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公開番号
2025152853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055000
出願日
2024-03-28
発明の名称
多層膜、光学部材、撮像機器および多層膜の製造方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G02B
1/118 20150101AFI20251002BHJP(光学)
要約
【課題】優れた親水性と光触媒性を有する多層膜、光学部材、撮像機器および多層膜の製造方法を提供する。
【解決手段】基板上に設けられる多層膜であって、モスアイ構造を表面に有し親水性を発現する酸化シリコン層と、酸化シリコン層に接して配置された、光触媒機能を発現する酸化チタン層とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板上に設けられる多層膜であって、
モスアイ構造を表面に有し親水性を発現する酸化シリコン層と、
前記酸化シリコン層に接して配置された、光触媒機能を発現する酸化チタン層とを備える、
多層膜。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記酸化チタン層は、前記酸化シリコン層と前記基板の間に配置される
請求項1に記載の多層膜。
【請求項3】
前記酸化シリコン層は、親水性を発現する官能基を備える
請求項1に記載の多層膜。
【請求項4】
前記モスアイ構造の高さは、120nm~400nmであり、
周期は80nm~220nmである、
請求項1に記載の多層膜。
【請求項5】
前記酸化チタン層の膜厚は250nm~500nmであり、
光触媒活性に必要な紫外線照射エネルギーが7J/cm
2
以下である、
請求項1に記載の多層膜。
【請求項6】
水の接触角が5°以下である、請求項1に記載の多層膜。
【請求項7】
ヘイズが3.2%以下である、請求項1に記載の多層膜。
【請求項8】
前記基板と、前記酸化チタン層との間に、反射防止機能を有する中間層を有する、
請求項1に記載の多層膜。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の多層膜と、
前記多層膜が表面に設けられた前記基板とを備え、
前記基板が、表面が平坦な平板基板もしくは所定の曲率を有する光学レンズである、光学部材。
【請求項10】
波長400nm~700nmの光を垂直入射させた場合の反射率が0.05%以下である、請求項9に記載の光学部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、多層膜、光学部材、撮像機器および多層膜の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
カメラ等に用いられる光学部材は、結露によって光学部材表面に水滴が形成されると、水滴が光を散乱し、カメラにおいては画質を劣化させる。さらに、結露と乾燥を繰り返すと、光学部材表面に汚れが残留し、汚れが光を散乱および遮蔽し、画質を劣化させる。また、汚れは親水性の低下を生じ、水滴が形成されやすくなる。閉じた空間に配置された光学部材においては、水滴と汚れの除去が困難である。対策として、光学部材表面に親水性層を配置し、水滴の形成を抑制するとともに、光触媒層を配置し、汚れに含まれる有機物を分解する手段が有る。また、光学部材は入射光に対する反射率が低いことが望まれる。
【0003】
特許文献1には、基板の表面上に反射防止層を備え、反射防止層の表面に酸化チタンからなる光触媒層を備え、光触媒層の表面に、酸化シリコンからなり、微細な細孔が形成された、親水性、光触媒性および低反射率の特性を有する多層膜が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/129558号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、優れた親水性と光触媒性を有する多層膜、多層膜を備えた光学部材、および多層膜の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の多層膜は、基板上に、モスアイ構造を表面に有し親水性を発現する酸化シリコン層と、酸化シリコン層に接して配置された、光触媒機能を発現する酸化チタン層とを備えた多層膜である。
【0007】
本開示の多層膜の酸化チタン層は、酸化シリコン層と基板の間に配置されることが好ましい。
【0008】
本開示の多層膜の酸化シリコン層は、親水性を発現する官能基を備えることが好ましい。
【0009】
本開示の多層膜のモスアイ構造の高さは、120nm~400nmが好ましく、周期は80nm~220nmであることが好ましい。
【0010】
本開示の多層膜は、酸化チタン層の膜厚は250nm~500nmが好ましく、光触媒活性に必要な紫外線照射エネルギーが7J/cm
2
以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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