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公開番号2025165162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069095
出願日2024-04-22
発明の名称肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤、口腔用組成物及び組成物
出願人サンスター株式会社
代理人個人,個人
主分類A61K 31/7048 20060101AFI20251027BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤を提供する。
【解決手段】肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤は、ヘスペリジン、シンナムアルデヒド、クエン酸水和物、L-グルタミン酸塩酸塩及び酒石酸からなる群より選択される少なくとも一種を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ヘスペリジン、シンナムアルデヒド、クエン酸水和物、Ｌ－グルタミン酸塩酸塩及び酒石酸からなる群より選択される少なくとも一種を含有する肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤。
続きを表示（約 110 文字）【請求項２】
請求項１に記載の肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤を含有する口腔用組成物。
【請求項３】
請求項１に記載の肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤を含有し、吸入器によって送達される組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤、口腔用組成物及び組成物に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
肺炎を発症させる肺炎原因菌として、肺炎レンサ球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌等が知られている。肺炎原因菌による肺炎の発症は、ＰＡＦＲ(Platelet-activating factor receptor)、ＩＣＡＭ－１(Intercellular adhesion molecule-1)等のレセプターに肺炎原因菌が付着することによって引き起こされる。
【０００３】
肺炎の発症が他のウイルスや病原菌によって誘発されることが報告されている。例えば非特許文献１には、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされる肺炎原因菌の二次感染に関して記載されている。例えば非特許文献２には、歯周病原菌であるPorphyromonas gingivalis（Ｐ．ｇ）によってＰＡＦＲの発現が促進されることが記載されている。
【０００４】
肺炎原因菌が付着しうるレセプターの発現を抑制することができれば、肺炎の発症を抑制できると考えられる。細胞接着因子の発現を抑制する発現抑制剤としては、例えば特許文献１に開示されているものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１８－１００２２７号公報
【非特許文献】
【０００６】
"Interactions between influenza and bacterial respiratory pathogens: implications for pandemic preparedness.", The Lancet infectious diseases, 2006, 6.5, p.303-312
"Porphyromonas gingivalis enhances pneumococcal adhesion to human alveolar epithelial cells by increasing expression of host platelet-activating factor receptor.", FEBS letters, 2021, 595.11, p.1604-1612
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
肺炎の発症にかかわる肺炎原因菌付着レセプターについて、その発現を抑制することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記課題を解決する各態様を記載する。
態様１の肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤は、ヘスペリジン、シンナムアルデヒド、クエン酸水和物、Ｌ－グルタミン酸塩酸塩及び酒石酸からなる群より選択される少なくとも一種を含有する。
【０００９】
態様２の口腔用組成物は、態様１に記載の肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤を含有する。
態様３の組成物は、態様１に記載の肺炎原因菌付着レセプター発現抑制剤を含有し、吸入器によって送達される。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、優れた肺炎原因菌付着レセプター発現抑制作用を発揮できる。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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