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公開番号2025153057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055328
出願日2024-03-29
発明の名称粘着ラベル
出願人リンテック株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類C09J 7/40 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】ポリオレフィン系容器から装置を用いて粘着ラベルを物理的に剥がすことを要しない粘着ラベルを提供する。
【解決手段】脱離コート層と、ポリオレフィン系樹脂基材と、粘着剤層と、をこの順に有し、前記脱離コート層が、プロピレン系重合体および酸変性エチレン系共重合体を含む、粘着ラベル。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
脱離コート層と、ポリオレフィン系樹脂基材と、粘着剤層と、をこの順に有し、
前記脱離コート層が、プロピレン系重合体および酸変性エチレン系共重合体を含む、粘着ラベル。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記プロピレン系重合体および前記酸変性エチレン系共重合体の含有質量比が、プロピレン系重合体:酸変性エチレン系共重合体=30:70~70:30である、請求項1に記載の粘着ラベル。
【請求項3】
前記粘着剤層がポリオレフィン系粘着剤を含む、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項4】
さらにアルカリ非溶解コート層を、前記ポリオレフィン系樹脂基材と相対する前記脱離コート層上に有する、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項5】
前記酸変性エチレン系共重合体が、エチレン-アクリル酸(塩)共重合体の水性分散体である、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項6】
前記プロピレン系重合体が、酸変性されてなる重合体である、請求項1または2に記載の粘着ラベル。
【請求項7】
前記プロピレン系重合体が水性分散体である、請求項6に記載の粘着ラベル。
【請求項8】
ポリオレフィン系樹脂成形品の表面に貼付される粘着ラベルであって、ポリオレフィン系樹脂を基材とし、その片面にアルカリ水溶液によって前記基材より剥離可能である脱離コート層を設け、かつ反対面に粘着剤層を設けてなる、粘着ラベル。
【請求項9】
請求項1または8に記載の粘着ラベルが貼付されてなる、ポリオレフィン系樹脂成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着ラベルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリオレフィン系樹脂は、剛性や成形性に優れることから、多くの中空成形品に用いられている(例えば、特許文献1)。
【0003】
近年、環境汚染、石油資源の枯渇などの問題から、容器のリサイクル化が強く望まれている。容器のマテリアルリサイクル化においては、通常容器をフレーク状に破砕した後、加熱溶融して全体を均質化し、得られた再生樹脂を容器の素材として用いる。
【0004】
通常、容器には、その表面に様々な情報が記録された情報部を有する粘着ラベル(ラベルとも称する)が貼付されている。このようなラベル付容器をマテリアルリサイクル化する際に、ラベルの樹脂基材と容器を構成する樹脂とが相溶性を有しない場合には、ラベルを構成する樹脂基材が異物として作用し、再生樹脂の機械特性が低下するという問題が生じる。したがって、このような場合には、ポリオレフィン系容器に貼付されているラベルを装置を用いて物理的に剥離してから、フレーク状に破砕し、加熱溶融することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-179015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、容器から装置などを用いてラベルを物理的に剥離する操作は、極めて煩雑で手間がかかるとともにリサイクル処理費が高くなり、作業上も経済上も不利になるという問題が生じている。また、容器から装置などを用いてラベルを物理的に剥離する場合でも、粘着ラベル上に印刷された印刷部は、樹脂基材のリサイクルの際には不純物となるため、樹脂基材から印刷部を容易に剥離することができることでリサイクル性が向上するという利点がある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために発明されたものであり、ポリオレフィン系容器から粘着ラベルを物理的に剥がすことを要しない粘着ラベルを提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、リサイクル性の高い粘着ラベルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための本発明の一形態に係る粘着ラベルは、脱離コート層と、ポリオレフィン系樹脂基材と、粘着剤層と、をこの順に有し、前記脱離コート層が、プロピレン系重合体および酸変性エチレン系共重合体を含む、粘着ラベルである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の粘着ラベルによれば、アルカリ水溶液に浸漬することで、粘着ラベルから脱離コート層を剥離可能である。よって、樹脂基材から印刷部を容易に剥離することができる。また、本発明の粘着ラベルによれば、ポリオレフィン系樹脂成形品に貼付した際に粘着ラベルを剥離せずともリサイクル性が高い。さらに、本発明の粘着ラベルによれば、ポリオレフィン系樹脂基材(例えばポリプロピレン系樹脂基材)への密着性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る粘着ラベルを示す断面模式図である。
本発明の他の実施形態に係る粘着ラベルを示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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