。同様に、第2バンド15の末端は、時計150の6時側のかん6に接続される。なお、図2では、時計150を3針式のアナログ時計としているが、これに限定するものではなく、腕に装着する機器であれば良く、例えば、デジタル時計や、スマートウォッチであっても良い。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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