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公開番号2025150753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051805
出願日2024-03-27
発明の名称インクジェットインクおよび画像形成方法
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C09D 11/30 20140101AFI20251002BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】形成された画像の耐折割れ性、耐断裁剥離性、光沢均一性、表面硬化性および耐スクラッチ性をより高めることができる活性線硬化型のインクジェットインクを提供すること。
【解決手段】インクジェットインクは、重合開始剤と、多官能モノマーおよび単間モノマーを含む重合性化合物と、ゲル化剤と、を有する活性線硬化型のインクジェットインクである。重合開始剤は、分子量が360以上の重合開始剤を含む。多官能モノマーに対する単官能モノマーの含有量の比は、0より大きく0.29以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合開始剤と、多官能モノマーおよび単官能モノマーを含む重合性化合物と、ゲル化剤と、を有する活性線硬化型のインクジェットインクであって、
前記重合開始剤は、分子量が360以上の重合開始剤を含み、
前記多官能モノマーに対する前記単官能モノマーの含有量の比は、0より大きく0.29以下である、
インクジェットインク。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記分子量が360以上の重合開始剤は、アシルホスフィン構造を有するラジカル重合開始剤を含む、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記分子量が360以上の重合開始剤の含有量は、3.0質量%以上8.0質量%未満、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記重合性化合物は、フェノキシポリエチレングリコールアクリレートを含む、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記ゲル化剤の含有量は、1.0質量%以上6.0質量%未満である、請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載のインクジェットインクをインクジェットヘッドのノズルから射出して記録媒体に着弾させる工程と、
前記着弾した前記インクジェットインクに活性線を照射して、前記インクジェットインクを硬化させる工程と、
を含む、
画像形成方法。
【請求項7】
前記記録媒体に着弾させる工程の前または同時に、前記記録媒体の前記インクジェットインクが着弾する側の表面温度を20℃以上40℃以下に制御する工程をさらに含む、請求項6に記載の画像形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインクおよび画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法は、簡易かつ安価に画像を形成できることから、各種印刷分野で用いられている。インクジェットインクの一つとして、活性線を照射されることで重合および架橋して硬化する重合性化合物を含有するインク(以下、単に「活性線硬化型インク」ともいう。)が知られている(例えば、特許文献1参照)。活性線硬化型インクは、吸水性が低い記録媒体においても、高い密着性を有する画像を形成できることから、近年注目されつつある。
【0003】
特許文献1には、多官能(メタ)アクリレートと、分子量が340以上の重合開始剤と、を有する活性線硬化型インクジェットインク組成物(インクジェットインク)が記載されている。特許文献1に記載の活性線硬化型インクジェットインク組成物は、記録媒体に吐出された後、活性線を照射されることで、硬化膜となる。特許文献1に記載の活性線硬化型インクジェットインク組成物は、多官能(メタ)アクリレートを含むため、架橋構造が硬化膜形成時に形成されることで、マイグレーションが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-209518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の活性線硬化型インク組成物を用いた硬化膜は、架橋構造を有するため、硬くなり、耐折割れ性および耐断裁剥離性が低下することがある。特許文献1の活性線硬化型インク組成物などの活性線硬化型インクには、インクジェット記録方法が用いられる印刷分野に応じて、様々な特性が要求されることがある。例えば、活性線硬化型インクには、各種分野で望ましい画質の画像を形成するため、形成された画像の耐折割れ性および耐断裁剥離性の他に、光沢均一性、表面硬化性および耐スクラッチ性が要求される。
【0006】
本発明の目的は、形成された画像の耐折割れ性、耐断裁剥離性、光沢均一性、表面硬化性および耐スクラッチ性をより高めることができる活性線硬化型のインクジェットインク、ならびにこのような活性線硬化型インクジェットインクを用いた画像形成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一は、以下のインクジェットインクに関する。
[1]重合開始剤と、多官能モノマーおよび単官能モノマーを含む重合性化合物と、ゲル化剤と、を有する活性線硬化型のインクジェットインクであって、
前記重合開始剤は、分子量が360以上の重合開始剤を含み、
前記多官能モノマーに対する前記単官能モノマーの含有量の比は、0より大きく0.29以下である、
インクジェットインク。
[2]前記分子量が360以上の重合開始剤は、アシルホスフィン構造を有するラジカル重合開始剤を含む、[1]に記載のインクジェットインク。
[3]前記分子量が360以上の重合開始剤の含有量は、3.0質量%以上8.0質量%未満である、[1]または[2]に記載のインクジェットインク。
[4]前記重合性化合物は、フェノキシポリエチレングリコールアクリレート含む、[1]~[3]のいずれかに記載のインクジェットインク。
[5]前記ゲル化剤の含有量は、1.0質量%以上6.0質量%未満である、[1]~[4]のいずれかに記載のインクジェットインク。
【0008】
本発明の第二は、以下の画像形成方法に関する。
[6][1]~[5]のいずれかに記載のインクジェットインクをインクジェットヘッドのノズルから射出して記録媒体に着弾させる工程と、
前記記録媒体に着弾した前記インクジェットインクに活性線を照射して、前記インクジェットインクを硬化させる工程と、
を含む、画像形成方法。
[7]前記記録媒体に着弾させる工程の前または同時に、前記記録媒体の前記インクジェットインクが着弾する側の表面温度を20℃以上40℃以下に制御する工程をさらに含む、[6]に記載の画像形成方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、形成された画像の耐折割れ性、耐断裁剥離性、光沢均一性、表面硬化性および耐スクラッチ性をより高めることができる活性線硬化型インクジェットインク、ならびにこのような活性線硬化型インクジェットインクを用いた画像形成方法が提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.インクジェットインク
本実施の形態のインクジェットインクは、重合開始剤と、重合性化合物と、ゲル化剤とを含む活性線硬化型のインクジェットインクである。記録媒体に着弾したインクジェットインクに対して、活性線が照射されることにより、インクジェットインクが硬化して硬化膜となる。
(【0011】以降は省略されています)

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