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公開番号
2025160234
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2025116569,2023100606
出願日
2025-07-10,2021-05-21
発明の名称
ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ、符号化及び復号のための方法、並びに高度なビデオ符号化概念を実現するためのビデオデータストリーム
出願人
ドルビー・ビデオ・コンプレッション・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
,
Dolby Video Compression, LLC
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
19/44 20140101AFI20251015BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】入力ビデオデータストリームを受信するための装置を提供する。
【解決手段】装置(200)は、ビデオが符号化されている入力ビデオデータストリームから出力ビデオデータストリームを生成し、かつ、従属ランダムアクセスピクチャに先行するビデオのピクチャが出力されるべきか否かを決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入力ビデオデータストリームを受信するための装置(200)であって、
前記入力ビデオデータストリームにはビデオが符号化され、
前記装置(200)は、前記入力ビデオデータストリームから出力ビデオデータストリームを生成するように構成され、
前記装置(200)は、従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオのピクチャが出力されるべきか否かを決定する、
装置(200)。
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【請求項2】
前記装置(200)は、前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが出力されるべきか否かを示す第1の変数(NoOutputBeforeDrapFlag)を決定するように構成される、請求項1に記載の装置(200)。
【請求項3】
前記装置(200)は、前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが出力されるべきか否かを示す表示を前記出力ビデオデータストリームが含むように、前記出力ビデオデータストリームを生成するように構成される、請求項2に記載の装置(200)。
【請求項4】
前記装置(200)は、前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが出力されるべきか否かを示す前記表示を含む補足拡張情報を前記出力ビデオデータストリームが含むように、前記出力ビデオデータストリームを生成するように構成される、請求項3に記載の装置(200)。
【請求項5】
前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオのピクチャが独立ランダムアクセスピクチャであり、
前記装置(200)は、前記独立ランダムアクセスピクチャのピクチャヘッダ内に所定の値(0)を有するフラグ(ph_pic_output_flag)を前記出力ビデオデータストリームが含むように、前記出力ビデオデータストリームを生成するように構成され、それにより、前記フラグ(ph_pic_output_flag)の前記所定の値(0)は、前記ビデオデータストリーム内の前記従属ランダムアクセスピクチャに直接先行する前記独立ランダムアクセスピクチャについて、前記独立ランダムアクセスピクチャが出力されるべきでないことを示す、
請求項3に記載の装置(200)。
【請求項6】
前記フラグが第1のフラグであり、前記装置(200)は、前記出力ビデオデータストリームが前記ビデオデータストリームのピクチャパラメータセット内に更なるフラグを含むように前記出力ビデオデータストリームを生成するように構成され、前記更なるフラグは、前記第1のフラグ(ph_pic_output_flag)が前記独立ランダムアクセスピクチャの前記ピクチャヘッダ内に存在するか否かを示す、請求項5に記載の装置(200)。
【請求項7】
前記装置(200)は、前記出力ビデオデータストリームが、前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが出力されるべきか否かを示す前記表示として、
前記出力ビデオデータストリームの補足拡張情報内の補足拡張情報フラグ、又は、
前記出力ビデオデータストリームのピクチャパラメータセット内のピクチャパラメータセットフラグ、又は、
前記出力ビデオデータストリームのシーケンスパラメータセット内のシーケンスパラメータセットフラグ、又は、
外部手段フラグであって、該外部手段フラグの値が前記装置(200)の外部にある外部ユニットによって設定される、外部手段フラグ、
を含むように、前記出力ビデオデータストリームを生成するように構成される、
請求項3に記載の装置(200)。
【請求項8】
前記装置(200)は、前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャに関する第2の変数(PictureOutputFlag)の値を前記第1の変数(NoOutputBeforeDrapFlag)に応じて決定するように構成され、前記第2の変数(PictureOutputFlag)は、前記ピクチャが出力されるべきか否かを前記ピクチャに関して示し、前記装置(200)は、前記第2の変数(PictureOutputFlag)に応じて前記ピクチャを出力し又は出力しないように構成される、
