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公開番号2025160092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024198015
出願日2024-11-13
発明の名称ダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ
出願人安瑞医療器械(杭州)有限公司
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 18/14 20060101AFI20251015BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフを提供する。
【解決手段】ハンドルアセンブリ1、シースアセンブリ2、ヘッドアセンブリ3を含み、ハンドルアセンブリはハンドル本体と、電極とを含み、電極に切断ワイヤーが電気的に接続され、シースアセンブリは四腔チューブを含み、四腔チューブ内には四腔チューブを軸方向に貫通する注射腔、切断ワイヤー腔、および2つのガイドワイヤー腔が設けられ、四腔チューブには注射腔に連通する注射入口及び2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通する2つのガイドワイヤー入口が設けられ、ヘッドアセンブリはヘッドチューブを含み、ヘッドチューブには注射腔に連通する注射出口及び2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通する2つのガイドワイヤー出口とが設けられ、切断ワイヤーの電極から離れた端部は切断ワイヤー腔を通過してヘッドチューブから出て、端部はヘッドチューブに固定的に接続される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフであって、順に接続されたハンドルアセンブリ、シースアセンブリ、ヘッドアセンブリを含み、前記ハンドルアセンブリは、ハンドル本体と、ハンドル本体に設けられた電極とを含み、前記電極に切断ワイヤーが電気的に接続されるダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフであって、前記シースアセンブリは、四腔チューブを含み、前記四腔チューブ内には、前記四腔チューブを軸方向に貫通する注射腔、切断ワイヤー腔、および2つのガイドワイヤー腔が設けられ、前記四腔チューブには、注射腔に連通する注射入口と、2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通する2つのガイドワイヤー入口とが設けられ、前記ヘッドアセンブリはヘッドチューブを含み、前記ヘッドチューブには、注射腔に連通する注射出口と、2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通する2つのガイドワイヤー出口とが設けられ、前記切断ワイヤーの前記電極から離れた端部は、切断ワイヤー腔を通過して前記ヘッドチューブから出て、端部は前記ヘッドチューブに固定的に接続されることを特徴とするダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ヘッドチューブの外径は前記シースアセンブリから端部に向かって徐々に小さくなり、前記ヘッドチューブの前記四腔チューブから離れた端部は半球状になることを特徴とする請求項1に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項3】
前記注射入口は前記四腔チューブに設けられた注射アダプタであり、前記注射アダプタは注射腔に連通し、2つの前記ガイドワイヤー入口は、それぞれ第1のガイドワイヤーアダプタと第2のガイドワイヤーアダプタであり、2つの前記ガイドワイヤー腔は、それぞれ第1のガイドワイヤー腔と第2のガイドワイヤー腔であり、前記第1のガイドワイヤーアダプタは、第1のガイドワイヤー腔に連通し、前記第2のガイドワイヤーアダプタは、第2のガイドワイヤー腔に連通し、2つの前記ガイドワイヤー出口は、それぞれ第1のガイドワイヤー出口と第2のガイドワイヤー出口であり、前記第1のガイドワイヤー出口は、第1のガイドワイヤー腔に連通し、前記第2のガイドワイヤー出口は、第2のガイドワイヤー腔に連通することを特徴とする請求項1に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項4】
前記第1のガイドワイヤー出口と注射出口は、前記ヘッドチューブの前記四腔チューブから離れた端部に設置されており、前記第2のガイドワイヤー出口は、前記ヘッドチューブの側端に設置されており、前記第1のガイドワイヤー出口と前記第2のガイドワイヤー出口との間の距離は3~5mmであることを特徴とする請求項3に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項5】
