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公開番号2025161471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064675
出願日2024-04-12
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/45 20230101AFI20251017BHJP(電気通信技術)
要約【課題】追尾対象の物体に対して別の物体等が関連付けられる誤関連付けの発生を回避可能にする。
【解決手段】画像処理装置は、フレームベースセンサの撮像信号からフレーム画像を生成するとともに、実空間の撮影範囲をフレームベースセンサと共有するイベントベースセンサが輝度変化を検出したアドレスイベント信号に基づいて、輝度変化が生じた領域の大きさを検出する。そして、画像処理装置は、輝度変化が生じた領域の大きさが所定の大きさ閾値より大きい場合に、フレーム画像を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
フレームベースセンサの撮像信号からフレーム画像を生成する生成手段と、
実空間の撮影範囲を前記フレームベースセンサと共有するイベントベースセンサが輝度変化を検出したアドレスイベント信号に基づいて、前記輝度変化が生じた領域の大きさを検出する検出手段と、
前記輝度変化が生じた領域の大きさが所定の大きさ閾値より大きい場合に、前記フレーム画像を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記検出手段は、前記アドレスイベント信号に応じたイベント画像を生成し、前記イベント画像から前記輝度変化が生じた領域の大きさを検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記出力手段はさらに、前記所定の大きさ閾値より大きい前記領域の数が所定の数閾値以上である場合に、前記フレーム画像を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記出力手段は、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像から、前記所定の大きさ閾値より大きい前記領域を含む所定の切出範囲の画像を切り出し、前記切り出した切出範囲の画像を、前記出力するフレーム画像とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記出力手段は、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像のデータ量が、1フレーム期間に伝送できるデータ量より大きい場合に、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像に対する前記切出範囲の画像の切り出しを行うことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記出力手段は、前記所定の大きさ閾値より大きい全ての前記領域を、前記切出範囲に含めることができない場合には、フレーム画像を伝送する際のフレームレートを、所定のレートに下げることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記所定の切出範囲は、前記フレームベースセンサの撮像信号から生成されるフレーム画像のサイズに対して所定の割合の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記出力手段は、前記フレームベースセンサの撮像信号から生成される第1のフォーマットのフレーム画像から、前記第1のフォーマットより解像度が低い第2のフォーマットに応じた切出範囲を切り出すことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記出力手段は、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像のデータ量が、1フレーム期間に伝送できるデータ量より大きい場合、フレーム画像を伝送する際のフレームレートを、所定のレートに下げることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記出力手段は、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像のデータ量が、1フレーム期間に伝送できるデータ量より小さい場合に、前記撮像信号から生成された前記フレーム画像を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像された画像を処理する画像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
輝度変化が生じた箇所の位置や時間、輝度変化の極性等をアドレスイベント信号としてリアルタイムに出力するイベントベースセンサ(イベント駆動方式の画像センサであり、イベントベースビジョンセンサとも呼ばれている)が知られている。イベントベースセンサの利用例としては、監視カメラへの搭載が想定されている。監視カメラにイベントベースセンサを搭載することにより、監視対象をより精度よく検出する監視カメラを実現することができる。
また、特許文献1には、アドレスイベント信号を用いた画像の出力方法として、入射光量の変化量が所定の閾値を超えるか否かにより所定のアドレスイベントが生じたか否かを検出し、アドレスイベントが生じた場合には画素信号を出力する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-96347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法では、アドレスイベント信号が閾値を超えた画素信号を全て出力するため、例えば監視カメラに適用した場合、監視対象以外の小さな物体の動き等を捉えた、本来ならば不必要な画像を出力してしまうことがある。
【0005】
そこで、本発明では、不必要な画像の出力を抑制可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像処理装置は、フレームベースセンサの撮像信号からフレーム画像を生成する生成手段と、実空間の撮影範囲を前記フレームベースセンサと共有するイベントベースセンサが輝度変化を検出したアドレスイベント信号に基づいて、前記輝度変化が生じた領域の大きさを検出する検出手段と、前記輝度変化が生じた領域の大きさが所定の大きさ閾値より大きい場合に、前記フレーム画像を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、不必要な画像の出力を抑制可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る画像処理装置を含む撮像装置の構成例を示す図である。
実施形態に係る画像処理のフローチャートである。
検出された物体の大きさに対する閾値の説明に用いる図である。
画像内で大きさに対する閾値を変化させる例の説明に用いる図である。
切出範囲の説明に用いる図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(使用条件、使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。以下の実施形態において、同一もしくは同様の構成等には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る画像処理装置を含む撮像装置100の構成例を示した図である。本実施形態の撮像装置100は、撮像部101、画像処理部105、制御部106、伝送部107、および記憶部108を含んで構成されている。なお、本実施形態では、撮像装置100が監視カメラとして用いられる場合を想定例として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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