請求項2~7のいずれか一項に記載の装置(200)。
【請求項9】
前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが独立ランダムアクセスピクチャであり、
前記第1の変数(NoOutputBeforeDrapFlag)は、前記独立ランダムアクセスピクチャが出力されるべきでないことを示す、
請求項2~8のいずれか一項に記載の装置(200)。
【請求項10】
前記従属ランダムアクセスピクチャに先行する前記ビデオの前記ピクチャが独立ランダムアクセスピクチャであり、
前記装置(200)は、前記独立ランダムアクセスピクチャが出力されるべきであることを前記第1の変数(NoOutputBeforeDrapFlag)が示すように、前記第1の変数(NoOutputBeforeDrapFlag)を設定するように構成される、
請求項2~8のいずれか一項に記載の装置(200)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビデオ符号化及びビデオ復号に関し、特に、ビデオエンコーダ、ビデオデコーダ、符号化及び復号のための方法、並びに先進的ビデオ符号化コンセプトを実現するためのビデオデータストリームに関する。
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【背景技術】
【0002】
H.265/HEVC(HEVC=High Efficiency Video Coding、高効率ビデオ符号化)は、エンコーダ及び/又はデコーダにおける並列処理を向上させ、又は更には可能にするためのツールを既に提供するビデオコーデックである。例えば、HEVCは、互いに独立して符号化されるタイルの配列へのピクチャの細分化をサポートする。HEVCによってサポートされる他の概念はWPPに関し、WPPによれば、ピクチャのCTU行又はCTUラインは、連続するCTUライン(CTU=coding tree unit、符号化ツリーユニット)の処理において何らかの最小CTUオフセットが遵守されることを条件として、左から右に並列に、例えばストライプ状に処理され得る。しかしながら、ビデオエンコーダ及び/又はビデオデコーダの並列処理能力を更により効率的にサポートするビデオコーデックを手元に有することが好ましい。
【0003】
以下では、最先端技術に係るVCL分割の導入について説明する(VCL=video coding layer、ビデオ符号化レイヤ)。
【0004】
一般に、ビデオ符号化では、ピクチャサンプルの符号化プロセスは、より小さいパーティションを必要とし、この場合、サンプルは、予測又は変換符号化などのジョイント処理のために幾つかの矩形領域に分割される。したがって、ピクチャは、ビデオシーケンスの符号化中に一定である特定のサイズのブロックに分割される。H.264/AVC規格では、16×16サンプルの固定サイズブロック、いわゆるマクロブロックが使用される(AVC=Advanced Video Coding、先進的ビデオ符号化)。
【0005】
最先端のHEVC規格([1]参照)では、64×64サンプルの最大サイズの符号化ツリーブロック(CTB)又は符号化ツリーユニット(CTU)がある。HEVCの更なる説明では、そのような種類のブロックについて、より一般的な用語CTUが使用される。
【0006】
CTUは、左上のCTUから始まり、ピクチャ内のCTUを線方向に処理して右下のCTUまでラスタスキャン順に処理される。
【0007】
符号化されたCTUデータは、スライスと呼ばれる一種のコンテナに編成される。本来、従来のビデオ符号化規格では、スライスは、ピクチャの1つ以上の連続するCTUを含むセグメントを意味する。符号化データのセグメント化にはスライスが用いられる。他の観点から、完全なピクチャを1つの大きなセグメントとして定義することもでき、したがって、歴史的に、スライスという用語は依然として適用される。符号化されたピクチャサンプルに加えて、スライスは、いわゆるスライスヘッダに配置されるスライス自体の符号化プロセスに関連する追加情報も含む。
【0008】
最先端技術によれば、VCL(ビデオ符号化レイヤ)は、フラグメンテーション及び空間分割のための技術も含む。そのような分割は、例えば、様々な理由でビデオ符号化に適用することができ、その中には並列化における負荷分散の処理、ネットワーク伝送におけるCTUサイズマッチング、エラー緩和などがある。
【0009】
他の例はRoI(RoI=Region of Interest、関心領域)符号化に関し、この場合、例えば、視聴者が、例えばズームイン操作(RoIのみを復号する)によって選択することができるピクチャの中央の領域、又は、イントラデータ(一般にはビデオシーケンスの1つのフレームに入れられる)が、例えば、ピクチャ平面上にわたってスワイプし、イントラピクチャがピクチャ平面全体に関してそれを行うのと同じ方式でローカルに時間予測チェーンをリセットするイントラブロックの列として、幾つかの連続するフレームにわたって時間的に分配される段階的なデコーダリフレッシュ(GDR)が存在する。後者の場合、各ピクチャには2つの領域が存在し、1つは最近リセットされた領域であり、1つはエラー及びエラー伝播の影響を受ける可能性がある領域である。
【0010】
基準ピクチャ再サンプリング(RPR)は、より粗い量子化パラメータを使用するだけでなく、潜在的に各送信ピクチャの解像度を適合させることによって、ビデオの品質/レートを適合させるためにビデオ符号化で使用される技術である。したがって、インター予測に使用される基準は、符号化のために現在予測されているピクチャとは異なるサイズを有する可能性がある。基本的に、RPRは、予測ループ内の再サンプリングプロセス、例えば、定義されるべきアップサンプリングフィルタ及びダウンサンプリングフィルタを必要とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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