TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025157240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2025104611,2022526712
出願日
2025-06-20,2020-11-12
発明の名称
高温超伝導体ケーブルの金属充填のためのプロセス、システム、およびデバイス
出願人
マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01B
13/00 20060101AFI20251007BHJP(基本的電気素子)
要約
【解決手段】本明細書に説明される技術は、高温超伝導(HTS)ケーブルアセンブリを獲得し、HTSケーブルアセンブリに、はんだなどの溶融金属を充填するためのシステムおよび方法に関する。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
高温超伝導体(HTS)ケーブルアセンブリの少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填するステップであって、前記HTSケーブルアセンブリは、HTSおよび前記少なくとも1つのチャネルを備える、ステップと、
前記少なくとも1つのチャネル内の前記溶融金属を冷却するように1つまたは複数の冷却デバイスを動作させるステップと
を含む方法。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記HTSケーブルアセンブリは、前記少なくとも1つのチャネルが配置されるフォーマを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フォーマは、各々がHTSを備える4つのチャネルを備え、前記方法は、前記フォーマの前記4つのチャネルを少なくとも部分的に充填するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
HTSケーブルアセンブリは、前記フォーマの周りに配置されるジャケットをさらに備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記HTSケーブルアセンブリの前記少なくとも1つのチャネルを完全に充填するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記HTSケーブルアセンブリの前記少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填するステップは、
前記HTSケーブルアセンブリを加熱すること、および
前記溶融金属を前記フォーマの前記少なくとも1つのチャネルに押し通すように、前記溶融金属に圧力を印加することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記溶融金属は、容器によって保持され、前記溶融金属に圧力を印加することは、前記容器内の前記溶融金属に圧力を印加することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記HTSケーブルアセンブリは、
前記少なくとも1つのチャネルを画定する壁を有するチューブ、および
前記チューブの前記少なくとも1つのチャネルに前記溶融金属を少なくとも部分的に充填することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記HTSケーブルアセンブリは、HTSテープのスタックを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記溶融金属は、PbSnはんだを含む、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明の一実施例は、例えば、高温超伝導体ケーブルの金属充填のためのプロセス、システム、およびデバイスに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
[0001]高温超伝導体(HTS)材料は、低損失で大量の電流を流すことができる。
[0002]一部の知られているHTSケーブルおよび磁石は、低温超伝導体(LTS)ケーブルに使用されるものと同様の様式で、すなわち、HTS材料の周りにいかなるはんだも使用することなく、製作され得る。例えば、HTS材料がHTSテープまたはHTSテープのスタックである場合、HTSケーブルまたは磁石は、HTSテープまたはHTSテープスタックの周りにいかなるはんだもなしに製作される。
【0003】
[0003]他のHTSケーブルおよび磁石は、はんだ付けプロセスを用いて製作され得る。Takayasuは、例えば、真っすぐのねじれ積層テープケーブル(TSTC)のためのはんだプロセス技術について説明している。HTSテープスタックは、伝導体内に包まれ、伝導体は、その直線構成において手で60%Sn-40%Pb溶融浴に水平に通される。この技術では、はんだ付けの後にケーブルを曲げる必要がある。しかしながら、はんだ付けの後のそのような曲げ加工は、HTS材料の超伝導特性の劣化(すなわちHTSテープスタックの超伝導特性の劣化)をもたらす。
【0004】
[0004]いわゆるケーブル・イン・コンジット伝導体(CICC)構成を有するLTSケーブルをはんだ充填するための1つの技術は、P.Bauer、P.Bruzzoneらによって説明される(Solder-Filling of a CICC cable
For The EFDA Dipole Magnet、AIP Conference Proceedings986、151(2008);https://doi.org/10.1063/1.2900339を参照)。この手法では、低温超伝導体が中に配設されているCICCは、真空化され、はんだは、CICC内でのはんだの流れを開始するためにアルゴンで加圧される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明の一実施例は、例えば、高温超伝導体ケーブルの金属充填のためのプロセス、システム、およびデバイスに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0005]本明細書に説明される概念、プロセス、システム、デバイス、および技術の1つの態様によると、方法は、高温超伝導体(HTS)ケーブルアセンブリの少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填するステップであって、HTSケーブルアセンブリは、HTSおよび少なくとも1つのチャネルを備える、ステップと、少なくとも1つのチャネル内の溶融金属を冷却するように1つまたは複数の冷却デバイスを動作させるステップと、を含む。