前記ハンドル本体は芯棒を含み、前記芯棒の一端には親指ループが設置され、前記芯棒の他端にはエンドキャップが設置され、前記四腔チューブはエンドキャップに固定接続され、前記芯棒にはスライドハンドルが設置され、前記スライドハンドルには電極ホルダーが設置され、前記電極は電極ホルダーに取り付けられ、前記ヘッドチューブは折り曲げ可能な材料で作られていることを特徴とする請求項1に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項6】
前記親指ループに近く前記スライドハンドルの端部にリミットブロックが設けられ、前記リミットブロックは、前記芯棒にスライド可能に設置されることを特徴とする請求項5に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項7】
前記第2のガイドワイヤー出口には円弧状の切り欠きが設けられることを特徴とする請求項4に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項8】
前記第1のガイドワイヤー出口に連通する前記第1のガイドワイヤーアダプタから前記ヘッドチューブの端部までの距離は、前記第2のガイドワイヤーアダプタから前記ヘッドチューブの端部までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項9】
前記四腔チューブは円形構造であり、前記四腔チューブには、互いに直交する第1の対称軸と第2の対称軸があり、前記第1のガイドワイヤー腔および第2のガイドワイヤー腔は、第1の対称軸の両側にそれぞれ対称的に設置され、前記注射腔および切断ワイヤー腔は、第2の対称軸の両側にそれぞれ対称的に設置されることを特徴とする請求項3に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。
【請求項10】
前記切断ワイヤーは絶縁スリーブで覆われ、前記ヘッドチューブに近い前記切断ワイヤーの一部は露出部であることを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載のダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に関し、特にダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
内視鏡技術の継続的な開発とその付属品の継続的な改良により、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)は、総胆管結石、胆管損傷、胆管狭窄、肝移植後の胆道合併症などの肝胆道疾患および膵臓疾患の診断と治療における重要な手段となっている。ERCP手術を成功させる鍵は、膵胆管の選択的挿管と乳頭括約筋切開を成功させることにあり、一部の患者では、挿管の失敗がERCP手術の失敗に直接つながる。十二指腸乳頭への挿管を繰り返すと、手術時間が長くなり手術のリスクが高まるだけでなく、急性膵炎を誘発しやすくなり、さらに治療費を増大させ、入院期間を延長させ、患者に多大な苦痛をもたらし、一定の死亡率をもたらす。臨床では、ERCP手術中の乳頭挿管の成功率を向上させるために、胆管挿管にはガイドワイヤー補助乳頭括約筋切開ナイフや膵管占有法がよく用いられる。
【0003】
現在の臨床応用パピロトミーナイフの多くは、1本のガイドワイヤーを備えたものであり、挿管補助にはこのタイプのパピロトミーナイフを使用する場合、ガイドワイヤーは1本しか留置できないため、補助挿管中にガイドワイヤーの挿入方向を制御することができない。従って胆管挿管中にガイドワイヤーが膵管に入り、膵管挿管中にガイドワイヤーが胆管に入り、選択的胆膵管挿管の成功率が低下し、手術時間が長くなるだけでなく、十二指腸乳頭浮腫を引き起こしやすく、術中出血や術後膵炎などの合併症の発生率が増加する。このパピロトミーナイフは右肝管と左肝管の治療に使用されることもあり、たとえば、ガイドワイヤーが右肝管にあり、病巣位置が左肝管にある場合、追加のガイドワイヤーを挿入する必要があり、このステップでは、パピロトミーナイフの補助挿管を繰り返すことになるが、すでに胆管内に1本のガイドワイヤーが存在するため、2本目のガイドワイヤーを効率よく左肝管に挿入することがさらに難しくなり、これにより手術時間が延長され、ERCP合併症の発生率が増加する。
【0004】
