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公開番号2025161479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064693
出願日2024-04-12
発明の名称衣類処理装置
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 58/02 20060101AFI20251017BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】衣類収容槽内の空気を循環させる循環風路を備える衣類処理装置に関し、循環風路内に水が入り込んだとしても、その水によって循環風路内の機能部が濡れてしまうことを抑制できるようにした技術案を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽内の空気を循環させる循環風路と、複数種類の衣類処理工程を実行可能な衣類処理工程実行部と、前記衣類処理工程実行部が実行する衣類処理工程の種類に応じて、前記循環風路の開口率を変更可能な開口率変更装置と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
衣類が収容される衣類収容槽と、
前記衣類収容槽内の空気を循環させる循環風路と、
複数種類の衣類処理工程を実行可能な衣類処理工程実行部と、
前記衣類処理工程実行部が実行する衣類処理工程の種類に応じて、前記循環風路の開口率を変更可能な開口率変更装置と、
を備える衣類処理装置。
続きを表示（約 670 文字）【請求項２】
前記衣類処理工程実行部は、前記衣類処理工程として、前記衣類収容槽内の衣類を脱水する脱水工程を実行可能であり、
前記開口率変更装置は、前記循環風路の開口率を減少させる開口率減少部を有し、前記衣類処理工程実行部が前記脱水工程を実行する場合には、前記開口率減少部により前記循環風路の開口率を減少させる請求項１に記載の衣類処理装置。
【請求項３】
前記循環風路内を循環する空気に含まれる異物を捕獲する異物捕獲部をさらに備え、
前記開口率減少部は、前記異物捕獲部の一部に設けられている請求項２に記載の衣類処理装置。
【請求項４】
前記衣類処理工程実行部は、前記衣類処理工程として、前記衣類収容槽内の衣類を乾燥する乾燥工程を実行可能であり、
前記異物捕獲部は、それぞれ開口率が異なる複数のフィルタ部を有し、
前記開口率変更装置は、前記衣類処理工程実行部が前記乾燥工程を実行する場合には、当該乾燥工程の実行中に、前記循環風路内に配置する前記フィルタ部を、開口率が高いフィルタ部から開口率が低いフィルタ部に切り替える請求項３に記載の衣類処理装置。
【請求項５】
前記循環風路は、前記異物捕獲部が通過可能な隙間を有し、
前記異物捕獲部は、前記フィルタ部よりも厚みがある保持部を有し、前記保持部が前記隙間に嵌り込むことにより、前記開口率減少部および複数の前記フィルタ部のうち何れかが前記循環風路内に配置された状態で保持される請求項４に記載の衣類処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば特許文献１に開示されている洗濯乾燥機は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、乾燥工程を実行可能な衣類処理装置の一例である。この洗濯乾燥機は、衣類を乾燥する乾燥工程において水槽内の空気を循環させる循環風路を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－２９６７８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、衣類を脱水する脱水工程においては、水槽内で回転槽が高速で回転する。そのため、遠心力により回転槽から飛散する水が循環風路内に入り込み、循環風路内に設けられている例えばフィルタや熱交換部などといった機能部が濡れてしまう場合がある。また、脱水工程時に回転槽から飛散する水の勢いは強い。そのため、循環風路の入口部を屈曲させたとしても、循環風路内への水の入り込みを十分に抑制することができず、従って、循環風路内の機能部が濡れてしまうことを回避することが困難である。
【０００５】
そこで、本実施形態は、衣類収容槽内の空気を循環させる循環風路を備える衣類処理装置に関し、循環風路内に水が入り込んだとしても、その水によって循環風路内の機能部が濡れてしまうことを抑制できるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本実施形態に係る衣類処理装置は、衣類が収容される衣類収容槽と、前記衣類収容槽内の空気を循環させる循環風路と、複数種類の衣類処理工程を実行可能な衣類処理工程実行部と、前記衣類処理工程実行部が実行する衣類処理工程の種類に応じて、前記循環風路の開口率を変更可能な開口率変更装置と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本実施形態に係る洗濯乾燥機の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る循環風路の構成例を概略的に示す図
本実施形態に係る洗濯乾燥機の制御系の構成例を概略的に示すブロック図
本実施形態に係る開口率変更ユニットの構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る開口率変更ユニットの構成例を概略的に示す横断平面図
本実施形態に係るフィルタ部材の構成例を概略的に示す図
本実施形態に係る制御フローの一例を概略的に示すフローチャート
本実施形態の変形例に係る開口率変更ユニットの構成例を概略的に示す縦断側面図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、衣類処理装置に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図１に例示する洗濯乾燥機１は、衣類に所定の処理を施す衣類処理工程として、この場合、少なくとも、衣類収容槽内の衣類を洗う洗い工程、衣類収容槽内の衣類をすすぐすすぎ工程、衣類収容槽内の衣類を脱水する脱水工程、衣類収容槽内の衣類を乾燥する乾燥工程を実行することが可能な衣類処理装置の一例である。洗濯乾燥機１は、回転槽の回転中心軸が水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びる、いわゆる横軸型のドラム式の洗濯乾燥機である。
【０００９】
洗濯乾燥機１は、その外郭を構成する矩形箱状の外箱２の内部に衣類処理槽３を備えている。衣類処理槽３は、水槽３ｓおよびドラム３ｄを備えている。水槽３ｓは、図示しないサスペンションにより弾性的に支持されている。水槽３ｓは、円筒状をなし、その周壁面および背面が閉塞されており、内部に水を溜めることが可能である。ドラム３ｄは、水槽３ｓ内において回転可能に設けられている。ドラム３ｄは、円筒状をなし、その周側面および背面が概ね閉塞されている。ドラム３ｄは、例えば洗い処理、すすぎ処理、脱水処理、乾燥処理などといった各種の処理の対象である図示しない衣類を収容可能である。ドラム３ｄの周壁面および背面には、通気および通水が可能な図示しない多数の小孔が設けられている。ドラム３ｄの内周面には、衣類をかき上げるための図示しない複数のバッフルが設けられている。ドラム３ｄの回転中心軸は、水平方向あるいは水平方向に対して傾斜する方向に延びている。衣類処理槽３は、衣類が収容される衣類収容槽の一例として機能する。
【００１０】
衣類処理槽３の背面には、ドラムモータ３ｍが設けられている。ドラムモータ３ｍは、水槽３ｓ内のドラム３ｄを正転方向および逆転方向に回転させる。水槽３ｓの前面開口部３ｃは、外箱２の前面に設けられているドア４によって開閉可能に構成されている。使用者は、ドア４を開くことにより、前面開口部３ｃを通して水槽３ｓ内、より詳細には、ドラム３ｄ内に衣類を出し入れすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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