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公開番号
2025152011
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053701
出願日
2024-03-28
発明の名称
粘着ラベル
出願人
リンテック株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C09J
7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】粘着ラベルを剥離せずにポリエステル系容器をリサイクルしても得られる再生樹脂の外観変化が少ない粘着ラベルを提供する。
【解決手段】ポリエステル系の樹脂基材と、粘着剤組成物から形成されてなるポリエステル系粘着剤層と、を有し、前記粘着剤組成物は、ガラス転移温度が-40℃以上であるポリエステル系粘着剤を含む、粘着ラベル。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル系の樹脂基材と、粘着剤組成物から形成されてなるポリエステル系粘着剤層と、を有し、
前記粘着剤組成物は、ガラス転移温度が-40℃以上であるポリエステル系粘着剤を含む、粘着ラベル。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記ガラス転移温度が10℃以下である、請求項1に記載の粘着ラベル。
【請求項3】
前記粘着剤層と相対する樹脂基材上にアルカリ剥離性のコート層を有する、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項4】
ポリエステル系容器に貼付される粘着ラベルである、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項5】
請求項1または2に記載の粘着ラベルが貼付されてなる、ポリエステル系容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着ラベルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境汚染、石油資源の枯渇などの問題から、ポリエステル系容器のリサイクル化が強く望まれている。ポリエステル系容器の中でも、特に、ポリエチレンテレフタレート(PET)ボトルのリサイクル化が望まれている。
【0003】
ポリエステル系容器のマテリアルリサイクル化においては、使用済み容器を回収後、容器を粉砕・洗浄・乾燥することでフレーク状とし、その後、加熱溶融してペレット化し、得られた再生樹脂を成形して、新たな製品とする。
【0004】
通常、PETボトルのようなポリエステル系容器には、その表面に様々な情報が記録された粘着ラベル(ラベルとも称する)が貼付されている。このようなラベル付PETボトルなどのポリエステル系容器をマテリアルリサイクル化する際に、ラベルの樹脂基材とポリエステル系容器を構成する樹脂とが相溶性を有しない場合には、ラベルを構成する樹脂基材および粘着剤が異物として作用し、再生樹脂の機械特性が低下するという問題が生じる。したがって、ラベル付きポリエステル系容器を廃棄する際には、ポリエステル系容器に貼付されているラベルを消費者が剥離することが求められている。消費者がラベルをポリエステル系容器から剥離していない場合には、リサイクル業者がラベルを剥離してから、ポリエステル系容器をフレーク状に破砕し、加熱溶融してリサイクル化を行っている。しかしながら、ポリエステル系容器からラベルを剥離する操作は、極めて煩雑で手間がかかるとともにリサイクル処理費が高くなり、作業上も経済上も不利になるという問題が生じている。
【0005】
これに関連して、例えば下記の特許文献1には、被着体であるポリエステル系容器と相溶性を有するポリエステル系の樹脂基材と、ポリエステル系の樹脂基材の片面に配置されるポリエステル系粘着剤と、を有する粘着ラベルが開示されている。このように構成されたラベルによれば、ポリエステル系容器と同素材からなる樹脂基材および粘着剤を使用することにより、ポリエステル系容器からラベルを剥がすことなくリサイクルが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-10489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のとおり粘着ラベルを剥がすことなくリサイクルした場合、粘着ラベルがポリエステル系容器由来の樹脂に混入することとなる。得られた再生樹脂は、ペレット化され、他の製品にリサイクルされる。このため、再生樹脂は、粘着ラベルが混入しても外観変化が少ないことが望ましい。
【0008】
したがって、本発明は、粘着ラベルを剥離せずにポリエステル系容器をリサイクルして再生樹脂を製造する際に、得られる再生樹脂の外観変化が少ない粘着ラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る粘着ラベルは、ポリエステル系の樹脂基材と、粘着剤組成物から形成されてなるポリエステル系粘着剤層と、を有し、前記粘着剤組成物は、ガラス転移温度が-40℃以上であるポリエステル系粘着剤を含む、粘着ラベルである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の粘着ラベルによれば、粘着ラベルを剥離せずにポリエステル系容器をリサイクルしても、得られる再生樹脂の外観変化が少ない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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