【0007】
[0006]本明細書に説明される異なる実施形態の個々の要素は、上に具体的に明記されない他の実施形態を形成するために組み合わされ得るということを理解されたい。単一の実施形態の文脈において説明される様々な実施形態は、別個に、または任意の好適な下位組み合わせでも提供され得る。本明細書に具体的に説明されない他の実施形態もまた、以下
のクレームの範囲内であるということも理解されたい。
【0008】
[0007]本方法は、以下の特徴:HTSケーブルアセンブリは、少なくとも1つのチャネルが配置されるフォーマを備える;フォーマは、各々がHTSを備える4つのチャネルを備え、本方法は、フォーマの4つのチャネルを少なくとも部分的に充填するステップを含む;HTSケーブルアセンブリは、フォーマの周りに配置されるジャケットをさらに備える;HTSケーブルアセンブリの少なくとも1つのチャネルを完全に充填すること;HTSケーブルアセンブリの少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填するステップは、HTSケーブルアセンブリを加熱することと、溶融金属をフォーマの少なくとも1つのチャネルに押し通すように溶融金属に圧力を印加することとを含む;溶融金属は、容器によって保持され、溶融金属に圧力を印加することは、容器内の溶融金属に圧力を印加することを含む;HTSケーブルアセンブリは、少なくとも1つのチャネルを画定する壁を有するチューブと、チューブの少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填することとを備える;HTSケーブルアセンブリは、HTSテープのスタックを備える;溶融金属は、PbSnはんだまたは鉛-錫はんだ合金を含む;少なくとも1つのチャネルに溶融金属を少なくとも部分的に充填する前に、少なくとも1つのチャネル内にフラックスを堆積させること;1つまたは複数の冷却デバイスを動作させるステップは、溶融金属の源に向かってHTSケーブルアセンブリを漸進的に冷却することを含む、のうちの1つまたは複数を、独立して、または含むべき1つもしくは複数の他の特徴と組み合わせて、含み得る。
【0009】
[0008]本明細書に説明される概念、プロセス、システム、デバイス、および技術のさらなる態様によると、高温超伝導(HTS)材料を含むケーブルアセンブリに溶融金属を充填するための真空含浸(VPI)ステーション、VPIステーションは、(a)溶融金属の源を保持するように構成されるカン、(b)HTSケーブルアセンブリを加熱するように配置される1つまたは複数のヒータであって、HTSケーブルアセンブリは、中に少なくとも1つのチャネルが形成されている、または別途提供されている、チューブまたはフォーマのうちの少なくとも1つを備え、チューブまたはフォーマの少なくとも1つのチャネルのうちの少なくとも1つが配設されるHTS材料を有する、1つまたは複数のヒータ、および(c)溶融金属をカンからチューブまたはフォーマの少なくとも1つのチャネルに押し通すように、カン内の溶融金属に圧力を印加するための、カンに結合される圧力印加手段を備える。
【0010】
[0009]VPIステーションは、以下の特徴:圧力印加手段が作用していないとき、カンからの溶融金属の流れを抑制するために、カン内の溶融金属の高さよりも大きい高さに配置される、カンに結合されるサイホン;カンからチューブまたはフォーマの少なくとも1つのチャネル内への金属の流れを監視するように構成される複数の接触センサであって、1つまたは複数のヒータは、カンと接触して配置される、複数の接触センサ;カンに結合される出口管であって、1つまたは複数のヒータのうちの少なくとも1つは、出口管に隣接して配置される、出口管;チューブまたはフォーマの少なくとも1つのチャネルを通って流れ、その少なくとも1つのチャネルから出た溶融金属を収集するように配置される廃棄タンク;溶融金属が廃棄タンクから流れてチューブまたはフォーマの少なくとも1つのチャネル内へ戻ることを抑制する、廃棄タンクに結合されるUベンド、のうちの1つまたは複数を、独立して、または含むべき1つもしくは複数の他の特徴と組み合わせて、含み得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日本発條株式会社
積層体
18日前
個人
フレキシブル電気化学素子
7日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
3日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
14日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
ローム株式会社
半導体装置
16日前
個人
防雪防塵カバー
18日前
株式会社ユーシン
操作装置
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
7日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
14日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
7日前
個人
半導体パッケージ用ガラス基板
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
7日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
オムロン株式会社
電磁継電器
8日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
14日前
日東電工株式会社
積層体
8日前
トヨタ自動車株式会社
バッテリ
8日前
サクサ株式会社
電池の固定構造
7日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
TDK株式会社
電子部品
14日前
ノリタケ株式会社
熱伝導シート
7日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
7日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
14日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
16日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
18日前
ローム株式会社
電子装置
18日前
日本製紙株式会社
導電性フィルム
8日前
日本製紙株式会社
導電性フィルム
8日前
日本特殊陶業株式会社
電極
14日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
続きを見る
他の特許を見る