TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025159117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2025134318,2024014929
出願日
2025-08-12,2016-08-10
発明の名称
単一ドメイン抗体に基づくキメラ抗原受容体及びその使用方法
出願人
レジェンド バイオテック アイルランド リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/28 20060101AFI20251009BHJP(有機化学)
要約
【課題】単一ドメイン抗体に基づくキメラ抗原受容体及びその使用方法を提供する。
【解決手段】単一ドメイン抗体、及び単一ドメイン抗体を各々含む1つ以上の抗原結合ド
メインを含むキメラ抗原受容体を提供する。キメラ抗原受容体を含む操作された免疫エフ
ェクター細胞(T細胞等)がさらに提供される。癌を治療する薬学的組成物、キット、及
び方法も提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
抗CD38単一ドメイン抗体(sdAb)であって、配列番号89~100のうちのい
ずれか1つのアミノ酸配列を含むsdAbにより定められるCDR1、CDR2、および
CDR3を含む抗CD38 sdAb。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
前記抗CD38 sdAbが、以下のいずれかを含むsdAbの群より選択される、請
求項1に記載の抗CD38 sdAb:
(1)配列番号40のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号52のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号64のアミノ酸配列を含むCDR3;
(2)配列番号41のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号53のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号65のアミノ酸配列を含むCDR3;
(3)配列番号42のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号54のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号66のアミノ酸配列を含むCDR3;
(4)配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号55のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3;
(5)配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号56のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3;
(6)配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号57のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3;
(7)配列番号46のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号58のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号70のアミノ酸配列を含むCDR3;
(8)配列番号47のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号59のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号71のアミノ酸配列を含むCDR3;
(9)配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号60のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3;
(10)配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号61のアミノ酸配列を
含むCDR2、及び配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3;
(11)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号62のアミノ酸配列を
含むCDR2、及び配列番号74のアミノ酸配列を含むCDR3;または
(12)配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号63のアミノ酸配列を
含むCDR2、及び配列番号75のアミノ酸配列を含むCDR3。
【請求項3】
前記抗CD38 sdAbが、配列番号89~100のうちのいずれか1つのアミノ酸
配列を含む、請求項1または2に記載の抗CD38 sdAb。
【請求項4】
(a)請求項1~3のいずれか1項に記載の抗CD38 sdAbを含む細胞外抗原結
合ドメインと、
(b)膜貫通ドメインと、
(c)細胞内シグナル伝達ドメインと、を含むポリペプチドを含む、多価キメラ抗原受
容体(CAR)。
【請求項5】
前記抗CD38 sdAbが、配列番号92~94および97~100のうちのいずれ
か1つのアミノ酸配列を含むsdAbにより定められるCDR1、CDR2、およびCD
R3を含む、請求項4に記載のCAR。
【請求項6】
前記抗CD38 sdAbが、以下のいずれかを含むsdAbの群より選択される、請
求項5に記載のCAR:
(1)配列番号43のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号55のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号67のアミノ酸配列を含むCDR3;
(2)配列番号44のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号56のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号68のアミノ酸配列を含むCDR3;
(3)配列番号45のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号57のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号69のアミノ酸配列を含むCDR3;
(4)配列番号48のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号60のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号72のアミノ酸配列を含むCDR3;
(5)配列番号49のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号61のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号73のアミノ酸配列を含むCDR3;
(6)配列番号50のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号62のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号74のアミノ酸配列を含むCDR3;または
(7)配列番号51のアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号63のアミノ酸配列を含
むCDR2、及び配列番号75のアミノ酸配列を含むCDR3。
【請求項7】
前記抗CD38 sdAbが、配列番号92~94および97~100のうちのいずれ
