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公開番号2025165262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069270
出願日2024-04-22
発明の名称振動素子の検査結果表示装置及び検査結果表示プログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 8/00 20060101AFI20251027BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数の振動素子の検査結果として各振動素子が受信した受信信号から得られる信号値を表示させる場合に、振動素子が問題無いことを示す信号値の領域における各振動素子間の信号値のばらつきが表示部に表示されることを低減する。
【解決手段】表示制限値設定部32は、送受信部14が取得した、複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の受信信号の信号強度に基づいて、表示制限値としての表示上限値を設定する。表示制御部20は、各振動素子に対応する各受信信号の信号強度が示されるグラフGをディスプレイ22に表示させる。表示制御部20は、ある振動素子の受信信号の信号強度が表示上限値よりも大きい場合、グラフGにおいて表示上限値を当該受信信号の信号強度として表示する。一方、表示制御部20は、ある振動素子の受信信号の信号強度が表示上限値以下である場合、グラフGにおいて当該受信信号の信号強度そのものを表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
超音波プローブが有する複数の振動素子の検査のために前記複数の振動素子が超音波の送受信を行うことによって得た、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の受信信号を取得する受信信号取得部と、
前記複数の受信信号から得られた、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の信号値に基づいて、表示制限値を設定する表示制限値設定部と、
前記複数の振動素子との対応関係が分かる態様で前記複数の信号値を表示部に表示する表示制御部であって、前記信号値が前記表示制限値を超える場合、前記表示制限値を当該信号値として表示する表示制御部と、
を備えることを特徴とする振動素子の検査結果表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記信号値は、所定の深度からの反射波の信号強度を示す値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の振動素子の検査結果表示装置。
【請求項3】
前記信号値は、ドプラ信号の周波数、位相、又は分散のいずれか1つを示す値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の振動素子の検査結果表示装置。
【請求項4】
前記表示制限値設定部は、前記複数の信号値のばらつきを表すパラメータに基づいて、前記表示制限値を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の振動素子の検査結果表示装置。
【請求項5】
前記複数の信号値に基づいて、判定閾値を設定する判定閾値設定部と、
前記複数の信号値それぞれと前記判定閾値との比較に基づいて、前記複数の振動素子の良否判定を行う判定部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の振動素子の検査結果表示装置。
【請求項6】
前記複数の振動素子と前記複数の信号値との対応関係を示す検査結果であって、前記信号値が前記表示制限値を超える場合、前記表示制限値が当該信号値とされた検査結果と、前記超音波プローブを一意に識別するプローブIDと、を関連付けて蓄積記憶する検査結果データベースが記憶されたメモリと、
をさらに備え、
前記表示制御部は、前記検査結果データベースに記憶された、前記超音波プローブについての過去の前記検査結果を前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の振動素子の検査結果表示装置。
【請求項7】
コンピュータを、
超音波プローブが有する複数の振動素子の検査のために前記複数の振動素子が超音波の送受信を行うことによって得た、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の受信信号を取得する受信信号取得部と、
前記複数の受信信号から得られた、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の信号値に基づいて、表示制限値を設定する表示制限値設定部と、
前記複数の振動素子との対応関係が分かる態様で前記複数の信号値を表示部に表示する表示制御部であって、前記信号値が前記表示制限値を超える場合、前記表示制限値を当該信号値として表示する表示制御部と、
として機能させることを特徴とする振動素子の検査結果表示プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、振動素子の検査結果表示装置及び検査結果表示プログラムの改良を開示する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被検体に対して超音波を送信したときの被検体からの反射波に基づいて、超音波断層画像の形成や種々の測定を行うことが可能な超音波診断装置が知られている。超音波診断装置には、被検体に当接されて、被検体に対して超音波を送受波する超音波プローブが備えられている。超音波プローブには、複数の振動素子が設けられており、超音波診断装置の装置本体から複数の振動素子それぞれに送信信号を供給することで、複数の振動素子から被検体に向けて超音波が送信される。また、複数の振動素子は、被検体からの反射波を受信し、これを電気信号に変換した受信信号を装置本体へ送信する。
【0003】
超音波診断装置の使用開始前、あるいは、所定のタイミングにおいて、超音波プローブ(特に複数の振動素子)が適切に動作しているかどうかを確認するための検査が行われるのが一般的である。従来、複数の振動素子の検査のための技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、超音波プローブが有する複数の振動素子の検査機能を有する超音波診断装置であって、超音波プローブから超音波を空気中放射などさせることによって、各振動素子の受信レベルを取得し、複数の振動素子の配列に従って一方向に延びるバー状の画像であって各振動素子の受信レベルを色の階調などで表現した画像を表示する、超音波診断装置が開示されている。また、特許文献1に記載された超音波診断装置においては、各振動素子の受信レベルと予め定められた閾値との比較などによって、超音波プローブの補修の必要性に関する警告を出力することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-178120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、複数の振動素子の検査において(例えば特許文献1のように複数の振動素子から超音波を空気中放射させた場合において)、正常動作している各振動素子に対応する複数の受信信号の信号値(例えば受信信号の信号強度)が同一になることは稀であって、正常動作している振動素子間において複数の受信信号の信号値がばらつくのが一般的である。
【0007】
ここで、振動素子間における複数の受信信号の信号値のばらつきをユーザに提示すると、問題が生じる場合がある。例えば、ある振動素子の受信信号の信号値が所定の条件を満たしていれば(例えば所定の閾値以上であるなど)、当該振動素子は正常であると判定できるため、振動素子間における複数の受信信号の信号値の多少のばらつきは問題にならない場合が多い。しかしながら、振動素子間における複数の受信信号の信号値のばらつきをユーザに提示すると、複数の受信信号の信号値がばらついている複数の振動素子がいずれも正常と判定できる場合であっても、当該ばらつきを確認したユーザが、当該複数の振動素子のいずれかに異常が生じているのではないか、と不安に思う場合があった。
【0008】
本明細書で開示される振動素子の検査結果表示装置の目的は、複数の振動素子の検査結果として各振動素子が受信した受信信号から得られる信号値を表示させる場合に、振動素子が問題無いことを示す信号値の領域における各振動素子間の信号値のばらつきが表示部に表示されることを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書で開示される振動素子の検査結果表示装置は、超音波プローブが有する複数の振動素子の検査のために前記複数の振動素子が超音波の送受信を行うことによって得た、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の受信信号を取得する受信信号取得部と、前記複数の受信信号から得られた、前記複数の振動素子にそれぞれ対応する複数の信号値に基づいて、表示制限値を設定する表示制限値設定部と、前記複数の振動素子との対応関係が分かる態様で前記複数の信号値を表示部に表示する表示制御部であって、前記信号値が前記表示制限値を超える場合、前記表示制限値を当該信号値として表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
前記信号値は、所定の深度からの反射波の信号強度を示す値であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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