従来技術において、公開番号CN112587230Aの特許は、ダブルガイドワイヤー乳頭括約筋切開ナイフを開示し、メインチューブとハンドルを含み、メインチューブの先端には開口Iが設けられ、メインチューブ内には、第1のガイドワイヤー通路、第2のガイドワイヤー通路、および第3の通路が設けられ、メインチューブの尾部には2つの延長チューブが設置され、第1のガイドワイヤー通路のヘッド開口端は開口Iであり、第2のガイドワイヤー通路のヘッド開口端Iと第3の通路のヘッド開口端IIはいずれもメインチューブの側壁に開口し、ガイドワイヤーIは延長チューブを通過して第1のガイドワイヤー通路内に入り、ガイドワイヤーIIは延長チューブを通過して第2のガイドワイヤー通路内に入り、電気メスワイヤーの一端はメインチューブの外壁に固定され、メインチューブの外側から開口端IIを通って第3通路内に入って貫通して、延長チューブに入って貫通した後、ハンドルに接続される。上記の技術案は乳頭挿管または胆管超選択に使用される時、ガイドワイヤーIが先端開口部を通って膵管または1つの肝内胆管に入った後、方向を調整することで、側孔からガイドワイヤーIIが総胆管または別の肝内胆管に容易に挿入することができるが、該技術案の乳頭括約筋切開ナイフチューブには注射機能がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
公開番号CN112587230Aの中国特許
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これに鑑み、本発明は、挿管中、胆管と膵管の同時挿管又は右肝管と左肝管の同時ガイドワイヤーの誘導をより容易に行うことができ、かつ注入機能を有するダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の技術的手段で上記課題を解決する。
ダブルガイドワイヤー四腔パピロトミーナイフは、順に接続されたハンドルアセンブリ、シースアセンブリ及びヘッドアセンブリを含み、前記ハンドルアセンブリは、ハンドル本体及びハンドル本体に設置された電極を含み、前記電極には切断ワイヤーが電気的に接続され、前記シースアセンブリは、四腔チューブを含み、前記四腔チューブ内には、四腔チューブを軸方向に貫通する注射腔、切断ワイヤー腔、および2つのガイドワイヤー腔が設けられ、前記四腔チューブには、注射腔に連通する注射入口、及び2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通しする2つのガイドワイヤー入口が設けられ、前記ヘッドアセンブリはヘッドチューブを含み、前記ヘッドチューブには、注射腔に連通する注射出口と、2つのガイドワイヤー腔にそれぞれ連通する2つのガイドワイヤー出口とが設けられ、前記切断ワイヤーの電極から離れた端部は、切断ワイヤー腔を通過してヘッドチューブから出て、該端部はヘッドチューブに固定的に接続される。
【0008】
さらに、前記ヘッドチューブの外径はシースアセンブリから端部に向かって徐々に小さくなり、ヘッドチューブの四腔チューブから離れた端部は半球状である。このように設置すると、ヘッドアセンブリを患者の体内に挿入することが容易になり、また、端部は半球状であるので、患者の体内への挿入がより滑らかになり、患者の体を傷つけることを避けることができる。
【0009】
さらに、前記注射入口は四腔チューブに設けられる注射アダプタであり、前記注射アダプタは注射腔に連通し、2つの前記ガイドワイヤー入口は、それぞれ第1のガイドワイヤーアダプタと第2のガイドワイヤーアダプタであり、2つの前記ガイドワイヤー腔は、それぞれ第1のガイドワイヤー腔と第2のガイドワイヤー腔であり、前記第1のガイドワイヤーアダプタは、第1のガイドワイヤー腔に連通し、前記第2のガイドワイヤーアダプタは、第2のガイドワイヤー腔に連通し、2つの前記ガイドワイヤー出口は、それぞれ第1のガイドワイヤー出口と第2のガイドワイヤー出口であり、前記第1のガイドワイヤー出口は第1のガイドワイヤー腔に連通し、前記第2のガイドワイヤー出口は第2のガイドワイヤー腔に連通する。手術中、2つのガイドワイヤー腔を2本のガイドワイヤーに挿入でき、1本のガイドワイヤーが膵管に配置されている場合、別の1本のガイドワイヤーが胆管に直接挿入でき、或は、1本のガイドワイヤーが右肝管に配置されている場合、別の1本のガイドワイヤーが左肝管に直接挿入でき、これにより挿管の成功率が大幅に向上する。また、注射入口を注射アダプタとして設置し、ガイドワイヤー入口をガイドワイヤーアダプタとして設置することで、使用する際にさらに便利になる。
【0010】
さらに、前記第1のガイドワイヤー出口と注射出口は、ヘッドチューブの四腔チューブから離れた端部に設置されており、前記第2のガイドワイヤー出口は、ヘッドチューブの側端に設置されており、前記第1のガイドワイヤー出口と第2のガイドワイヤー出口との間の距離は3~5mmである。このように設置すると、1本のガイドワイヤーが第1のガイドワイヤー出口から出るとき、その方向は切開ナイフ全体と一致することができ、例えば膵管に挿入することができ、別の1本のガイドワイヤーが側端の第2のガイドワイヤー出口から出て、その伸び方向は、切開ナイフに対して一定の傾斜角度をなすことができるため、膵管以外の胆管へのガイドワイヤーの挿入が容易になり、ガイドワイヤーの挿入プロセスがより迅速かつ正確になる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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