か1つのアミノ酸配列を含む、請求項5に記載のCAR。
【請求項8】
前記抗CD38 sdAbが、ラクダ科、キメラ、ヒト化、またはヒト抗体である、請
求項4~7のいずれか1項に記載のCAR。
【請求項9】
(a)第1の抗原に特異的に結合する第1のsdAb及び第2の抗原に特異的に結合す
る第2のsdAbを含み、前記第1のsdAbが請求項1~3のいずれか1項に記載の抗
CD38 sdAbである、細胞外抗原結合ドメインと、
(b)膜貫通ドメインと、
(c)細胞内シグナル伝達ドメインと、を含むポリペプチドを含む、CAR。
【請求項10】
前記第1の抗原が、前記第2の抗原とは異なる、または前記第1の抗原が、前記第2の
抗原と同じである、請求項9に記載のCAR。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2015年8月11日に出願された中国特許出願第CN201510490
002.8号、及び2015年11月2日に出願された中国特許出願第CN201510
733585.2号の優先利益を主張するものであり、これらの内容は、参照によりそれ
らの全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,800 文字)
【0002】
ASCIIテキストファイルでの配列表の提出
ASCIIテキストファイルでの以下の提出の内容は、参照によりその全体が本明細書
に組み込まれる:コンピュータ可読形式(CRF)の配列表(ファイル名:761422
000340SEQLISTING.txt、記録日:2016年8月9日、サイズ:3
55KB)。
【0003】
発明の技術分野
本発明は、単一ドメイン抗体、キメラ抗原受容体、操作された免疫エフェクター細胞、
及びその使用方法に関する。本発明はさらに、治療的使用のための、特に、キメラ抗原受
容体に基づくT細胞免疫療法のための細胞の活性化及び増殖に関する。
【背景技術】
【0004】
腫瘍免疫療法及び臨床技術の発達とともに、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)免
疫療法は、現在、最も有望な腫瘍免疫療法アプローチのうちの1つである。一般に、キメ
ラ抗原受容体(CAR)は、細胞外抗原結合ドメインと、膜貫通ドメインと、細胞内シグ
ナル伝達ドメインと、を含む。細胞外抗原結合ドメインは、特定された腫瘍抗原を標的と
する一本鎖可変フラグメント(scFv)を含み得る。CARは、遺伝子トランスフェク
ション技術を使用して、T細胞の表面上に発現させることができる。標的腫瘍抗原に結合
すると、CARは、標的腫瘍抗原に特異的な主要組織適合性複合体(MHC)の利用可能
性によって制限されることなく、抗原依存的様態で、特異的な抗腫瘍応答を開始するよう
に、T細胞を活性化することができる。
【0005】
単一ドメイン抗体(sdAb)は、単一の単量体抗体可変ドメインを有することにより
、従来の4鎖抗体とは異なる。例えば、ラクダ科及びサメは、重鎖のみ抗体(HcAb)
と命名された単一ドメイン抗体を産生し、これは、軽鎖を天然に欠いている。ラクダ科重
鎖のみ抗体の各アームにおける抗原結合フラグメントは、単一の重鎖可変ドメイン(V
H
H)を有し、これは、軽鎖の援助なしに抗原に対する高い親和性を有することができる。
ラクダ科V
H
Hは、およそ15kDの分子量を有する最小の機能的抗原結合フラグメント
として既知である。
【0006】
本明細書において参照される全ての公開物、特許、特許出願、及び公開された特許出願
の開示は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【0007】
本出願は、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体に基づくキメラ抗原受容体(CAR)
(V
H
Hフラグメント等)、操作された免疫エフェクター細胞、及び癌免疫療法における
その使用方法を提供する。
【0008】
本出願の態様は、配列番号76のCDR領域を含む抗CD19 sdAbを提供する。
いくつかの実施形態では、抗CD19 sdAbは、配列番号1のアミノ酸配列を含むC
DR1、配列番号2のアミノ酸配列を含むCDR2、及び配列番号3のアミノ酸配列を含
むCDR3を含む。いくつかの実施形態では、抗CD19 sdAbは、配列番号76の
アミノ酸配列を含むV
H
Hドメインを含む。
【0009】
いくつかの実施形態では、抗CD19重鎖のみ抗体(HcAb)、または上に記載され
る抗CD19 sdAbのうちのいずれか1つを含む抗原結合タンパク質が提供される。
【0010】
本出願の態様は、(a)抗CD19 sdAb(上に記載される抗CD19 sdAb
のうちのいずれか1つ等)を含む細胞外抗原結合ドメインと、(b)膜貫通ドメインと、
(c)細胞内シグナル伝達ドメインと、を含む、CD19キメラ抗原受容体を提供する。
いくつかの実施形態では、CARは、単一特異性である。いくつかの実施形態では、CA
Rは、一価である。いくつかの実施形態では、CARは、多価(二価または三価等)であ
る。いくつかの実施形態では、CARは、多重特異性(二重特異性等)である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
クミアイ化学工業株式会社
多形
2日前
東ソー株式会社
タンパク質の発現方法
1か月前
株式会社トクヤマ
四塩化炭素の製造方法
3か月前
東ソー株式会社
炭素-窒素結合形成方法
3か月前
株式会社トクヤマ
シロキサン類の回収方法
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
2か月前
株式会社トクヤマ
ビオチン誘導体の製造方法
3か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物
2日前
栗田工業株式会社
ギ酸の回収方法
25日前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
2か月前
株式会社トクヤマ
ベンザゼピン化合物の製造方法
2か月前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
ホルムアミド化合物の製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
チオラクトン誘導体の製造方法
1か月前
株式会社コスモス
液状炭化水素の増産方法
2か月前
artience株式会社
四塩基酸無水物の製造方法
4か月前
株式会社トクヤマ
チオファニウム塩誘導体の製造方法
4日前
信越化学工業株式会社
新規化合物
3か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
4か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
3か月前
三菱ケミカル株式会社
アルコールの製造方法
1か月前
本田技研工業株式会社
CO2変換方法
29日前
株式会社トクヤマ
サフィナミド若しくはその塩の製造方法
4か月前
国立大学法人東京農工大学
深共晶溶媒
2か月前
大阪瓦斯株式会社
メタン製造システム
29日前
株式会社トクヤマ
アシル化ベンゼン誘導体の酸塩の製造方法
2か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
1か月前
キヤノン株式会社
有機化合物及び有機発光素子
1か月前
旭化成株式会社
トリオキサンの製造方法
4か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の保存溶液
4か月前
JNC株式会社
有機ケイ素化合物およびこれを用いた重合体
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機金属錯体、発光デバイス
2か月前
個人
IL-17産生誘導能を有する化合物及びその用途
1か月前
キヤノン株式会社
有機金属錯体及び有機発光素子
29日前
国立大学法人京都大学
抗がん剤
2か月前
続きを見る
他の特許を見る