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公開番号
2025147636
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047982
出願日
2024-03-25
発明の名称
フィルター用湿式不織布、それを用いたフィルター及びフィルターの製造方法
出願人
帝人フロンティア株式会社
代理人
個人
主分類
D21H
13/24 20060101AFI20250930BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】十分な強度を有しながら耐薬品性に優れるフィルター用不織布、それを用いたフィルターを提供すること。
【解決手段】合成繊維からなる湿式不織布であって、イソフタル酸および/またはスルホイソフタル酸塩を2~18mol%含有するポリエステル未延伸短繊維を含み、目付が30~400g/m
2
であるフィルター用湿式不織布。さらには、湿式不織布が延伸繊維を主体繊維とするものであることや、その延伸繊維がポリエステル延伸繊維であることが好ましい。また、本発明のフィルターは、上記のフィルター用湿式不織布と、その表面に存在する多孔膜からなるフィルターである。さらには、多孔膜がポリスルホン、ポリエーテルスルホンまたはポリフッ化ビニリデンのいずれかで構成されることや、さらにその表面に芳香族ポリアミド層を有することが好ましい。さらに多孔膜を形成する際に非プロトン性極性溶媒を用いるフィルターの製造方法を内包する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
合成繊維からなる湿式不織布であって、イソフタル酸および/またはスルホイソフタル酸塩を2~18mol%含有するポリエステル未延伸短繊維を含み、目付が30~400g/m
2
であることを特徴とするフィルター用湿式不織布。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
湿式不織布が、延伸繊維を主体繊維とするものである請求項1記載のフィルター用湿式不織布。
【請求項3】
延伸繊維がポリエステル延伸繊維である請求項2記載のフィルター用湿式不織布。
【請求項4】
湿式不織布の面粗さにおける最大山高さが0.05~100μmの範囲である請求項1記載のフィルター用湿式不織布。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項のフィルター用湿式不織布と、その表面に存在する多孔膜からなるフィルター。
【請求項6】
多孔膜がポリスルホン、ポリエーテルスルホンまたはポリフッ化ビニリデンのいずれかで構成される請求項5記載のフィルター。
【請求項7】
さらにその表面に芳香族ポリアミド層を有するフィルター。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項のフィルター用湿式不織布の表面に多孔膜を形成させるフィルターの製造方法。
【請求項9】
多孔膜を形成する際に非プロトン性極性溶媒を用いるフィルターの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルター用、特にはフィルター用の基材に適した不織布、その不織布を用いたフィルター、及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
フィルター用の不織布としては、不織布自体に主なフィルター効果を担わせるものに加えて、不織布自体は支持体として存在し、その支持体の表面に多孔膜等を形成し、分離機能は主に多孔膜が担い、不織布は主に強度を担保するものなどが存在する。
【0003】
例えば特許文献1では、ポリプロピレンを芯材としポリエチレンを鞘材とする複合繊維からなる不織布を熱処理した基材が用いられている。しかしこのものはアルカリ耐性等にこそ優れているものの、多孔膜を形成する際の各種薬品に対してはかえって劣るものであった。さらに耐熱性に劣り、加工時に扱いにくいという問題があった。また特許文献2では、スパンボンド不織布を用いて加熱した金属ロールにて熱圧着した不織布が提案されている。しかしスパンボンド不織布はその繊維径にバラツキがあり、どうしても存在する細い繊維が、不織布全体の耐薬品性を低下させるという問題があった。また金属ロール処理にて繊維が潰れやすく、高い空隙を保ちにくい、という問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-17842号公報
国際公開第2015/046215号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、十分な強度を有しながら耐薬品性に優れるフィルター用不織布、それを用いたフィルターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のフィルター用湿式不織布は、合成繊維からなる湿式不織布であって、イソフタル酸および/またはスルホイソフタル酸塩を2~18mol%含有するポリエステル未延伸短繊維を含み、目付が30~400g/m
2
であることを特徴とする。
【0007】
さらには、湿式不織布が延伸繊維を主体繊維とするものであることや、その延伸繊維がポリエステル延伸繊維であること、湿式不織布の面粗さにおける最大山高さが0.05~100μmの範囲であることが好ましい。
【0008】
また、もう一つの本発明のフィルターは、上記のいずれかのフィルター用湿式不織布と、その表面に存在する多孔膜からなるフィルターである。さらには、多孔膜がポリスルホン、ポリエーテルスルホンまたはポリフッ化ビニリデンのいずれかで構成されることや、さらにその表面に芳香族ポリアミド層を有することが好ましい。
【0009】
また本発明は、上記のいずれかのフィルター用湿式不織布の表面に多孔膜を形成させるフィルターの製造方法を内包し、さらに多孔膜を形成する際に非プロトン性極性溶媒を用いるフィルターの製造方法であることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、十分な強度を有しながら耐薬品性に優れるフィルター用不織布、それを用いたフィルター、及びその製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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