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公開番号2025152018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053710
出願日2024-03-28
発明の名称表示モジュール及び電子機器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G09F 9/30 20060101AFI20251002BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】電気光学装置の温度測定精度を向上させる。
【解決手段】表示モジュールは、温度検出素子を有し、画像を表示する電気光学装置と、電気光学装置を駆動する駆動回路を有する配線基板と、駆動回路を制御する第1制御回路を有し、配線基板を介して電気光学装置と電気的に接続される回路基板と、を備える。駆動回路は、電気光学装置の帰線期間において温度検出素子の出力信号に基づいて電気光学装置の温度を測定する測定回路を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
温度検出素子を有し、画像を表示する電気光学装置と、
前記電気光学装置を駆動する駆動回路を有する配線基板と、
前記駆動回路を制御する第１制御回路を有し、前記配線基板を介して前記電気光学装置と電気的に接続される回路基板と、
を備え、
前記駆動回路は、前記電気光学装置の帰線期間において前記温度検出素子の出力信号に基づいて前記電気光学装置の温度を測定する測定回路を含む、
表示モジュール。
続きを表示（約 740 文字）【請求項２】
温度検出素子を有し、画像を表示する電気光学装置と、
配線基板と、
前記配線基板を介して前記電気光学装置と電気的に接続される回路基板と、
を備え、
前記電気光学装置は、前記電気光学装置を駆動する駆動回路を有し、
前記回路基板は、前記駆動回路を制御する第１制御回路を有し、
前記駆動回路は、前記電気光学装置の帰線期間において前記温度検出素子の出力信号に基づいて前記電気光学装置の温度を測定する測定回路を含む、
表示モジュール。
【請求項３】
前記帰線期間は、水平走査期間に含まれる帰線期間である、請求項１または２に記載の表示モジュール。
【請求項４】
前記帰線期間は、垂直走査期間に含まれる帰線期間である、請求項１または２に記載の表示モジュール。
【請求項５】
前記測定回路は、
前記温度検出素子に電流を供給する定電流源と、
前記温度検出素子の出力信号をデジタル値に変換するＡ／Ｄ変換器と、
前記帰線期間において前記温度検出素子の出力信号が前記Ａ／Ｄ変換器に取り込まれるように、前記Ａ／Ｄ変換器を制御する第２制御回路と、
を含む、請求項１または２に記載の表示モジュール。
【請求項６】
前記電気光学装置は、複数のデマルチプレクサーを含む信号線駆動回路を有する、請求項１または２に記載の表示モジュール。
【請求項７】
前記温度検出素子は、ダイオードである、請求項１または２に記載の表示モジュール。
【請求項８】
請求項１または２に記載の表示モジュールを備える、電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、表示モジュール及び電子機器に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ライトバルブとしてプロジェクターに搭載される液晶パネルには、光源から出射される強い光が照射されるため、温度上昇に伴って液晶パネルの特性が変化しやすい。そこで、従来から、温度検出素子を用いて液晶パネルの温度を検出し、その温度の検出値に基づいて液晶パネルの温度調整を行う技術が提案されている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載された技術では、液晶パネルを構成する基板上に、温度検出素子としてダイオードが設けられ、フレキシブル配線基板を介して液晶パネルと電気的に接続された回路基板上に、ダイオードの順方向電圧Ｖｆをデジタル値に変換するＡ／Ｄ変換器が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－６２８８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１の技術では、液晶パネルに配置された温度検出素子と、回路基板に配置されたＡ／Ｄ変換器とが、フレキシブル配線基板を介して電気的に接続されるため、温度検出素子とＡ／Ｄ変換器との間の距離が長い。そのため、Ａ／Ｄ変換器に取り込まれるダイオードの順方向電圧Ｖｆが、外乱ノイズの影響を受けて変動しやすい。
【０００６】
また、特許文献１の技術では、温度の測定タイミング、つまりＡ／Ｄ変換器がダイオードの順方向電圧Ｖｆを取り込むタイミングを、駆動ＩＣ(Integrated Circuit)が液晶パネルに画像信号及び駆動信号を供給するタイミングに対して完全に同期させることが困難である。そのため、温度の測定タイミングによっては、Ａ／Ｄ変換器に取り込まれるダイオードの順方向電圧Ｖｆが、駆動ＩＣから液晶パネルに各信号が供給されることで発生する電源ノイズの影響を受けて変動する虞がある。
【０００７】
以上のような２つの原因により、Ａ／Ｄ変換器に取り込まれるダイオードの順方向電圧Ｖｆが変動すると、正確な温度データを取得することが困難となる。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一つの態様の表示モジュールは、温度検出素子を有し、画像を表示する電気光学装置と、前記電気光学装置を駆動する駆動回路を有する配線基板と、前記駆動回路を制御する第１制御回路を有し、前記配線基板を介して前記電気光学装置と電気的に接続される回路基板と、を備え、前記駆動回路は、前記電気光学装置の帰線期間において前記温度検出素子の出力信号に基づいて前記電気光学装置の温度を測定する測定回路を含む。
【０００９】
本発明の一つの態様の表示モジュールは、温度検出素子を有し、画像を表示する電気光学装置と、配線基板と、前記配線基板を介して前記電気光学装置と電気的に接続される回路基板と、を備え、前記電気光学装置は、前記電気光学装置を駆動する駆動回路を有し、前記回路基板は、前記駆動回路を制御する第１制御回路を有し、前記駆動回路は、前記電気光学装置の帰線期間において前記温度検出素子の出力信号に基づいて前記電気光学装置の温度を測定する測定回路を含む。
【００１０】
本発明の一つの態様の電子機器は、上記態様の表示モジュールを備える。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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