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公開番号
2025153371
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055822
出願日
2024-03-29
発明の名称
送風システム
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
主分類
F24F
11/755 20180101AFI20251002BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】早期にかつ長い間にわたって積極快を得る技術を提供する。
【解決手段】送風システム100は、送風部30と制御部20を備える。送風部30は、対象空間に気流を送る。制御部20は、送風部30の動作を制御する。制御部20は、一定の定常出力値で送風部30を動作させてから、周期的ゆらぎ波形となる出力値で送風部30を動作させる。周期的ゆらぎ波形は、周期的ゆらぎ波形の1周期において、出力値の上昇時間よりも出力値の下降時間の方が長く、かつ周期的ゆらぎ波形の最大出力値が定常出力値以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
対象空間に気流を送る送風部と、
前記送風部の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、一定の定常出力値で前記送風部を動作させてから、周期的ゆらぎ波形となる出力値で前記送風部を動作させ、
前記周期的ゆらぎ波形は、前記周期的ゆらぎ波形の1周期において、前記出力値の上昇時間よりも前記出力値の下降時間の方が長く、
かつ前記周期的ゆらぎ波形の最大出力値が前記定常出力値以下である、
送風システム。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記対象空間に存在する対象者の皮膚温度を収集する皮膚温度収集端末と、
前記皮膚温度収集端末から前記皮膚温度を取得する皮膚温度取得部と、
前記皮膚温度から前記対象者の温冷感を推定する温冷感推定部と、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記温冷感推定部で推定される前記対象者の温冷感をもとに、前記定常出力値を前記周期的ゆらぎ波形となる出力値に切り替える、請求項1に記載の送風システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記温冷感推定部で推定される前記対象者の温冷感が中立より暑い側に設定された第1判定基準かそれより暑い場合に、前記定常出力値で前記送風部を動作させ、
前記定常出力値で前記送風部を動作させている状態において、前記対象者の温冷感が前記第1判定基準より寒くなった場合に、前記周期的ゆらぎ波形となる出力値で前記送風部を動作させるように切り替える、
請求項2に記載の送風システム。
【請求項4】
前記制御部が前記周期的ゆらぎ波形となる出力値で前記送風部を動作させている状態において、
前記制御部は、
前記温冷感推定部で推定される前記対象者の温冷感が中立である第2判定基準より寒くなった場合に、前記周期的ゆらぎ波形の最大出力値を低下させる、
請求項3に記載の送風システム。
【請求項5】
前記制御部が前記周期的ゆらぎ波形となる出力値で前記送風部を動作させている状態において、
前記制御部は、
前記温冷感推定部で推定される前記対象者の温冷感が中立である第2判定基準より寒くなった場合に、ランダムゆらぎ波形となる出力値で前記送風部を動作させ、
前記ランダムゆらぎ波形の最大出力値は前記周期的ゆらぎ波形の最大出力値以下である、
請求項3に記載の送風システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、送風技術に関し、特に対象空間に対して送風する送風システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、対象者が自らの温冷感に合わせて風速を調節する送風システムが知られている。このような送風システムでは、使用者が暑いと感じているときに気流を強くすると、はじめは涼感が感じられるが、数分程度で暑さがおさまり涼感が得られなくなる。そこで涼感を持続的に感じられるよう工夫された送風システムが知られている。例えば特許文献1には、強モードにおいて一時的に風量が低下するゆらぎ運転を行う送風システムが示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-160092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象者が暑さを感じている状態で風速が速くなると、暑いという不快状態を解消する際にともなう明確な快適性(涼感)が得られる。この明確に感知しうる快適性は積極快と呼ばれる。積極快を感じている状態では副交感神経が亢進し、心身ともにリラックスした状態となる。このリラックスした状態を長く持続することができれば、生活の豊かさ向上につながると考えられる。しかしながら、強モードのときに常にゆらぎ気流である場合、はじめにまとまった時間での積極快が得られず、暑さがおさまるまでの時間が長くなる。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、早期にかつ長い間にわたって積極快を得る技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の送風システムは、対象空間に気流を送る送風部と、送風部の動作を制御する制御部とを備える。制御部は、一定の定常出力値で送風部を動作させてから、周期的ゆらぎ波形となる出力値で送風部を動作させ、周期的ゆらぎ波形は、周期的ゆらぎ波形の1周期において、出力値の上昇時間よりも出力値の下降時間の方が長く、かつ周期的ゆらぎ波形の最大出力値が定常出力値以下である。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、早期にかつ長い間にわたって積極快を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)-(b)は、二次元温冷感モデルを定量的に表現するための実験結果を示す図である。
図2(a)-(d)は、暑くて不快な状態で定常気流を浴びる状況に対する二次元温冷感モデル上の変化を示す図である。
図3(a)-(b)は、比較対象となる気流の時間変化と、当該気流を浴びる状況を二次元温冷感モデル上の変化で示す図である。
図4は、実施例1に係る気流の時間変化と、当該気流を浴びる状況に対する二次元温冷感モデル上の変化を示す図である。
図5(a)-(b)は、実施例1に係る送風システムの構成を示す図である。
図6は、図5(a)-(b)の送風システムによる送風手順を示すフローチャートである。
図7(a)-(c)は、実施例2に係る送風システムの構成を示す図である。
図8は、図7(a)-(c)の送風システムによる送風手順を示すフローチャートである。
図9は、図7(c)の記憶部に記憶されるテーブルの概要を示す図である。
図10(a)-(b)は、図7(a)-(c)の送風システムから送風される気流を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、扇風機またはサーキュレータ等の送風システムに関する。送風システムは、風速を変えながら気流を送り出す。例えば、のこぎり状の周期的ゆらぎ波形となるように風速を変えた場合、風速が上昇するタイミングにおいて積極快が得られる。しかしながら、このような風速の制御では、はじめにまとまった時間での積極快が得られず、暑さ(発汗)がおさまるまでの時間が長い。本実施例に係る送風システムは、はじめに一定の風速で気流を送り出してから、のこぎり状の周期的ゆらぎ波形となるように風速を変える。
(【0011】以降は省略されています)
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