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公開番号2025154358
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024057302
出願日2024-03-29
発明の名称粘着シート、フレキシブル部材積層体およびフレキシブルデバイス
出願人リンテック株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】フレキシブル部材の貼合等に用いた場合であっても、耐屈曲性および耐湿熱白化性を両立できる粘着剤を備える粘着シートを提供すること。
【解決手段】第1のフレキシブル部材と第2のフレキシブル部材とを貼合するための粘着剤を有する粘着シートであって、粘着剤が界面活性剤を含み、粘着剤のゲル分率が20%以上85%未満である粘着シートである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のフレキシブル部材と第2のフレキシブル部材とを貼合するための粘着剤を有する粘着シートであって、
前記粘着剤が界面活性剤を含み、
前記粘着剤のゲル分率が20%以上85%未満である粘着シート。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
-20℃における前記粘着剤の貯蔵弾性率が0.01MPa以上18MPa以下である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤が、アクリル系粘着剤である請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記アクリル系粘着剤が、(メタ)アクリル酸エステル重合体と架橋剤とを少なくとも含む架橋構造を有する請求項3に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記界面活性剤が、非イオン性界面活性剤およびアニオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1つである請求項1に記載の粘着シート。
【請求項6】
第1のフレキシブル部材と、第2のフレキシブル部材と、前記第1のフレキシブル部材と前記第2のフレキシブル部材とを互いに貼合する粘着剤と、を備えるフレキシブル部材積層体であって、
前記粘着剤が、請求項1から5のいずれかに記載の粘着シートが有する粘着剤であるフレキシブル部材積層体。
【請求項7】
請求項6に記載のフレキシブル部材積層体を備えるフレキシブルデバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着シート、フレキシブル部材積層体およびフレキシブルデバイスに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
液晶素子、発光ダイオード(LED)素子、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)素子等を有する表示体部材は、他の部材(たとえば、表示体部材を保護するための保護パネル等)と積層されて、電子機器等のデバイスの表示体(ディスプレイ)を構成する。このような表示体部材と他の部材との積層体は、一般的に、表示体部材と他の部材とを、粘着シートの粘着剤層を用いて貼合することにより形成される。
【0003】
近年、電子機器の表示体(ディスプレイ)として、屈曲可能なディスプレイ、いわゆるフレキシブルディスプレイが提案されている。フレキシブルディスプレイは、例えば、湾曲させて円柱状の柱に設置するような据え置き型ディスプレイ用として、あるいは、折り曲げたり丸めたりして持ち運べるモバイルディスプレイ用として、幅広い用途が期待されている。
【0004】
フレキシブルディスプレイの種類としては、例えば、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)ディスプレイ、電気泳動方式のディスプレイ(電子ペーパー)、基板としてプラスチックフィルムを用いた液晶ディスプレイ等が挙げられる。
【0005】
このようなフレキシブルディスプレイとしては、成形時に曲げ成形されて、屈曲した状態が維持されるディスプレイ、使用時に繰り返し屈曲されるディスプレイ等が例示される。
【0006】
特許文献1は、フレキシブルディスプレイを構成する一のフレキシブル部材と他のフレキシブル部材とを貼合するための粘着剤層を有する粘着シートを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-45213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
フレキシブル部材の屈曲に伴い、フレキシブル部材を貼合するための粘着剤層も屈曲(変形)する。そのため、当該粘着剤層が繰り返しの屈曲を受けた場合であっても、当該粘着剤層には、フレキシブル部材から剥離して浮き、剥がれ等が生じないこと(耐屈曲性)が求められる。
【0009】
特許文献1では、粘着剤層に耐屈曲性を付与するために、粘着剤層を構成する粘着剤の主剤として、ガラス転移温度(Tg)が低いモノマーを重合してなる重合体を用いている。
【0010】
一方、フレキシブルディスプレイのようなフレキシブルデバイスは、様々な外部環境で使用され、たとえば、高温および高湿度の環境で使用されることがある。このような高温高湿環境下では、粘着剤層に水分が浸入しやすくなり、浸入した水分に起因して、粘着剤層が白く変色する(白化)ことがある。粘着剤層の白化は、ガラス転移温度(Tg)が低いモノマーを重合してなる重合体を用いた場合に生じやすい傾向があった。
(【0011】以降は省略されています)

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